もしもの事故の対応のために、ドライブレコーダーを取り付けた。もちろん衝突の際の、エビデンス確保のためだ。
購入条件としては、以下。
- 基本的に事故対応のためのみの使用
- 小さくて邪魔にならないもの
- ナビなどへの影響が無いもの(ここは仮設置して確認するしかないが)
- LED信号への対応がされているもの(50Hz/60Hz切り替え機能付き)
- 交差点での画角に問題がないもの
たったこれだけ。逆に言うと、フルHDやGセンサー、Wi-Fiなどは必要ない。フルHDに関しては事前にYoutubeで720pの動画を確認したが、事故対応のエビデンスとしてはこれで必要充分だと感じた。
そこから様々な情報を集め、購入したのがこれ。Yupiteruの「DRY-miniX」。格安。
ちなみに、右側にあるケーブルは、ヒューズボックスからドラレコ側のシガーソケットに接続するアダプタだ。これはあっても無くても良いかなぁ・・と思ったのだが、念のため買っておいた。いつの間にかシガーソケットから抜けていても困る。まあ、すぐに気が付くだろうが。
作業はもちろんDIY。こういうのは大好きなのである。今までもカーセキュリティの取り付けやナビの取り付けも自分でやってきた。本来であれば整備マニュアルが欲しいところだが、これは一個人では買うことができないのが痛いところ。ただ、TOYOTAの車は大体同じだし、バラしやすくなっている。実物を良く見ても分からないところはネット頼りにはなるが。
と言うことで事前に情報だけは集めたのだが、古い車なので情報が少ない。まあ、そこは実車を触ってみれば分かるだろう・・と思って作業開始。大変申し訳ないのだが、一人で作業をしていたので写真を撮ってない。終わった後にハタと気が付いたのだが、そこはご勘弁を。
それでは取り付け作業を紹介してみよう。
これは作業後の写真である・・が分からないよね。(^_^;)
配線周りを隠蔽するのにバラすところを順番に書いておいた。やって見れば分かるが、そんなに難しくはない。③は、デフロスターの口が開いているパネルだ。継ぎ目が分かりにくいが、ここも分割されている。順番通りにやれば良い。ただ、事前にやっておくことが二つある。
- コラムシフトのレバーを下げておく(パネルを外すのに邪魔)
- ハンドルを一番下に下げておく(作業スペースとパネルを外すのに邪魔)
できればシートも後ろに下げておく方が良いが、それはしなくても作業は充分できる。
これらのパーツを外して、そこにケーブルを這わせる。ヒューズボックスは右下にあるので、そこまで降ろせば良い。次ぎはケーブルを天井パネルに収納する作業。
これも図に解説しておいた。天井のパネルは、Aピラーが外れれば微妙に浮かせることができる。Aピラー側から這わせるようにケーブルを隙間に押し込めば完成だ。
とりあえずここまでで30分もかかってないだろう。初めての人はプラスチックプラグや爪ではめ込んである部分を剥がすのに勇気がいるだろう。あまりに硬い・・と思えた時には注意が必要だし、場合によっては道具も必要になるが、そこまで慎重にやらなくても充分だと思う。
さて、電源用のヒューズボックスに移ろう。もう一度書くけれど、シガーソケットから電源を取るのならこれはいらない。とりあえず、IGN辺りから取れば良いかなぁ・・と考えていた。IGNはキーのポジションが「イグニッション」で通電される。ACCなら「アクセサリー」だ。ヒューズボックスはハンドルの下に入らないと確認できない。ちょっと不便。
今回はIGNを使用。
使ったのは以下のキット。
一応、3種類のヒューズに対応している。Porteは左の背低ミニタイプだ。こをヒューズボックスのIGNに差し込むだけ。もちろん事前に極性は検電チェッカーなどでどちらがプラスかを確認する。
後はコード類はまとめておいて、落下しないように結束バンドでしっかりと留めておく。こうしないと思わぬことで線が落下してとても危険だ。決して忘れないように。
配線は完了したので、本体を取り付ける。カメラ本体が動くので画角は小さなモニターを見ながら大体の位置を決め、フロントガラスにペタリ。ご存じかとは思うが、法規上、フロントガラスの上から20%以下に取り付けることはできない。今回は「邪魔にならないように」とのことで、ルームミラーの運転席側に付けた。ここからならドライバーが本体のボタン操作もできる。もちろん、運転中には危険なので操作はしてはいけない。
さて、これでまずは試験的に録画してみた。動画を貼っておく。 まずは日中。
とりあえずこれで充分。信号も確認できるし、交差点での横からの進入も見える。広角なレンズだとある程度は仕方がないが、周辺に歪みがある。しかし、今回は事故対応のためなので特に問題が無いと買う前に認識済みである。
ただ、このドラレコには最近流行のHDR機能がない。簡単に言えば、夜間の撮影は少し暗くなる。一応試験動画をアップしておこう。
ちなみに心配だったことがあったので、それも確認してみた。
- イグニッションキーをオフにした直後までバッチリ撮れていること
どのドラレコも同じだが、本体に小容量のバッテリーが搭載されていることは分かっている。この機器は一定時間毎(初期設定は3分)にファイルを分割して保存している。例えば、車が衝突したとして、エンジンを止める直前まで録画していないと意味が無い。もちろん、衝突で本体バッテリーも含めて電源が消失してしまった場合にファイルが破損するケースはあるだろうが、それは高級機でも同様だろう。
ということで、エンジンを止めてみると・・そこから内部バッテリーで動画ファイルの保存作業に入る。3分毎でなく、そこまでの保存時間のサイズが小さなファイルが出来上がることが確認できた。
後は不幸にも事故が起きたら、そのファイルを保存状態にしておくためにMODEボタンを押してロックしておくか、microSDを抜くのが基本だと思うが、万全を期すのであればmicroSDは抜き、予備のものを取り付けておくのが良いと思う。
microSDは、4GBが付属している。これで21分程度の録画。まあ、事故の対処ならほとんどはこれで対応できるだろうが、念のため8GBのものを2枚用意しておいた。旅行などでドライブ風景などを保存しておきたいのならもっと大容量のものが必要だが、そもそもそれならフルHDの機種を買うべきだろう。今回の目的はそこじゃない。
それに、イザとなれば僕のDAP(Fiio X5 2nd)には64GBのmicroSDが2枚刺してある。そのどちらかを使えば良い。
そうそう、注意点が一つ。このドラレコ、マニュアルにも書いてあるが、「1〜2週間毎にmicroSDをフォーマットしてくれ」と書いてある。実際にネットでもその辺は書かれており、気を付けた方が良いだろう。ウチの場合は予備のmicroSDもあるので、気が付いた時に予備に交換し、同時にフォーマットをするようにすれば良い。普段はともかく、休日のお出掛けの時にやるように習慣付ければ良いだろう。それに、上書きができなくなった時にはモニターにその旨の表示が出る。ルームミラーの隣にあるので、すぐに気が付くことができる。
これでとりあえずドラレコの取り付けは完了。次ぎは古いナビ(だが割と高機能)の外部入力端子の取り付け作業。これも作業は終わっているのだが、エントリーはまた後日に。3.5mmのケーブルに接続し、iPhoneやX5、X1などの手持ちの機種を使うことができている。音質もCDでの再生とほとんど聞き分けられない。やっぱりこれは音楽好きには必須だね。