南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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飛蚊症からの網膜裂孔、そして白内障へ(老化って色々たいへん)

先日のエントリーで「網膜裂孔で手術を受けた」と書いた。その辺、ちょっと紹介してみよう。

「網膜裂孔」で検索すればさまざまなサイトが出てくるが、要は網膜が破れることだ。ここで細かいことに触れようかと思ったのだけれど、医療機関のサイトが圧倒的に詳しいのでそこは申し訳ないが省略させていただこうかな。

なので、僕自身に起きたこと、その経過などを書いていこう。

飛蚊症が現れる

そう、経験のある方もいるだろう。目の前にチラチラと飛ぶ黒い点だったり糸クズみたいなものだ。余談になるけれど、僕は小学生の頃に校庭で遊んでいて、友人が投げたブーメランが目に刺さったことがある。結構出血もあったが、幸いにして失明することもなかったのだけれど、視界にはいつも黒くはないが糸クズみたいなものが見えている。なので、飛蚊症に対してもそれほど気にならなかったのだけれど、とにかく眼科はなにか症状があればすぐに医師に相談するのが基本だ。手遅れになるのが早いし、その後の生活への影響もデカい。

眼科で検査してもらい裂孔を発見する

僕の場合は飛蚊症がちょっと増えた・・と思ったので翌日眼科に行こうとしたら、その日の夜に黒い塊がドッと出たのですぐに裂孔だと気付いた。黒いものはもちろん出血だ。翌日、早々に眼科で診てもらったところ、裂孔自体はそれほど大きくなく、すぐにレーザーで裂孔を囲むようにポイント(まあ、焼いたってことだけど)してもらって出血も止まった。早く施術したことが功を奏した結果である。

レーザー治療で裂孔を「囲う」

レーザー治療は、破れた箇所を囲うように複数ポイントすることだ。僕の場合は28箇所だったかな。比較的小さな傷なんだろう。これ、早期で対処できた場合はほとんどこれでOK。放置しておくと裂孔が広がって入院して大袈裟な手術をすることになるし、これがかなり痛いらしい(主治医が言うには)。その主治医がグチってたのだが、最近はコロナ禍のせいか、すでに小さなクリニックでは対処できないほど裂孔が広がってしまっている人が多いとのことで、とにかく異常を感じたらすぐに診断してもらうのが大切だとのこと。皆さんもお気を付けのほどを。ちなみに費用は3万円ほどだったが、生命保険に適用される項目だったので、費用的には家計負担がなくて助かった(というか増えた)。ヘルニアの手術の時にも同様で、改めて保険に入っておいて良かったと感じた瞬間でもある。

その後の経過

ほとんどの方が気になるのはこちらの方かも知れない。現在は一ヶ月に一度の診察で状態を診てもらっているが、もう半年になるので二ヶ月に一度検査をすることになっている。僕の場合は老化が大きな要因なので、検査は続けるべきなんだろうな。面倒でも仕方がない。身体の機能を損なうというのはそれほど大事なんだと思う。

飛蚊症は最初は塊だった黒いものが、徐々に形が崩れ、三日もすると全体に砂が舞っているように見える。医師によれば、気にならない程度には回復するだろうけれど、無くなることはないと言っていた。実際、注意深く視界を見れば、健全な左目に比べると裂孔のあった右目は薄っすらと砂のような粒が見える。まだまだ薄くなる可能性はあるとのことで、ここは我慢。でもまあ、生活に支障があるわけではないので、この辺が妥協点だろう。

で、検査の段階で見つかったのが右目の白内障。これ、言われるまで気が付かなかったのだけれど、確かに電灯などを見ると右目だけ光の輪郭がボヤけている。これも回復することはないので、悪化を遅らせるために点眼液を使っているだけだ。主治医が言うには、まだ手術をする段階ではなく、数年後という感じらしい。ただ、今は手術はそれほど困難でもないので心配しなくて良いよ・・と怖いものの、ありがたいお言葉をいただいた。

白内障を意識しだすと晴天の外出時には眩しいことに気付く。人間、気の持ちようだよなぁ・・と思いつつ、眼鏡を色付きのものにしてみた。夜でも使えるように薄い色だ。色はブラウン系が良いらしいのでそれを選択。

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ちなみに、僕の眼鏡はいわゆる「中近」タイプ。これはデスクワークが多いせいで、もうずっとこれなので今更他の累進度数の付いた眼鏡には戻れない。ただ、水晶体を保持する部分の筋肉も衰えているようで、遠くをみた場合にピントが合うのが若干遅いらしい。「らしい」と書いたのは、自分ではあまり実感がないんだけどね。

最近は老化にまつわる身体の変化が多くて、(その辺も別の機会に紹介してみようかと思っているが)特に感覚器官の老化は生活に大きな支障がでるし、場合によっては生命の危険だってある。基本的には、とにかく異常を感じたらすぐに診断してもらう・・これが大切なんだろう。病院に老人が集まるのがよく理解できるし、自分もその仲間入りをしたんだなぁ・・と思うと、人生の残りをどう過ごすかって、身体との相談も必要だし、定年制の延長で働くのも悪くはないが、元気なウチにもっと自分の人生を楽しむべきだなと改めて感じたのであった。皆さんも穏やかな毎日をお過ごしくださいませ。