南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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経年劣化で色褪せしたブルゾンを染めてみる

昨日の帽子を染めたのが思った以上に上手くいったので、愛着があって捨てきれずにいたコーデュロイのブルゾンも染めてみることにした。

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これはもう10年以上前に買ったものなんだけど、デザインが好きでかなり着ていたせいか、コーデュロイにありがちな白く色褪せしてしまっていた。実は、これ、染めた後の写真。写真があまり巧くないのでまだ白っぽく見えるが、部分的に見るとかなり良い感じになった。

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これが最初の状態。写真がピンボケで露出がおかしいが(スマホでしか確認しなかったのですみません)、これが下記の感じに。

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故意に異なる撮り方をしたわけじゃないが、この写真でも違いは分かると思う。ハッキリと分かるのがメーカー名の部分だろう。まあ、この部分は色が変わってしまっても問題ないので気にしないことにした。

使ったのはこの染料。ネットには色々とあったけれど、どれが良いのか今ひとつ分からなかったので、値段的にもリーズナブルで評価が良かったこれにした。

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そう、昨日の帽子を染めた染料と同じメーカー。これで250gの生地、Tシャツダだと2枚分らしいので、これを2つ使った。

忘れてはならないのは塩。大量に使う。1袋で250gの塩なので、これをまるごと使った。もっと安いのでも良かったんだけど、染める段になって塩を用意していないことに気が付き、急遽コンビニに走ったのだけれど、これしか置いてなかったので。

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で、結果としてはかなり満足のいく仕上がりになった。流石に新品のように・・とはいかなかったのだけれど、太陽光の下でも色褪せた感じはほとんど無くなった。サイズを表記してあるタグが、真っ白からかなり染まっているのが分かる。

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コーデュロイは起毛部分が肘や膝などで擦れて落ちてしまい、思った以上に寿命が短い。このブルゾンは丁寧に扱っていたおかげで肘の痛みはほとんど無かったのが幸いしたのだけれど、流石に10年以上もすると太陽光の下では白ばんで見えてしまっていた。かなりのお気に入りだったのだけれど、どうにも貧乏くさいというか・・どこかが破れているとかも無かったので、どうにも捨てずにいられなかったのが幸いした結果だ。

帽子の汗じみを「染める」という方法を思いついて、「ひょっとして色褪せしたコーデュロイでも使えるんじゃ?」と思ったのが大成功。最初に書いたように、かなりお気に入りだったので、これが復活したのは素直に嬉しい。もうこの型は売ってないしね。

色々と考えてみれば、工夫の余地ってのはあるもんだなぁ・・と再確認したのであった。