南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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なぜ今更「Kindle Paperwhite」なのか?

先日、「Kindle Paperwhite」を購入したので紹介しよう。

実を言うと、僕は初代のKindle Paperwhiteを購入している。日本での発売は2012年。電子書籍がこれからの書籍のスタイルだともてはやされた時期だったと思う。ただ、その後にiPad mini Retinaを購入、これにはKindleアプリがあり、これで全てがまかなえると思いPaperwhiteは実家の母親に譲ったという経緯がある。

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ではなぜ今更Kindle Paperwhiteなのか?これにはいくつか理由がある。

液晶はやっぱり目に優しくない

iPad mini Retinaは非常に高速で、Paperwhiteのように動作にもたつくところがない。しかも、読書以外にも様々なことができる。当時はiPhone5?だったかな?を持っていて、iPhoneとiPad miniの2台持ちをしていた。それまではiPad miniの代わりにMacBook Airを持ち歩いていたのだが、やっぱりそこそこ重い。それでモバイルキーボードとiPad miniのセットで持ち歩くことにしたのだった。
しかし、高速でスムーズに動作するiPad miniだが、寝る前の読書には目の刺激が強い。しかも、タブレットとしてはとても軽量でもあるのだが、それでもゴロゴロとベッドで寝転びながらだとやっぱり少し重いと感じる場面がある。もちろん、読書からWebやその他のツールへの移動がスムーズなのはとてもメリットがあるのだが、読書をしている時間は他の作業を割り込ませることはしないことに気が付いていた。
しかも、iPad miniの輝度はかなり下げて使っていたのだが、それでも目への刺激は強く、長時間の読書だと目が疲れるのが分かる。まずはこれが再度Paperwhiteを購入に至らせたもっとも大きな要素だろう。Paperwhiteは現在のもので第三世代。夜の読書を考えれば内蔵ライト(フロントライト)は欠かせないし、実際に使ってみると昼間だと紙の読書感にかなり近いことが分かる。ライトが点灯していると言うことをあまり感じさせないし、e-inkと300ppiと解像度を上げられたディスプレイが普通の紙の書籍よりも見やすさを向上させているとさえ感じた。

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軽量なのである

上記でも触れたように、Paperwhiteは軽量だ。カタログ値で205g。大きめのスマホと同等の重さであって、片手で軽々と持つことができる。ただ、本体だけだと微妙に持ちにくい。どうしても角を支えるように持つしかなく、これは本体が不安定になるし指に余計な力が掛かる。かといって、せっかくの軽量さをスポイルするようなケースは論外。バンカーリングも考えたが、これだと置いて読む時に不安定になるのと、寝転がって読む時には右手であることも左手であることもある。そう考え、結局、以前使っていたこのホルダーを使うことにした。

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これなら中央に貼り付けても左右の手でホールドできる。中央に近いところに貼り付けておけば、置いた時にも水平が保たれて読みやすい。まあ僕の場合は、実際に置いて読むことはほとんどないのだが。
軽量であることを生かすことを考えて、これも上記に書いたように余計なケースは避け、かといって裸のままバッグにしまい込むのも画面の保護という点で少々不安がある。ということで、ケースはこれにした。これなら軽く、フェルト生地が柔らかな感じで個人的にはオシャレな感じだ。しかも安い!(^_^;) 持ちやすいようにストラップがあると良いかな・・とも思うが、そこはこれから考えよう。こういう工夫は好きだし。

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バッテリーがもつ

正直に言うと、ここはあまり重要と思っていない。そもそも昨今は毎日充電する機器が多く、モバイルバッテリーも常時携帯している。こちらはiPhoneSEとFiio X5 2nd、そしてiQOSの充電のために持ち歩いている。AppleWatch用にケーブルを買おうかとも思ったのだが、思った以上にAppleWatchのバッテリーがもつので今のところは考えていない。実際にモバイルバッテリーが必要になる場面は週に一度くらいというのもある。それもiPhoneSEだけだ。
ただ、それでも普通に1〜2時間使っても一週間以上の使用に耐える省電力は歓迎すべきだ。カタログ値では一日30分の読書で約1ヶ月とある。気が付いた時に充電すれば良いし、ベッドサイドに用意してある複数機器に対応した充電器とケーブルのセット(主にiPhoneで使用しているが)に差し込むだけ。これが毎日だと考えればやっぱり充電忘れの不安はあるだろう。そういう意味でもPaperwhiteが読書専用機として優れている一旦であることを感じさせる。

サクサク動作

第一世代のPaperwhiteは遅かった。もう、イラつくほどに。そもそも、スマホやタブレットの動作に慣れていると、画面丸ごとを書き換えるPaperwhite・・というか、e-inkの動作には一種の「慣れ」が必要だ。ページをスクロールさせることに慣れていると、戸惑うだろうし、実際、僕自身も最初は戸惑った。第一世代は更に動作が緩慢なために、ページが移動したのかどうか一瞬では分からない。これがかなりのストレスだった。
しかしこの第三世代はかなり高速だ。
例によってスクロールの概念が無く、ページ丸ごとの書き換えは同様だが、次ぎのページへの遷移は実にスムーズだ。これは読書を寸断されることがないという意味で大きな進化だと感じる。

マンガだとちょっと小さいかなぁ・・

軽量で邪魔にならない大きさは歓迎すべきだが、ディスプレイサイズが小さいこともあり、マンガの吹き出しの文字はかなり小さい。解像度が300ppiになり、細かい部分の「潰れ」も解消されているのだが。もちろん僕の年齢だと老眼はそれなりに進んでいるわけだが、それを差し引いても文字の小ささは大袈裟な表現ではないと思う。そういう点においてはiPad miniは正にジャストサイズだったと思う。もちろん文脈から理解できない単語や言い回しは皆無であるのだけれど、それでもマンガなりの表現として、より小さく書かれたような文字は判読できない。もう少しディスプレイズが大きければ・・と思うことがある。この辺、若い方であればどうなのだろうか?たまにスマホでも極小文字で使っている人も見掛けることを考えると、それはそれで充分な大きさなのかも知れない。

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また、マンガならではの見開きのページの場合、設定で見開き状態で見ることはできても、そうなるとますます文字は判読できない。まあこれはiPad miniでも同様で、見開きに関しては無印の(今は無印とは言わないのだろうが)iPadが必要になる。
だがこのサイズは小説を読むことに関して言えば、もう少し小さくしても良いんじゃないかと思えるサイズだ。なかなか巧く考えられているのか、それとも妥協の産物であるのかは判断が難しいが、少なくともこのサイズであれば自炊したPDFファイルでも充分読むことができる。
そうそう、先日、やっと自炊用にスキャナを買った記事を書いたけれど、このPaperwhiteでもちょうど良いサイズで読むことができる。 

blog.rei1963.net

もちろんリフローはできないのでもう少し字を大きくしたければ、自炊したファイルの余白部分をカットする必要があるだろう。こちらもWindowsなのかMacなのかで様々なツールがあると思うが、僕はMacなので簡単に紹介すると最初からインストールされているプレビュー・アプリでも余白を切り取ることができる。自炊本を読む方は、是非試してみて欲しい。

総じて

あぁ、やっぱりiPad miniだと無理していたんだなぁ・・と実感できるのは確かだ。価格と、自分自身の読書量を考えた場合、どうして今まで我慢していたんだろう?と思うことしきり。もちろんそれには理由があって、これを買うのなら新型のiPad mini4を買う方が良いのではないか?という迷いと、第一世代の緩慢な動作を覚えていたからである。実際に手にしてみると、速度はかなり上がり、300ppiになって解像度も上がったことでかなり快適になった。なにより、やはり本を読むのには液晶ディスプレイよりも、e-inkを採用したこの機種の方が遙かに快適に読めることに改めて気が付いた。
もちろん、たまにこの状態のままRSSリーダーが使えたら・・、Twitterが読めたら・・と考えないわけではないが、何もかもやらせることは、結局、なにかを諦めなければならないという単純なことにやっと気が付いた・・そんなKindle Paperwhiteとの再開であった。