長い咳が続いている。もう半年くらいになるだろうか。風邪をひいた時に、風邪が治ってからもズッと続いていた。いや、それ以前にも、疲れた時や急激に周囲が暖かくなるような状況・・そう、電車内などでそういった症状が出ていた。
もちろん、アレルギーによるものもある。なにしろ僕が猫アレルギーなのに、ウチには三匹の猫がいる。子供の頃は割と平気だったし、ルナが一人の時にはなんとも無かったのだが、三匹になってからひどくなってはいた。
で、僕は定期的に高血圧のために循環器内科に通っている。とても信頼している医師である。医師が言うには、インフルエンザもそうだが、ここのところ風邪やマイコプラズマが流行っているのだそうだ。それで思いついて咳のことを相談してみたところ、「これ、咳喘息かも知れないね」と言われた。
要約すると、診断としてはこういうことらしい。
- 聴診器で聞いても呼吸にゼイゼイ、ヒューヒューという音が入らない状態の咳が8週間以上続く
- 喘鳴、呼吸紺などを伴う喘息にかかったことがない
- その間に風邪をひいていない
- 胸部レントゲンで異常がない
ということで、咳喘息を疑い、気管支拡張薬「アドエア」を試してみることにした。つまり、上記サイトにも書いてあるが「気管支拡張薬が有効な場合」ということだ。この「アドエア」には、気管支を角柱する作用があるβ刺激薬「サルメテロールキシナホ酸塩」と炎症を抑えるステロイド薬の「フルチカゾンプロピオン酸エステル」が入っている。当然、副作用もあるので使用には注意が必要だ。
外見はこんな感じ。貝殻みたい。直径は10cmほど。
ちなみにこれは、28回分の薬液が入っている。医師には「寝る前に一度で良いよ」とは言われたが、酷い場合には朝夕の二回らしい。
これだけだと分かりにくいと思うので、動画を用意してみた。
まずは薬液をセットするところ。この動作で一回分の薬液が吸い口のところに入る。
そして、深く息を吐き、一気に吸い上げる。そして3〜4秒程度息を止める。
スライダーを元に戻せば完了だ。ただ、この後に口をゆすぐことと、うがいを忘れないようにとの指示を受けた。
ここでちょっと思い出すのは、最近はネットが普及している関係で自己診断をしてしまう人が非常に多いそうだ。医師に向かって「風邪をひいてるので薬を出して下さい」といきなり言う。ネットで「分かったつもり」になっているのは、医療関係だけではなく、様々な場面で同様だろう。まずは「自分がどういう状況を抱えているか」を正確に伝え、その上で医師の判断を得るのが間違いがないだろう。これは他のことでも言える。ネットで知っただけで頭が良くなったように錯覚してしまう人たちだ。自戒も込めて、こういうことには注意したいと思う。
さて、これで状態がどう変わるか?まずは4週間の様子見・・という感じかな。皆さんも健康には充分注意し、毎日を楽しく過ごして下さい。