南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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GND分離4極を3極にするプラグ版を作ってみた

 ここのところ今一つ睡眠時間が短くて、そろそろ身体がキツクなりつつあるところにギックリ腰をやっちまった。まあ、これも何度目かなのでそれほど痛みはないのだが、やっぱり鈍い鈍痛がずっと続くのが辛いな。

 

以前、家人のOPPO HA-2用に作ったGND分離ケーブルで3極のDAPを使う変換ケーブルやAK準拠のバランスケーブルを作った。ほとんど手持ちの材料で作ったので見栄えは良くないけど。本当ならプラグを買って作った方がキレイに仕上がるんだけどね。

blog.rei1963.net

 

で、家人は今はその変換ケーブルをX5 2ndで常用している。どうもiPod + HA-2よりもX5 2ndの方が出番が多いみたい。ただ、そうなるとケーブルはちょっと邪魔くさいかなと。なので、コネクタ版を作ってみることにした。まあ、本音を言えばIEMのケーブルそのものを変えたいところではあるのだけれど、家人もカスタムIEMの2ピンのものを使っていて、あまり抜き差しはしたくないらしい。緩くなったり折れる可能性を考えてだけど、それはまあ、僕も同じかな。

とりあえず分解

まずは4極-3極変換コネクタを分解する。分解したコネクタの写真を撮り忘れたのだけれど、このコネクタは以前にも書いたが4極のうちグランドの1極がオープンになっているため、片方からしか音が出なくなる。なので、これを分解して中で接続することにした。

最初にプラケースを解体。これはカッターで切るだけだ。ここでひとつ失敗。最初はメス部分に近いところを横に、プラグ部分に近いところは縦に切った。これはメス部分に近いところまで端子が来ていると思ったからだ。実際にはこれでは端子まで届かなかったのである。まずは最初の失敗。よく考えたら、端子に届くように横に切ったら線を切断することになるおそれがある。もっと熟考するべきだった。

中はオス端子とメス端子の間のケーブル間をホットボンドで固めてある。なので、これを除去する作業が必要だ。ケーブルに傷を付けないように注意しながら作業をしたのだが、案の定、一本切断してしまった。(´Д`)

仕方がないので、それは再度半田づけすることにしよう。 

オープン端子をグランドにまとめる

ホットボンドの部分は全部剥がす必要はない。メス側端子の接続部分だけ見えれば良いので、その剥がす。そしてそこに線材で渡り線を接続すればOK。これは簡単な作業。ただ、写真のものだと膨らみ過ぎているのに後から気付き、この後に修正した。

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再度ホットボンドで成型

そのままだと強度の問題もあるので、再びホットボンドで埋め、ニッパーとリューターで成型する。ここで線を切ってしまうと再びホットボンドを除去して半田づけ作業が必要になるために注意した。最終的には再びプラカバーで蓋をするのでこの辺は適当な感じで。

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これで完成!

プラカバーは切ったところを瞬間接着剤で固定した。ここで一つ失敗したのは、ホットボンドで固める時に全長が少し長すぎてしまったので隙間が開いてしまったこと。これは最初のカットの仕方が悪かったのもある。最初に縦一本でカットすべきだったかな。そうすればここに隙間は開かなかった。仕方がないのでここはホットボンドで埋めたが、その分、見栄えがまたもや残念なことに。(´Д`)

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家人に見せたら「これで充分。安い方が良い。」と言われたのでまあ、良いかと。ただ、実際に使ってみると思ったよりは長くて、近いウチにL型のプラグも作っておこうかなと思う。きっと「ちょっと長いかなぁ・・」と家人が言い出すだろう。こういうのはたくさん経験すると段々と巧くなるしね。

で、実際に音を鳴らしてみたが、特に問題なし。割と簡単な作業かと思ったけれど、ホットボンドの除去と成型が思った以上に面倒だし慎重さを求められるのが分かった。

まあ、次ぎに作るための経験にはなったかな。

 

追記

上記の記事を書いてすぐにL型のプラグを買ってきて作成。やっぱりこっちの方が便利らしい。

これでGND分離ケーブル(4極)を3極で使う変換プラグが3種類とバランス変換が1種類。まあ、ケーブル型は持ち合わせのプラグを使ったから仕上がりがキレイじゃないけどね。( ̄▽ ̄;)

  • ケーブル型
  • ストレート型
  • L型
  • OPPO HA-2用GND4極をAK準拠で使う変換ケーブル

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