南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

胃カメラは鼻からで

本日は年に一度の人間ドック。ウチの会社は福利厚生が安定しているってのもあって、毎年キチンと無料で検査ができるのもそのひとつだ。確か若い頃は「大腸内視鏡検査」は有料オプションだった気がするが、いつの間にか無料になっていた

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で、内視鏡検査は同日に二種類できないとのことで、今日は大腸内視鏡検査を除く項目の検査。何故かいつも雨天になる呪いを感じつつも行ってきた。

検査自体は慣れたもので、40歳を超えてからは毎年のことなので、特に書くべきことは無いのだが、振り返ってみると細かいところで検査方法が進歩しているなぁ・・と思うことがある。その一つが「胃内視鏡検査」こと胃カメラだろうか。

 

僕は20代の中盤に何度か十二指腸潰瘍をやっており、胃カメラでの検査はおそらく20回以上やっていると思う。経験のある方は分かるだろうが、若いうちは身体の反射が強くてかなり辛かった。毎回、検査前には憂鬱になったものだ。

それがもうかなり前からだろうが(詳しくは分からない)「経鼻内視鏡検査」と言って、鼻から挿入するタイプのものがある。会社の福利厚生で指定できる病院は限られていて、一昨年あたりから鼻からのタイプが使える病院が追加された。メリット/デメリットは下記のようだ。

marthanew.com

もうなんていうかね、一昨年の時にも思ったのに、「なんでもっと前から指定病院を増やしてくれなかったんだよ」ってな感じ。メチャメチャ楽。通常の経口挿入も人によって辛くない人もいるようだけれど、僕はもうすごく辛くて痛くて。大抵、喉を痛めて出血していて、いつも行く検査病院のカルテにも「この人は喉を出血する」と書いてあったらしくて何度も看護師にその旨、事前に説明されたりしてた。

でもね、鼻だとまーーーーったく痛くない。「あれ?喉通った?」ってな感じ。もちろん鼻腔用にチューブが細いということもあるし、その細さによって生検のために胃の細胞を採取するような場合はやっぱり経口でやらないといけないのだけれど、あの楽さを覚えてしまうともう普通に経口では戻れない。絶対無理。

チューブが細いこともあって、微妙にモゴモゴ言いながら会話もできたり。「いやぁ、ここ、出血が多いですねぇ・・」とか言われて「しゅうにしょーしょーかいよー、やっえますはらねー(十二指腸潰瘍やってますからね)」と返したり。どうも胃酸も多いらしくて、検査後に制酸剤の相談をかかりつけの主治医と相談して欲しいとのことだった。実は、今回、いつもよりもずっと多く赤い斑点があって、「まぁ、胃炎ですね」とは言われたのだが、医師も前回の写真を見て増えているのが分かったし、僕自身も今までで一番多いかな・・とも感じたので、近々かかりつけ医と相談することにした。

 

で、今回、それとは別にちょっとした提案があった。僕の両膝の痛みなんだけれど、原因不明であることもあり、「腰のMRIをやった方が良い」との指示をいただいた。脊椎を見たところは異常はないので、後は腰かも?と言われたのであった。こちらも後ほど主治医と相談してみよう。それか、産業医に紹介状を書いてもらった方が良いかも。

 

今はカプセル状の胃カメラや小腸カメラなどもあるし、こうやって検査はどんどんと簡単に、楽になって行くのだろう。そうやって検査精度も上がって病気の早期発見にも繋がるんだろうな。まあ、命に関わるような病気が発見されたら、QOLと相談ってことにはなるんだろうけどなぁ・・と思った一日であった。