以前に使っていたのが、羽毛の安物の掛け布団。
安物はつくづくダメだなと思ったのは、とにかくホコリが立ちやすい。掃除機で掃除しようとすると自動的に空気清浄機がフル回転になること。よく見ると「PM2.5」なんて表示が出てる。「おいおい、そりゃマジか？」ってなものだ。
そもそもアレルギー持ちの僕は、以前からベッドに入る度に鼻水ズルズル、クシャミ連発。最近はどうもそのせいか清潔感が無いように思えてしまって丸洗いもやってみたけれど改善せず。ということで新調することにした。
事前に調べてみたのは、通常の綿素材。だけれども、ホコリの立ちやつすからするとこれは最初から除外。羽毛布団も高価なものは吸湿性も保温性も良いのだけれど、こちらも手入れの問題やどうしても清潔感が問題になりそうなのと、良いものはかなり高額なので除外。ネットで調べると材質によって様々な特徴が書いてあるけれど、よく読むと敷き布団にはこれ、枕にはこれ、防寒服にはこれと様々である。それに、サイトによって書いてあることも微妙に違っていたりして、どうも信憑性に懐疑的にもなる。
そもそもだ。出発点が「ホコリの除外」で「洗えるもの」という前提がある。掛け布団なので保温性はどちらかと言うと敷き布団担も担っているとも考え、ネットの情報は無視して、早々に最近の改良されたポリエステルや似た素材のものを探すことにした。値段としてもリーズナブルな製品が多いのは副次的なメリットだ。
で、保湿の点で考えると真っ先に候補に挙がるのは3Mの「シンサレート」。こちらは防寒具などにも使える素材で、保温性と保湿性に優れるらしい。ただ、保湿性って良く考えると布団の場合にはデメリットが多いように思う。冬は暖かいかも知れないが（羽毛の2倍とか3倍とか謳っている製品もある）夏は暑いじゃないか？という予想ができる。そうなるとウォッシャブルと言え、カビやダニの発生も若干の心配が残る。構造は今では色々なものがあるが、どうも3孔中空のマイクロファイバーのようだ。
もうひとつ候補に挙げたのは「帝人ウォシュロンECO」。こちらはとにかく「洗いへの耐性」が強い。こちらは1孔ポリエステルを寄ったものを使っているようだ。色々と評価を読んでいると、自分にはむしろこっちの方が合っていると感じた。むしろ、ダニとホコリの発生が少ないこと、洗濯耐久性があること、乾燥に時間が掛からないことが最も重要だ。
他にも似たような製品はたくさんあった。だが、あくまで今回は「掛け布団」なのである。防寒着を買うわけじゃない。その後にネットで色々と調べてみたが評判は上々。比較的値段が安いせいか、「絶賛の嵐」ってわけじゃないかったが、最近はネットはそうやって情報操作できるものでもあり「絶賛」は、むしろ「絶賛？？？」と思えることの方が多い。それに、単に素材だけを比較したものが多く、シンサレートやウォシュロンのように個別の技術を使った製品をそれぞれ比較した記事が見当たらない。
最初に「値段の安いものは・・」と書いたが、上記に書いた「帝人ウォシュロンECO」の製品、思ったよりもずっと安価。自分の要求とのマッチングも良く、さっそく買ってみた。
ちなみに、古い、掛け布団。処分しようと腕力には自信のある家人が丸めていたら、猫たちのウンチでも反応の弱かった、別の空気清浄機が全開になったそうだ。もちろんアレルギー持ちの僕は近よることすらできない。(^_^;)
最初の感想は、とにかく「軽い」。実は僕はエアコンの風がダメで、かといって暑いと寝られず、冬でも夏でも同じ掛け布団だ。タオルケットだと風をひいてしまう。どちらかと言うと重めの布団が好きなのだが、この「軽さ」、大丈夫？ってのが最初の感想。
布団の写真は別に普通の布団なので特の載せないが、充分な嵩高もあり、そして軽い。表面素材がシルキーなものを使ってあるのも好感が持てる・・が、すぐにカバーを付けてしまうのであまり意味が無い。(^_^;)
しかし、良く考えたら丸洗いできるんだから、そのまま使っても良いかも？とも思う。この辺はこれから色々と試してみよう。
とりあえずちょっと使ってみたけれど、明らかに空気清浄機の反応が無い。いや、こんなに違うのね・・というか、前が異常だったんだなと改めて感じた。それに、羽毛は個人的にどうしても不潔な感じがしてしまって、むしろポリエステルを工夫した、こういった製品の方が絶対的に安心感がある。ということで、暫く使ってみることにした。
とりあえず、2回ほど使ってみた感想は、以前の羽毛よりも軽いのはもちろんだが、温かいこと。ポリエステルなのに？ちなみに家人のものはダウンだ。ウチは家人に合わせてエアコンの温度を合わせてある・・とは言っても家人にも少し我慢してもらって家人は扇風機を併用しているのだが・・関係で、僕には寒い（26℃設定なんだけどね）。使ってみた第一印象は「割と良いじゃんこれ。」であった。もちろん、冬場に使ってみてから評価は決まるのだろうけどね。
