南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

AppleWatchの使い方も「こなれて」きたと思う(必須ガジェット化した)

AppleWatchを購入してから、はや、4ヶ月。今ではもう無くてはならないものになっている。当初は色々と便利な使い方を模索していて、もちろんそれは今でも継続しているし、Suicaは定期券も含めてほぼ毎日の利用だ。ただ、最近はアプリを使ってもいる。まあ、アプリと言ってもAppleWatchのアプリにあまり複雑なものは無い。「時計」なのだから当たり前なのだが。

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フェイス

スマートウォッチではフェイスが切り替えられるのが良い・・が、使ってみると僕は基本的にあまり変えない。AppleWatchでは「コンプリケーション」に加えることによって、画面にその情報を最初から表示/操作することができる。今使っているのはこれだ。

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下はリマインダーとスケジューラーと悩んだが、結局リマインダーにした。ちなみに、お持ちの方は分かるだろうが、ここに表示される情報は、アプリ側に対応があることが必須、そしてiPhoneのWatchアプリから編集できる。

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それぞれのコンプリケーションは、まずはひと目で情報が得られること。そして、時計のフェイスをタップすることで関連アプリが起動できる。面白いのは、このフェイスだと日付けのところをタップするとスケジューラーが立ち上がることだ。アプリから起動する必要が無いので、一番下はリマインダーを優先したということもある。しかも、フェイスはスワイプすると他のものに変えられる!人によってはこれが結構便利かも。

よく使うアプリ

僕がよく使うアプリは以下だ。

  • ディクタホン
  • Notebook
  • Sleep Tracker
  • Spark

他にも翻訳系のアプリとかYahoo!天気とか入れている。Yahoo!天気などは位置情報を取得し、「○○区に雨雲が近付いています」みたいな通知が来るのが便利。アプリ自体を起動することはないが。

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話しを戻すと、これらを「Dock」に登録しておくと、Watchの下のボタンを押すだけで一覧が表示され、すぐに起動できる。「ディクタホン」のように録音するアプリは緊急時にも使えるので、一番先に表示されるようにすると良いかも。「言った/言わない」でモメるのはごめんだから。ちなみに、Dockの表示順は、最後に使ったものに戻るので注意が必要。それから、あまりたくさんのアプリを登録しておくのはDockの使い勝手が悪くなると思う。厳選する方が良いんじゃないかな。

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アプリその1:ディクタホン

これは「ディクタホン PRO」だ。有料だが、たまたま無料の期間があったのでインストールした。

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保存先はiPhone本体かWatch本体か選択できるが、Watch本体に5GBあるのでそちらを選択している。ほとんどはこれで対応できるし、対応できないようなケースはiPhone本体を使えば良いだろう。左側の丸印をタップするとすぐに録音が始まる。日常生活で録音が必要なケースは意外に多いと思う。何かのトラブルやメモにも使える。操作は、アプリを起動して丸印をタップすれば良い。これですぐに録音が始まる。再生はWatchでも、iPhoneでも可能だ。

他にも録音系のアプリは多いが、これにした理由は「再生音質が良いと感じたから」だ。この辺は色々と試してみるのが良いのだが、有料のものを買って試すのもシャクだってのがちょっと難点かも。

アプリその2:NoteBook

メモ帳のアプリは色々と探したのだけれど、結局これに落ち着いた。これも有料だったかも。ただ、有料といっても「費用対効果」で考えれば充分ペイできてると思う。昔と比較するのもアレだが、昔はソフトウェアは高価だったことを考えれば格安だろう。

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iPhone上で使うと意外に多機能なのだが、何よりAppleWatch上で使う場合に使い勝手が良い。必要なことはとにかく「シンプルであること」だろう。すぐに起動してすぐに使いたいのだから。

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こちらも「Dock」に登録しておいてすぐに起動できる。左のボタンで音声認識によるメモが起動する。AppleWatchはSiriにおいてもそうだが、小声で起動できて小声でちゃんと認識してくれるのが良い。こちらも音声録音機能があるのだが、Watchではむしろ「すぐに使いたい」場面を考えた場合、ディクタホンの方が便利なのでそちらと棲み分けている。

アプリその3:Sleep Tracker

名前の通り、睡眠時の状況を知らせてくれるアプリだ。こちらも色々と試してこれに落ち着いた。

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例えば、前日の夜の状態だとWatch上ではこう表示される。

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スワイプするかクラウンを回すと、もっと細かい情報が表示される。

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で、もちろんiPhone側でも同様だ。

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センサー類がどういう反応でどういうことを計測しているのか分からないのだけれど、少なくともある程度の睡眠の質は推測できる。僕は元々、不眠やら睡眠時にちょっとした問題があって(実は睡眠時多動なんかもあったりして)、この手のアプリは超重要だ。ただ、ちょっと分からないのは、どうもAppleWatch本体側には一日分の計測結果しか残らない。なので、結局なにかのタイミングで一日に1度、iPhone側のアプリを起動しないといけないようだ。これ、メンドクサイ。下記のスクショを見ると分かるのだけれど、歯抜けになってしまっている。

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自動でやってくれれば・・と思うが、それはそれで違う面倒さがあるようにも思う。まあ、「運用対処」の範疇だと思うことにした。

ここで人によっては大きな問題が出てくる。それは、「就寝時にAppleWatchを付けたまま寝る必要がある」ことだろう。慣れの問題だとも思うが、時計をしたまま寝られない人もいると思う。ただ、とても良いことにAppleWatchは軽い。特に僕が購入したアルミボディのものならまったく気にならない(個人的感想です)。逆に、今まではあり得なかったことだが、定期券がAppleWatchに入っているのに、付けないまま駅まで行ってしまったことが一度だけある。今までは重い時計ばかりしていたせいもあるだろうが、大抵は家を出た瞬間に気付いた。Nike+のベルトのせいもあるだろうが、「付けてる感」が希薄なのだ。もちろん良い意味で。

こうやって書くと「充電は?」と気になる方もいるだろう。ここが今回のAppleWatchというかwatchOSというか、大きく進化した点だろう。

  • 利用方法にもよるだろうが、ギリギリ二日間使える
  • 充電時間がとても早い

この2点だ。最初の項目については、実際に試した・・というか、こういう状態に陥ったのは数回だろう。AppleWatchをSuica定期券にしているので放電してしまったら大変だ・・と言っても普通にチケットを買えば済むが、無駄な出費。「利用方法にもよる」と書いたのは、ここでゲームやフィットネスをしたらアウトかも。僕は両方とも日常に織り込んでいないので関係ないということもある。もちろん、予備の専用充電ケーブルをもう1つ持っていれば問題ないのだが、実際に使ったことは一度もない。

それから、充電時間が早いのはとても良いことだ。30分程度の充電でも仕事に行く日中くらいなら充分使える(あくまで僕の場合だけれど)。基本的には生活のリズムとして、家に着いたら時計を充電台に載せる、そして寝る前に付けて寝る・・こういうスタイルが定着してからはまったく問題がなくなった。

アプリその3:Spark

これはメールアプリだ。ハッキリ言って、標準のアプリは遅いし使い勝手がひどく悪い。実を言うと他にもメッセージ系のアプリで激遅なのもある。使うのなら標準の「メッセージ」が遙かに良いと思う。ただ、これも必ずしも相手が使えるわけではないので、僕はSparkを使っている。

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とにかく動作が軽い。機能的にも標準のメールアプリと同等のことができる。上の3つのアイコンは、左から「個人的」「通知」「ニュース」となっている。アプリがこれを分類し、iPhone側のSparkで通知設定をすればこの分類に従い、部分通知か全通知かを指定できる。メールが多い人にはとても便利だろう。

返信機能も標準アプリと同等。定型文、顔文字、音声入力による返信もできる。必要によって通知のスヌーズ、アーカイブ、削除もできる。

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ここでは触れないが、iPhoneアプリ側もかなりの高機能だ。

まとめ

正直に書こう。最初は「オモチャ程度」と考えていた。価格もそれほどしないし、新型が出てハードウェアによる機能追加が出たら買い替える類いのものだろう。そういう点ではiPhoneなんかと同じだ・・まあ、僕は4インチが出るまでSEから変えないつもりだが・・。

しかし、実際に使ってみると、とても便利・・というか、必須ガジェット化している。「iPhoneでもできるじゃん」と思うかも知れない。だが、これが時計としてできている恩恵は計り知れない便利さを享受してくれている。僕は足が悪くて杖をついている関係上、Suicaが載ることになってやっと購入したのだけれど、この先はもっと便利なものが出るまでずっとコレだろう。問題なのは、今までの時計が全てメカニカルな「自動巻き」であることかも。それなりに高価なものだし、放置すると止まってしまうし、定期的にオーバーホールに出さないといけない。これを捨てれば良い・・とも考えられない。これらには「装飾品」としてのアイテムの位置付けもある。今はむしろ、この「AppleWatchとは関係無い部分」が気になるのであった。こういうガジェットはあまり「他人へのオススメ」はしない主義なので、オススメはもちろんしない。あくまで自分の生活導線を考えて購入するかどうか決めるのがミソじゃないかな?そういうのも面白いだろうし、そう思います、はい。