南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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ウォークスルーのクルマにアームレスト付きセンターコンソールを置いてみた(台座の工作)

前置きになるのだが、僕は身体のあちこちに不具合があって、腕を降ろしておくことができない。これは主に、バイクを乗っていたことが影響していて、全身に10箇所ほどの骨折の経験を持つこと、とりわけ鎖骨の骨折の影響なのか、腕を降ろしていると鎖骨部分が今でも結構痛む。ちなみに、サーキットでは一度も怪我をしたことがない。全て公道でのものだ。高速で走るサーキットは安全設備も行き届いている。

 

しかしポルテには助手席にはアームレストが無い。これだと腕が痛くなる。助手席がスライドドアの関係もあって、ドアに厚みを付けることが難しく、左側は色々と後付けで付けるのには無理がある。かといって、純正のシートに後付けでアームレストを付けるのは、調べてみたところ意外にハードルが高い。シートを剥がしてフレームに作ったステーを溶接して、高価な別の車種のものを取付けして・・。うーん、ちょっとコスト的に無理だ。

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ということで、とりあえずセンターコンソール兼、アームレストを置くことにした。

 ところが調べてみると、市販のアームレストはどれも高さが足りない。高いものでも40cmほど。実際に肘を載せることを考えると60cmは欲しい。じゃー作ってしまおう!・・というのが僕の考え方でもある。

 

ということでまずはベースとなるアームレストを購入。これは非常に安価なもので、それほど高級なものではない。ただ、高さはやっぱり40cmほど。純正の運転席のアームレストとの比較を見るとおり、これでは使い物にならない。色々と考えたあげく、底上げすることにした。

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運転席横に置くとこんな感じ。これじゃアームレストにはならない。

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材料は30cm×60cm×0.5mmの板が2枚。これで400円。これを組み合わせて台座を作ってみた。いきなり完成図ですまない。作っている時には集中して写真は撮っていなかった。

で、昨日作ってできたのがこれ。

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一見頼りなさげだが、強度的には細かく補強を入れてある。例えば、ネジ留め。これは丸一日、シッカリと木工用ボンドを乾かしてからネジ留めしてある。

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もちろんネジ留めには受け側が必要で、最初は1cm角くらいの木材を使おうと思ったのが、手持ちにないし、遠くまで買いに行くのが面倒。なので、この0.5mmの板を細く2枚に切り、貼り付けたものを使った。木工用ボンドが乾いたら少し浮いてしまったので、ちょっと見栄えは悪いが、ボンドが乾いてからシッカリと側面と底面の8箇所をネジ留めしてある。

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で、アームレストを載せるとこんな感じ。細かいが、エッジはサンドペーパーで面取りしてある。

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底板をもう少し大きくと思ったのだが、シートレールとの干渉、座った時の邪魔さ加減を考慮した上で、肘を載せてもぐらつかないのを考えるとこの程度の大きさが最低限だと想定した・・が、まあ、板の材料の残りの事情もある。(^_^;)

塗装が必要だが、これは使い勝手を見てから改良が必要であれば、もう少し後でも良いかな。

ということで置いてみた。

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うん、悪く無いかな。グラ付きもない。腕をシッカリ置いてみたが、強度的に今のところ不安はない。場所は固定しても良いのだが、しばらくはこれで様子を見ることに。本体を移動できればウォークスルーを上手く使うことも可能だ。

 

身体の不具合から始まった工作だけれど、こういうものを作っているのも楽しい。電子部品を作ったりブログラムを書くのもそれはそれで楽しいのだが、身体を使った工作は童心に戻ったような楽しさがある。まあ、コストも掛けてないし、その分出来合いはそれなりになってしまうが、とりあえずはこれで必要充分だ。

ただ、問題なのは運転時の邪魔さ加減だろう。今のところ不自由さはないが、ディーラーからは点検時に文句が出そうな気もする。これも使ってみての様子見だろう。なにせコストは安いし、ヒマな時間で作ったものだ。惜しくはない。

ということで、格好はイマイチだが、実用性重視で取付けてみたセンターコンソール・・正確には作ったのはその台座だけだが・・である。