南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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ポータブルミュージック環境を見直してみた(その1:Nuarl NT01AX)

そもそもは仕事中のBGM用として使っていたLiberty Zoro+。あくまでiPhoneにAAC接続で・・ってことではあるけれど、音質も十分満足していたのだけれど、いかんせんバッテリー持続時間が短い。

公式には3.5時間なんだけど、実際には3時間前後で切れる。これだと、作業中にどうしても充電しなければならない場面が来る。これが割と不便。それと、ポケモンGOでGOプラを使っていると、GOプラの反応がやたら悪い。

ということもあって、ポータブル環境を見直すことにした。

  • バッテリーが長時間もつもの
  • 音質はBluetooth前提でもそれなりに好きなもの
  • 手持ちのカスタムIEM(カナルワークス CW-L52)もバランス接続できる環境
  • DAPは1台で使えるもの
  • もちろん、満足できる音質

上記を満たすものとして、「Nuarl NT01AX」と「Fiio M9」を選択した。M9については別のエントリーを興すとして、とりあえずはNT01AXに触れてみよう。もちろん、ネット上に氾濫しているような情報は割愛、また、あくまでイヤホンはDAPとの組み合わせや個人の趣味によるところがあるので、そこを加味して読んでいただければと思う。

まずは予算が3万円以下、ネットでいくつかの候補を出して量販店で試聴してNT01AXに決めた。

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最初に気に入ったのはデザインだ。フェイスプレートの微妙なゴールド感がたまらなく高級感がある。装着感については良好。耳にある程度固定するためのウイングサポートを最初に採用したのはBOSEだっただろうか?これはサイズによって二種類用意してあるが、僕は短いサイズの方でピッタリ。少しくらい走ってもまったく落ちる気配がない。

問題なのはイヤーチップの方だ。Lだと微妙に大き過ぎるしMだと密着感が少なくて低音が抜けてしまう。付属のSpinfitも同様で隙間が空いてしまってNG。結局、スパイラルドットのMLがピッタリだったので追加購入をした。

音質に触れてみよう。一応、iPhoneとM9に接続してみたが、比較的フラットの弱ドンシャリだろうか。具合が良いなと思ったのは、高域は伸びるが刺さらない、低域も量感はそこそこあるが耳障りということもない。長閑に聴けるという感じだ。ただ、個人的には低域の量感は少なくてもタイトで解像度が高い音質が好きなので、その点は少しマイナスだろうか?

接続プロファイルが違う(aptX)点はあるが、総じて、全てがZOLO+の上を行く。最近のTWSの進化は著しいね。もちろん、メインで使っているCWーL52にはまったく及ばないが、穏やかにBGMを聴くことを考えると、エッジが柔らかく、それでいて十分な解像度と定位を持つという点で、むしろこちらの方が合っているように思う。気軽に使えるという意味では非常に優れた選択肢だと思う。別に書くけれど、中低域が優位なM9と合わせると若干イコライザを弄る必要を感じる。

接続性は良い。というか、そもそもZOLO+もほとんど切れるシーンが無かったが、NT-01AXも同様に安定している。混雑した駅中でも今のところ(一週間ほど)切断されることはなかった。

今ひとつだった点も書こう。

まずは、充電ケース。本体がこれほど高級感に溢れているのに、ケースはやけにチープ。蓋のロックもマグネットなどではなく、ツメで留まるので、長く使っていると折れそうで怖い。落としても割れそう。ここが一番不安な点だ。

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もう一点は前述したイヤーチップだけれど、こちらはそもそも個人によって合うものは違うのだから、ちゃんとフィットさせるには交換が前提だと考えた方がいいだろう。これはどのカナル型にも言えることだが、カスタムIEMをずっと使っていると、イヤーチップでねじ込むのはやっぱり面倒だと感じる。

最後にひとつ。本体の操作ボタンを押すにはちょっとコツがいる。耳に向かって垂直に押すことはないのは良いが(フィット感が微妙に変わる)、斜めに押し込むのに慣れが必要だから。もちろん、慣れればクリック感があって問題はないが。

さて、冒頭に書いたように、結局はどのDAPと合わせるかがミソだけれど、単体で見てもこのイヤホンは実に優秀だ。大きなマイナスポイントがないこともあるが、フラットで解像度や定位が高く、高域から低域まで十分な滑らかさを持っていることに驚く。ミドルクラスだったら有線よりも優秀…とまではいかないが、これだけ使っていれば不満は感じないだろう。もちろん、まだまだTWSは発展途上だとは思うが、現時点で最高の選択・・だと僕には思える。良い製品だ。