南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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最初は「固過ぎ?」と思ったが・・(高反発ウレタンマットレス)

今まで使っていたボンネルコイル型のマットレスが10年選手、固過ぎてしばらくしてから低反発ウレタン、約10cm厚のものを購入した。割と有名な製品である。こちらは柔らかく身体のラインに沿って沈んでくれるので、寝入りの際には気持ち良い。ということで、こちらも10年以上使っていた。

が、病気で寝ている時間が長くなると、腰や背中が痛くなる。こちらは病気なのか他の要因なのか分からないでもいたのだが、友人に「高反発ウレタンマットレスを試したら?」とマニフレックスを紹介された。寝具は長時間使うものだし、健康にも大きく関与しそう。だけれども、試さないで買うのもちょっと不安・・と言うことで、家人と寝具店に行って試してみた。

柔らかくてフッカフカでパッと横になって気持ち良いのはコイルスプリングのもの。ただ、様々な寝具選びのサイトを見ると、柔らかいのは最初は気持ちが良いが、寝返りがうてず、腰や肩への負担が大きいらしい。実際に試してみると、僕はともかく体重のある家人だと腰の部分が大きく沈んでよろしくないらしい。なにしろ寝返りがうてない。寝返りと言えば、マットレスをオーダーできる店で、部位によって固さが異なるマットレスが良い感じだったが、いかんせん高額。で、マットレスと低反発ウレタンの間にコルクボード仕込んでテストしてみたところ、固過ぎるのは確かだが、明らかに寝返りはうちやすい。家人はその方が良いと言っていたのを思い出す。ただ、コルクボードは湿気に弱いのですぐに取り外してしまったが。

さて、それではと友人オススメのマニフレックスを試してみた。いくつかの種類のものがあるらしいのだが、店頭にあったものは思ったよりもズッと柔らかい。「高反発ウレタン」という感じがしない。他にも何種類か試してみたが、結果、AEONのブランドである「TOP VALU」シリーズの「高反発タイプベッドマットレス デラックス」が良い感じだったのでそれを購入。店頭にあるものでは一番固く、厚さは22cmだ。

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ちなみに、配送はロール状で送られてきて、ちょっとビックリした。高反発なのに、こんな風に丸くなるのか・・ってね。

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表面はサラッとした素材で、表面は写真の通り菱形の形状になっている。ウレタンの固さは何層かに分かれていて、表面は柔らかく、指で押しても2cm沈み込む。なので、最初に横になった時の感覚が優しい。しかし、そこからがグッと硬くなっているが、実際に体重をかけてみるとそれなりに沈む。何種類かの高反発の固さを確かめ、家人と話し合って「これが良い」と結論付けた。

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これを約一ヶ月ほど試してみた。感じたところは以下かな。

  • やはり寝返りがうちやすくて疲れにくい
  • 最初は「固過ぎ?」と思ったが、実際に寝てみると丁度良い
  • 蒸れるかと思ったが、中の芯材に工夫があるのか、蒸れない
  • マットの上で立ち上がりやすい
  • ダブルサイズの場合、寝返りや立ち上がりの振動が広がりにくく、隣で寝ている人を起こさない

新しい発見は最後のもので、マットの上での寝返りだけでなく、身体を起こしたりするのにも楽。それがダブルベッドを二人で使っていても、片方に振動が伝わりにくく、以前のものでは、相手の寝返りの度にこちらが目を覚ましていたんだと実感した。

表面が薄めに柔らかいところも、最初に横になった際の「固い!」と言う感覚が思った以上に少ない。それでいて沈み込み過ぎてはいないので、ベッドの上でゴロゴロしやすい。以前にはあまり意識しことが無かったが、比べてみるとかなり違う。以前のものは、腰を浮かしながら肩を支点にして寝返りをうつような感じだと言うことが改めて実感した。これが背中の「張り」になるのかも知れない。

ということで、ここのところ良い感じで寝られている。腰の痛みも軽減された。後は一年の季節の変動や、耐久性などが問題になるのかな?と思うが、それはこれからかな。「今更ウレタンってのもなぁ・・」という気持ちでいたのだが、店頭で色々と試してみて考えが変わった商品であった。マットレスの種類や選択方法、メリット、デメリットなどは、多くのサイトで紹介されているので、それを参考にしてみると良いだろう。だが、やっぱり一番良いのは、店頭で「寝転がってみる」に限る。一生のうちの多くは睡眠時間で・・というのはよく言われることだが、僕も同感だ。是非、色々と試して、自分に合ったマットレスを見付けると、より良い毎日を過ごすことができるだろう。大袈裟じゃなくてね。