南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

爪とぎタワーとダンボールアレルギー

「災害を風化させてはいけない」という表現になんとなく違和感があって。辛い記憶は忘れるべきで、それによって判明した脆弱性を教訓として、対策なり支援をし続けることは良いとしても、むしろPTSDなどで苦しむ人や悪い記憶として持っている人の方へのダメージの方が大きいんじゃないかと思う。 

もちろん「祈る」ことは良い。でも、だったらそれを寄付とか支援とかの行動にすべきだし、ましてや「黙祷」を強制させられるのもなんか違う。多くのツイートを読んでて「災害地へ折り鶴を送る」ことと同じ気分にさせられる。

 

今は花粉症真っ盛りの季節であるけれど、僕は子猫たちが来てからずっと、どうもアレルギー症状と思われる症状が出ていた。蕁麻疹もそうだったけれど、鼻水や小さな痒みの伴う湿疹やクシャミなどなど。まあ、元々軽微ながら猫アレルギーがあるのである。最初はそれかなと思っていたし、それなら致し方ないと思うようになっていた。

しかし、あるときに気が付いたのだけれど、先住猫のルナに加えて家人までクシャミや発疹ぽい症状が出ている。ルナはクシャミが多くて病院に連れて行ったけれど問題無し。ただ、獣医師が「これ、なにかのアレルギーかも知れませんね。」と言っていたのを今になって思い出す。

 

で、それからは掃除の頻度を多くし、空気清浄機も大きいものに買い替えた。ホコリは明かに減っていて、オーディオ機器の上に積もるホコリが何分の1か?と思えるくらいになっている。うーむ、やっぱり健康に対する手間やコストは惜しむもんじゃないと思った。が、しかし。ルナと家人は良くなったのだけれど、僕のアレルギー症状は止まらないまま花粉症の季節を迎える頃になる。

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あれこれ考えたがよく分からない。まあ、猫アレルギーなんだし仕方がないだろうと思っていた。そんな時、前にも書いたけれどダンボールを使ってスピーカーの共鳴を防ぐ吸音材を作ってみた。その時にハタと考えたのである。

 

あれ?俺のアレルギーってダンボールの爪とぎタワーのせいじゃね?

 

って。そもそも僕は古紙も触ることができない。水分を奪われて手が荒れるだけではなく、アレルギーを起こして湿疹が全身に出来たりするから。まあ、そのために中古本は買わないようにしているってのもある。

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爪とぎタワーをダンボールを買った時に、割と頻繁に使うようになったので猫にとっては気持ち良いのだろうなと思った。ただこいつ、爪とぎの後に大量の細かいゴミが落ちる。気が付いた時に掃除機に吸わせるんだけど、当然キリが無い。

allergy.kaizen-taisaku.info

spotlight-media.jp

 

おまけに猫達が育ってきて、今まで使っていたダンボールタワーが低くなり(50cm)、変な姿勢で爪とぎすることが分かってきた。

ということで、麻紐を巻いた、もっと高さのあるタワーに変えてみた。

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これで高さが80cm。子猫たちは今ではルナよりも大きくなり、この高さでも充分上まで爪が届く。でも、明らかに以前に比べて狭っ苦しい感じはなくなった。ちなみにタワーはリビングの中心よりもやや端に置いてあって、邪魔なことはある。以前に比べれば高さは増したが細くなったせいか、視覚的に部屋に対する異物感も減ったと思う。まあ、割と邪魔だとも思うけれども、猫達にはこの場所が良いのか、ダンボールタワーの時にもあれこれ動かしたが結局ここに落ち着いた。

調べてみたが、麻紐に対するアレルギー報告も無いではないが、かなり少ないし、実際に接触しなければほとんどの場合大丈夫のようだ。万全を期すのであれば、マメに掃除機をかけることだろう。

 

現在は花粉症の季節で、ハッキリとした効果を体感できないが、自身の発疹は減った。ルナのクシャミもほぼ無くなった。猫達の爪とぎ頻度も変わらないし、しばらくはこれで試してみようと思う。