南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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カーセキュリティを取り付けてみた(Yupiteru VE-S37RS)

先日、以下のエントリーを書いた。 

blog.rei1963.net

この時から色々と検討し、そもそもクルマが中古だし車内には高価なものは置いていないのだから逆にどうしたものか?と悩んだ結果、以下のものを取り付けてみた。

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「Yupiteru VE-S37RS」である。

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https://www.yupiteru.co.jp/products/security/aguilas/ve-s37rs/

値段も安いし、大袈裟な工事もいらない。というよりは、以前のエントリーに書いた通り、「リモコンに警報をアンサーバック」するのがもっとも効果的だと考えたからだ。

警報の種類

その場合の最低限の異常状況を知らせる要素としては下記。

  • 窓が割られたり勝手にドアが開かれた
  • 車体に衝撃を受けた(弱衝撃/強衝撃)
  • 車体が傾いた(ジャッキアップ)

これだけ分かれば充分だ。逆に考えれば、これ以上の必要はあるだろうか?確かに、警報は車内で鳴る(90dB)のでクルマの近くにいればそれなりに大きい音だが、駐車場の近隣の家の中だと「あれ?なんか鳴ってる?」くらいの音量。もちろん音を鳴らさないでLEDの発光とリモコンへのアンサーバックだけでも充分。むしろ近隣への迷惑を考えたらそれも充分アリだろう。

リモコンへのアンサーバック

問題は、アンサーバックできる距離。カタログには以下のように記載がある。

  • 都市部(ビル街):150m〜300m
  • 郊外(住宅街):300m〜500m

もちろんこれは見通し距離だろう。実際に建物の中に入ってしまったらどうか分からない。だが、事前に調べる手立てもなく、駐車場との直線距離を測ると100mほど。うーん、どうしようか・・と悩んだが、悩んでも何も分からないので買ってみたのである。

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で、実際に取り付けて実験してみたところ、建物の中に入っても窓際に近いところ(丁度、デスクかベッドサイド辺り)にリモコンを置いておけば充分電波が届くことが確認できた。ホッと胸をなで下ろした瞬間である。

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説明書を改めて読むと、アンテナはピラーから最低5cmは離せとある。実際にはピラーからもう少し離した方が良い気もするが、これは後日実験してみよう。

リモコンへのアンサーバックはどの種類の警報が何回発動したのかを液晶に表示してくれる。

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取り付け作業

取り付けは至極簡単。そもそもこれにした理由も、ウチのPorteは旧型なのでOBD2を搭載しておらず、昨今の多くのカーセキュリティに対応していない。しかしこいつは、電源はシガーソケットとソーラー。内部に二次バッテリーを持っているのでコードが切られても鳴り続ける。犯罪者が本体をすぐに取り外して破壊しても、その時にはリモコンへ警報が届いている。

実際にはシガーソケットからは取らず、ヒューズボックスを介してドラレコと同様に5Aソケットを取り付け、容易に手の届かないところに取り付けてある。ここまでする理由も無い気はするのだが。

シガーソケットとソーラーで充電された状態での警戒時間は、カタログでは「1ヶ月間」とある。まったくもって充分。ほぼ毎日乗るのでこちらも気にすることは無いだろう。

警戒モード時のLED発光

警戒モード時のLEDの点滅は10パターンが用意されている。あまり派手に光るのは返って目を引くだろうと思い、「クルマの近くに寄ると分かる」ことを意識した。ちなみに、夜に見るとこんな感じで光っている。 

クルマから10mほどだと確認できるが、それ以上離れると注意して見ないと分からない。まあ、実はウチのクルマが置いてある駐車場は夜間でも煌々とライトで照らされているので、誰かがイタズラしていればすぐに分かるし、そのライトのおかげでLEDの発光もそれほど目立たないという理由もある。

センサー感度の調節

こんなに簡単な機種でもセンサー感度の調節も可能だ。それぞれ「低感度/通常感度/高感度」とある。大型トラックなどの振動で誤動作したり、その他の要因で簡単に警報が鳴っても迷惑だ。かといって、実際の異常の際に鳴らないと困る。これは、実際にクルマのウインドウを少し叩いてみて決めた。これは、車内の空気の容量にもよるだろう。狭い車内だと高感度にしてあると、豪雨や雹などで鳴るかも知れない。まあ、大粒の雹だとそもそも警戒どころでも無いのだけれど。この辺りはクルマによって決めれば良いと思う。

警報の音量

車内での90dBはそれほど大きな音ではない。上に書いたように、近隣の住民が「なんか鳴ってる?」くらいだ。逆に考えれば迷惑でないくらい。しかし、ドアを開けたり窓を割ったりすると90dBでもかなりの音量だし、そもそも「刺激的な音質」である。これは聞いたことがある人もいるだろうが、かなり耳障りな音質だ。まあ、それでも堂々と作業?をされて、本体を外して壊されたら警報も止まるが、その時には既にリモコンに警報が届いている。そういう意味でもリモコンへのアンサーバックは必須だと思う。

自動警戒モード

意外に便利なのが、この「自動警戒モード」。初期設定でオンになっているのだが、クルマのエンジンを切って、ドアを閉めると自動で警戒モードになる。つまり、「うっかり警戒モードを忘れる」ことがない。つまり、ドアを開ける時だけ「解除」を行うのだ。もし、警報をオフにしてリモコンへのアンサーバックだけをオンにしているのなら、乗降の際にいちいちリモコンでの解除やらセットをする必要すらない。普通に乗って普通に降りるだけ。これは楽だ。ここでもアンサーバックが生きてくる。

ちなみにこれは設定で「自動警戒モード」はオフにできるのだけれど、あまり使う場面を思いつかない。せいぜいメンテナンスの時に不意に鳴ることを防止するくらいではないだろうか?ということで、今も「自動警戒モード」はオンのままだ。

おわりに

ということで、カーセキュリティも一応完了。 もっと色々と考えると「完璧」というものは存在しないのだが、これで充分だろう。まあ、ウチの古いクルマから持って行くものなど無いんだけどね(というと家人が怒るが)。(^_^;)