南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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ほぼ使うことはないと思うけれど、イザという時に頼りになる「SOS」機能(AppleWatch)

AppleWatchでSuica定期を使い始めてから快適で快適で。片手がいつも空いているって言うのはこんなに気分的に楽だったのか・・と今更気付く。駅の混雑でも不安がグッと減って良い感じだ。自販機やコンビニでの買い物も超便利。いちいち財布を出さなく良いのはとても楽だ。

もちろんAppleWatchには他にも色々と便利な機能がある。特にAppleのエコシステム(まあ、囲い込みとも言うが)は作業の導線を非常によく考えているなと思う。Macのロック解除にしても、通知の方法にしても、様々な場面でそれを感じることがある。

 

今日紹介したいのは、その中でも「緊急通報機能」だ。SOS機能と言っても良いだろう。実は、昨日「コネクティッド」という映画を観た。これはまだそれほど有名では無かった頃のクリス・エヴァンスが出ている「セルラー」の香港リメイク作品だ。単なる劣化リメイクでもなく、細かいところのシチュエーションを変えていてなかなか面白かった。

・・いきなり話題が外れたのだが、この時にAppleWatchのサイドボタンを押した時に出てくる「SOS」というボタンを思い出したのだ。はて?これはなんだろう?と。調べてみると、「緊急通報機能」らしい。(ちなみに、僕は親指でデジタルクラウンを押すのが便利な感じがしたので、下記のような設定になっている)

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support.apple.com

使い方は下記の通り。

  • サイドボタンを長押し(上の画像)
  • SOSをスライドするとデフォルトで登録されている「警察」「海上保安庁」「火事、救急車、救助」の選択肢が出るので、該当するものを押す
  • サイドボタンを更に押し続けるとカウントダウン(試してみたが、3から始まる)がはじまり、警告音が鳴る
  • カウントダウンが終わると自動的に緊急通報用電話番号にかかる
  • 更にキャンセルしないと、緊急連絡先にAppleWatchの現在地を知らせるメッセージが送信される
  • 場所が変わるとその都度、最新の位置情報が送信される
  • 約10分後にAppleWatchに届く通知で「共有を停止」を選択すると止まる
  • そのまま続けると24時間、4時間ごとに停止するかどうかを確認する

いやぁ、ちょっとビックリ。ここまでやるのか!?って感じだ。ちなみに上記にある押しっぱなしの「緊急通報用電話番号」というのは、選択の一番下の「119」のようだ。

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更にこれに更に3件の連絡先を選択できる。これはiPhoneのWatchアプリから設定する。

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この「緊急連絡先を追加」をタッチすると、連絡先の一覧が出る。そこから選択すればOKだ。個人的に緊急時に連絡を取りたい人や施設などがある場合はここから登録する。

 

例えばだ。交通事故に遭ったりして、身体の自由が利かないような場合。もしかしたら意識朦朧とした中でAppleWatchのボタンくらいは押せるかも知れない。または、考えたくは無いが誘拐されてしまった時に、犯人に隠れてボタンを長押しするくらいはできるかも知れない。病気などで突然な容態の急変時にも使えるかも知れない。これは人によって様々なシチュエーションがあるだろう。

ただ、これにはAppleのサイトにもあるように、必須な環境条件がある。そう、「通信できる環境が必要」なのである。基本はiPhone、Wi-Fi(802.11b/g/n 2.4GHz)を設定してあれば接続できるアクセスポイントから通信ができる。もしAppleWatchにSIMが挿せればこの問題も解決するのだろうが、そうするとバッテリーのもちの問題が出てくるだろう。現状、この部分は仕方がないのかも知れない。

support.apple.com

そうそう、脱線するが、watchOS3からバッテリーのもちが凄く良いらしい。事実、僕も朝から使っていて、夜寝る前に外すまでの間でまだ70%前後残っている。これだけもてば充分だろう。意外に、これが一番嬉しいアップデートかも知れない。

 

まだまだ他にもちゃんと分かっていない機能がある。こういうガジェットは本当に面白いし、AppleWatchは本当に便利だと思う。他にも似たような製品はたくさんあるのは分かっているが、この円滑なエコシステムと、ユーザーの導線を考え抜いたシステムは見事だと思う。最初は「ちょっと高い(価格)からなぁ・・」と躊躇していたのがバカらしくなる。良い買い物をしたと思う。

他にも発見があったらまた書いてみようと思う。ではまた。