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南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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テンポが大切な映画(お勧めアクション映画7選)

映画

先日、お勧めSF映画のエントリーを書いた時に思ったけれど、映画のジャンル分けってちょっと難しいなぁ・・と。その時にも書いたけど「SFアクション」とか「SFファンタジー」と書いたけど、他にも「ミュージカルコメディ」とか「アクションコメディ」とかもあるし。まあ、その辺はちょっと曖昧だけどご勘弁を。

今日は自分の中では「アクション」に位置付けられるものを紹介してみよう。個人的に凄く迷ったのが「グラディエーター」。歴史物だけれど、アクションって言っても良いんじゃ無いか?と思ったんだけど、やっぱりなんか違う気がして。まあ、それはいつか別の機会に。

ボーン・シリーズ(レガシーは除く)

やっぱり何と言っても一番好きなのはこれ。シリーズを通して楽しめる映画だと思う。ただ、「レガシー」だけは別の映画としたい。むしろスピンアウト的な映画だろう。

漁船によって海上で発見される青年。彼には記憶が失われていた。だが彼の背中には2つの弾痕と、皮膚に埋め込んだマイクロカプセルが発見される。マイクロカプセルが示すスイス銀行の貸金庫には、複数のパスポート、大量の札束、拳銃が入っていた。そして彼は、自身も分からないままに追っ手の来襲を受け、気が付かないうちの超人的な戦闘力、知力を発揮する。果たして彼の正体とは。

最初の「ボーン・アイデンティティ」の冒頭の部分でもあるが、全編を通して彼が彼自身の謎を探るという物語だ。そして彼は情報を集め、戦い、そして記憶を少しずつ取り戻すことによって自身の存在と組織のプロジェクトを知ることになる。

この映画の面白いところは、とにかく休む間もなくテンポ良くアクションが続くこと、そして、彼の秘められたる「チカラ」の凄さである。アクションそのものも格闘あり、カーチェイスあり、ガンファイトあり。そしてその記憶を失った頭脳が要所要所でチカラを発揮する。それがとても小気味よく、切れ味が良いのである。こちらももう何回見返して面白いし、新しい発見がある。個人的には1番のお勧めアクションである。

96時間・シリーズ

 次ぎはこれ、「96時間・シリーズ」。

元CIA工作員のブライアンは今は引退し、離婚した妻レノーアと17歳の娘キムと会うことが唯一の楽しみだった。ある日、キムは友人のアマンダと共に2人でU2のコンサートの追っかけをするためパリに行く。そして彼女は誘拐されてしまう。誘拐のその時、電話でキムと話していたブライアンは、誘拐犯の特徴をキムに叫ばせ、そして誘拐犯とたった一言「Good Luck」と話す。ブライアンは工作員時代の仲間と、そして自らの超人的な能力で娘の奪還に向かう。猶予は96時間。彼に娘が救えるのか?

このシリーズは、タイムリミットがたったの96時間しかない状況下(2,3作目は時間制約は96時間じゃない)でリーアム・ニーソン演じるブライアンが、娘を助け出すために様々な能力を見せつけるところが面白い。このシリーズ第1作が作られた時点で彼は60歳だ。とても60歳とは思えないアクション(全てではないが、多くは自分でやっていると特典映像で言っている)、そしてボーン・シリーズに共通するスパイとしての超人的な能力がここでも発揮される。

この作品もシリーズ全部にハズレが無いと思うが、圧巻なのは3作目「96時間・レクイエム」のクライマックス。ブライアンが運転するポルシェが激走し、離陸直前のセスナ機に突進するシーンは圧巻だ。まさに「手に汗を握る」。

リーアム・ニーソンと言えば「シンドラーのリスト」「STARWARS」を始め、多くの作品に出ているが、個人的には、これか、この後に紹介する「フライト・ゲーム」がお勧めだ。また、アクションではないが「サード・パーソン」も好きな映画である。

フライト・ゲーム

 テイストとしては「96時間」と似通っているが、こちらは航空機という密室でのスリリングな展開が面白い。

航空保安官のビル・マークスは、過去の問題で心が荒み、アル中気味になっている。仕事としていつものようにニューヨークからロンドン行きの航空機に乗ったビルの携帯に、差出人不明のショートメッセージが届く。「指定口座に1億5千万ドルを送金しろ。実行できなければ20分ごとに機内の乗客を一人ずつ殺す」と威される。密室で起こり続ける殺人事件。そして嫌疑は彼に向けられていく。犯人は誰だ?

航空機という狭い中で、その手口も分からず殺人が行われる。どちらかと言うとサスペンスなんだけれど、個人的にはアクションの延長としてみたい。面白いのは、ショートメッセージで届く内容が、映画のストーリーに溶け込むように画面に配置されていること、人数も範囲も狭い中でどうして殺人者が分からないのか?見ている間、その謎に釘付けにされる。

また、共演のジュリアン・ムーアがとても良い味を出している。彼女はどの映画でも巧いけれど、明るい美女という感じではないので(失礼)、映画を選ぶ傾向があると思う。この映画では彼女の雰囲気も、そして演技の巧さも実に際立っている。

短い映画だが、ハラハラドキドキがずっと続く。実にスリリングな映画だ。 

ホット・ファズ

 再度書くが「サイモン・ペッグの出演作にハズレ無し」である。個人的に。

ロンドン警察のエリート、サイモン・ペッグ演じるニコラス・エンジェルは、あまりにその成績の良さに同僚や幹部に疎まれ、田舎のサンフォードに左遷させられる。イギリス1犯罪の少ない街、サンフォードが、実は裏で様々な組織的な隠蔽をしていた・・。

これだけ読むとサスペンスっぽい。でもサイモン・ペッグが出る以上、コメディがメインなのである。僕がアクションに位置付けたのは、多くの同じタイミングのシーンを重ねる手法、バーチャンやジーチャンも加わったド派手なガンアクションがあるからだ。

サイモンはいつもの役柄と違って、終始クール。いつも共演している仲良しのニック・フロストはいつも通りなんだけど、サイモンはクールなんだけど面白い。こういう役ができる人って他にそうたくさんはいないだろう。「スター・トレック・シリーズ」や「ミッション:インポッシブル・シリーズ」も、彼が出てからそれがとても良いスパイスになっていると思う。

物語のテンポも良く、最後まで飽きさせないのも魅力だが、面白いのが出演陣。007を演じたティモシー・ダルトンが割とメインの役どころで、しかも悪役で出ていたり、ケイト・ブランシェットやピーター・ジャクソンとか。なんとなく「Ted」を思い出す。「Ted」でも、サム・J・ジョーンズやノラ・ジョーンズが本人役でとんでもないことをするし、「Ted2」でもリーアム・ニーソンが「え?え?なんで?」みたいなところで出てくるが、あれを思い出す。

あまり話題になってない映画だし、微妙にB級っぽさもあるが、実に面白い。これは他にも同様の制作陣でいくつか作られている映画もあって、そちらもお勧めだ。最近のイギリス映画は面白い。 

RED・シリーズ

元CIAエージェントのフランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)はノンビリと年金暮らし。そんなフランクの家に、突然、武装集団が襲ってくる。それをアッサリと片付け、敵の正体を暴くと同時に叩き潰すため、昔の同僚は、敵だった元KGB、元CIAのメンバーと立ち向かう。

いやー、なんかブルース・ウィリスが出ると何でも「ダイ・ハード」になっちゃう感じがして惜しい気分も若干する。そう言えば「LOOPER」もエンディングが秀逸だし、とにかく子役の子が超ド級の凄さで驚いた映画だったけれど、あれもやっぱり微妙に「ダイ・ハード」のニオイがするというか。まあ、人気シリーズに出てしまうとそれはある程度仕方がないけれど。

個人的に好きなのは、「元」諜報員のジーチャン、バーチャンたちが凄腕で、ど派手。それともう一つ、この後の「REDリターンズ」でも似たようなシーンがあるけれど、ちょっと凄いシーンがある。敵に追われている最中、スピンした車から普通に降り立つように車を降りて敵を殲滅するブルース・ウィリス。このシーンがカッコイイ!

映画的に評価はあまり高くないし、確かにストーリー的には特別に値するようなものは無いけれど、このソフトとハードを巧く織り交ぜているところが面白いと思う。個人的に超絶イカレたオッサンのジョン・マルコビッチ、対局にステキな紳士のブライアン・コックス(実はこの人のファンなのである)が印象的でした。

ポセイドン・アドベンチャー

 なんとなくちょっと前にもエントリー書いた気がする・・が、まあ、良いか。(^_^;)

豪華客船のポセイドン号でのイヴの夜。海中で発生した地震による大津波により、ポセイドン号は転覆する。アッという間に数百名の命を奪い、僅かに生き残った人たちが船から決死の脱出に挑む。

 この映画、2014年にやっとBlu-rayになって狂喜乱舞・・って程じゃないが即、買った。制作は1972年。僕がまだ小学生の頃だ。この作品は「タワーリング・インフェルノ」と比較されることが多いパニック映画だが、僕はこちらの方が好きだ。これを「アクション」って良いのかやっぱり悩むけれど、とりあえずこっちに入れてみた。

この物語は、スピンアウトも含めていくつかのリメイクが存在するが、どれもこの作品には敵わない。当時はまだVFXなんてなくて、演技陣も体当たりの演技だったことは容易に想像できる。この映画の素晴らしいところは、生き残った個々のキャラクターの個性が際立っているところだと思う。やさぐれ神父にジーン・ハックマン、元コールガールを妻に持つ荒くれ刑事にアーネスト・ボーグナインとアクの強い俳優を揃え、更に個人的には老いた誠実なる夫婦のシェリーウィンタースとジャック・アルバートソンが実に良い味を出している。もちろん、他の出演者たちもだ。

今でも色褪せない、素晴らしい映画だと思う。

コードネーム U.N.C.L.E.

これは、つい先日エントリーを書いたので、リンクだけご紹介。

blog.rei1963.net

おわりに

「ミッション:インポッシブル・シリーズ」が無いじゃねーかよ!とか「007シリーズはどうなってんだ!」と思う方もいることだろう。他にも「ダイ・ハード・シリーズ」「リーサル・ウェポン・シリーズ」とかも。「MAD MAX」も入れて無い。ただ、個人的に最初から最後まで映画としての面白さを維持した上でテンポ良く観られている映画を選択したつもり。今挙げた映画は好きで、今でもたまに観ているし、あくまで個人的なお勧めということで。