南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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iPad mini Retina 〜遅くなっちゃいました〜

今回のiPad mini Retinaの発表の唐突さと言ったらなかった。今までこんなに突然発売が開始されたことは無いだろう。で、前からminiのRetina待ちだった僕は速やかに購入手続きをしたのであった。

相変わらずApple製品は美しい・・と言う書き出しにそろそろ飽きてきたところ。だってどの製品も美しいんだもの。

今更iPad miniについての解説はいらないと思う。今回のRetina登場で何が違うのか?と言うことだろう。主な違いは様々なサイトにあるけれど大雑把に言えば以下のような感じ。
・ディスプレイ解像度が上がった
・厚さが少し増えた
・少し重くなった
・CPUが速くなった

僕自身は旧miniはディスプレイがRetinaで無い時点で見送っており、これが初miniである。なので重さとか厚さとか速さの違いとかは今ひとつピンと来ない。それでもこのRetina化はハッキリと違いを実感できるポイントだろう。
僕個人のminiの使い方としては主に下記である。
・電子書籍の購読
・Web閲覧(RSSリーダーも含む)
・メールの送受信
・仕事の資料作り

これだけ見てもディスプレイ解像度が上がったことは素直に喜ぶ要素だろう。特にWeb閲覧の快適さは旧miniでは味わえないだろう。僕は老眼があって細かい文字を読むことは厳しいのだが、それでもこのディスプレイは快適なWeb閲覧、読書体験を約束してくれる。

まずは外観から書いていこう。

サイズはカタログによると、200m×134.7m×7.5mの大きさに重さが331g(Wi-Fi版)。
この筐体の大きさ/重さは小さいバッグにもスッキリと入れることができ、本体の300gちょっとと言う重さは持ち歩きには絶大のメリットをもたらす。僕はこのiPad miniにBluetoothキーボードを付けて持ち歩いているが、それでトータルで530gほど。MacBook Airとの重量差は約600gだ。「600gなんて誤差じゃ?」と思うかも知れない。でも、それが毎日の通勤時間1時間を過ごすとなると無視できない重さになる。簡単に考えたら500ccのペットボトル1本分なのだから。小さいバッグで持ち出したらこれは結構な違いだろう。

画面サイズは7.9インチ(対角で20cmほど)。iPad miniで何をさせるかにより購入の判断が分かれるポイントだと思う。縦向きでWebをするには少々小さい。Retinaディスプレイのおかげで小さい字もシッカリと読み取れるが、これを「快適」だと言う人は相対的に少ないだろうと思う。ただそれも、横にすれば十分実用になる。もちろんスクロールは必要だけれど、いまどき延々とスクロールするような不細工なページを作るサイトは少ないと思う。

このサイズは電子書籍端末として使う時には最適なサイズだと感じる。文庫本よりも少し大きく、新書やA5サイズの雑誌よりも少し小さい。僕のような老眼を持つオジサンだと文庫本の字は少々小さいが、これだとちょうどいい大きさで読むことができる。それでも小さければ直感的なUIで拡大もできるのがこういった端末の良いところだ。
もちろん、メールやTwitterなどのSNSには何の問題もない。それでいて持ち運びのメリットは大きく享受できるわけで、僕の使い方では本当に良いサイズだと思う。

重量に目を移してみよう。331gは多くの文庫本よりは重い。300ページくらいの文庫本なら300gもしない。ただ、重くて持てないほどでは当然無いし、長時間でなければ十分持っていられる。ベッドで寝転びながらの読書もこれなら十分可能だろう。それよりも、この一台で本を大量に持ち歩ける。これは電子化された見え易いメリットだ。もちろん、iPhoneの112gはもっと軽量なわけで、それは目的によって使い分けるべきだろう。

うーん、長くなっちゃった。もう少しだけ。

今回の新型iPad miniの最も大きく変わった点はReitinaディスプレイの採用だと思う。例えばこことかでイマイチと評価されているが・・

新旧モデルの横並び比較も:「iPad Air」は「iPad mini Retina」より高画質は本当か?――測色器で徹底チェック (1/3) - ITmedia PC USER http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1311/28/news060.html

実際に写真や動画でチェックしてみれば良いと思う。僕的にはこれで十分だと判断したが、写真や動画を仕事としている人には物足りないのかも知れない。そこはこういったサイトの数値を鵜呑みにするのではなく、是非一度現物を見て欲しい。
ちなみに新たに加わった利用方法としては、FlashAirのSDカードを使い、OLYMPUS Pen Liteでの撮影画像確認が簡単にできることだ。この使い方だとiPad miniの大きさ/軽さとRetinaの美しさはとても利便性が高い。デジカメのメリットとして、たくさん写真を撮り、家に戻ってきてから取捨選択できると言うことは確かにある。それでも、現地で写り具合を確認したいことは多々あるだろう。そういう場面に威力を発揮する。
僕と同じような使い方をしている人はきっといるはず。だって、そのくらい便利なのだから。

とりあえず2ヶ月ほど使ってみたので、いったんここで記事をアップロードする。また近いウチに細かい使い勝手なども紹介しよう。ではまた。