南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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映画「キングスマン」を早速観てきた

いくつかの映画で「キングスマン」の予告編があって、面白そうだなと感じたので早速観てきた。うーん、結果的には60点くらいの出来かなという感じ。思ったよりもコメディ色が強かったこと、メインストーリーとしてのネタが今一つだったこと、後は監督が同じということでテイストが「キックアス」まんま。逆に言えば「キックアス」が好きな人はこの映画も好きなんじゃないかと思うけれど。

 

 

どこの国にも所属しない秘密諜報組織「キングスマン」。それに新たに採用された青年を主軸にした物語である。その過程として父親が元々その組織にいて若くして作戦中に死亡。それを育て上げた師匠を絡ませて細かく書いているのが今回で、これは続編のことも考えられているのかなとも思える。

メインストーリーとしては地球救済のために増えすぎた人間達を、自ら殺し合わせる陰謀を企てる悪役に立ち向かうエージェントって流れ。

凄く良い!と思ったのは「英国王のスピーチ」に出演していたコリン・ファースのキレッキレのアクションだと思う。ただ銃でドンパチやるだけじゃなくて、予告編にもある傘型の武器や、体術、ナイフなどを使ったアクションも本当にキレが良い。これだけ観ているだけで十分楽しめると思う。途中にスローを入れる手法、アクションの流れも全体的に「キックアス」を思わせるのは先入観だけでは無いと思う。

しかもコリン・ファース演じるエージェント?は今までのどのスパイともちょっと違っていて、いかにも落ち着いた英国紳士然としているのが良い。闘う時との乖離が余計にそう思わせるのだとも思うが。

師匠から弟子へ。そうやって技術なりが受け継がれて行くということなんだとは思う。ただ、あの最後の扱いは・・うーん、ちょっと可哀想。

 

主演のタロン・エガートンは存在感こそあるものの、どうにも幼さが勝ってしまっていて、「紳士」って感じではなく、ノリも少し軽いのが災いしてか今一つ感情移入できないというか。まあ、これも今回の役作りであって、続編が出ればまた変わってくるのかなとも思うんだけど。

それに任務の完了の後のアレは・・うーん、いらないと思う。ちょっと映画そのものが下品になっちゃった感じ。

 

それに比べると悪役のサミュエル・L・ジャクソン、キングスマンの元締めたるマイケル・ケイン、義足のキラーマシンの女性の存在感が傑出している。

 

映画自体、ところどころに「こんなので?」とか「どうしてそんなに簡単に?」みたいなところはあるけれど、こういう映画はそういう点を責めるのは無粋な気もする。逆に懲りすぎてつまらなくなってしまうよりは、焦点を絞って魅せるってのが良いのだと思う。

 

ちょっと驚いたこと。最初に出てくる「ガイア理論」を提唱しているアーロン教授。ちょっとオリバー・リードを優しくしたような感じだけど似てるなぁ・・でももう亡くなっているし年齢的にも・・?と思っていた。

んで、エンドロールを見ているとキャストにマーク・ハミルの名前がある。「えぇっ!どこに出てた?まったく気が付かなかったんだけど!」と思ったら、この教授がマーク・ハミルだってことで驚いた。いやもう、本当に全然っ気が付かなかったよ。

 

個人的に、アクションはとても良い感じ、ストーリーはまあ、あまり気にしないで、今までに無かったスパイ映画、ただ、グロ?スプラッタ?的な感じのが苦手な人には無理かなぁ・・。と思った映画でした。

あ、そうそう「マナーが、紳士を、作るんだ。」というセリフ。その通りだと思う。