せっかくの土曜日なので外出したいところ。ただ花粉が・・と思ったら、午後から雨の天気予報。ということで、夜から家人と映画を観に行く予定である。まあ、日光には少しは当たらないといけないけれど。
さて、先日こんな記事を書いた。
で、「外出先で水道が使えないところでも鼻うがいができないだろうか?」と、フと思いついてネットで検索してみると「フマキラー アレルシャット 鼻シャワー」という製品が見付かった。なんだ、あるじゃないか。
商品説明的にはこっちの方が良いかな。
サイトの説明だとこういうことらしい。
- 弱酸性の独自処方で空気中の異物をまとめて洗い流す
- 体液に近い成分濃度だからツーンとしない
- シュッと押すだけ、いつでもどこでも簡単お手軽に
- 握りやすくスプレーしやすい容器
なるほど。手軽に優しくやろうって感じなのね。
やっぱ、こういうのは試してみるしかない。ということで買ってみた。
使い方をみると、
- 点鼻薬みたいに鼻に差し込んで3回プッシュ
- 一日3回まで
- 洗浄後は軽く鼻をかむ
とある。
とりあえず試した感想としてはこんな感じかな。
- 謳い文句の通り刺激がない
- 「洗浄後は軽く鼻をかむ」とあるが、3回やると普通に外に流れ出すのでティッシュは事前に用意しておく
- 「洗った感」はあるが、水道水や生理食塩水で洗ったほどじゃない
こうやって考えると、あくまで外出時で鼻うがいができない場合の緊急用かなと。ただ、何もやらないよりは良いし、点鼻薬の使いすぎを防ぐには良いかも。
ちなみに、点鼻薬の使いすぎは何がいけないのか?
そう、点鼻薬性鼻炎になるからだ。僕も若い頃に一時期そうなって、それから鼻うがいをするようになったという経緯もある。即効性のあるタイプを頻繁に使っていたのがいけなかった。
そもそも点鼻薬には色々と種類がある。具体的には下記かな。
- 血管収縮性点鼻薬:即効性があるが点鼻薬性鼻炎になりやすい
- 抗アレルギー点鼻薬:安全性は高いが即効性はない
- 副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド)点鼻薬:抗アレルギー点鼻薬よりは即効性はあるが、やはり副腎皮質ホルモンの副作用がある
この辺りについて細かく説明しているサイトがあるので以下にご紹介。トップページに戻って他のページも読んでみると良いかも。
【アレルギー性鼻炎と市販鼻スプレー(点鼻薬)の功罪 質問とお答え集】http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/aresitumontenbiyaku.htm
点鼻薬性鼻炎は、「ためしてガッテン!」でもやってたが「鼻甲介」の問題が大きいらしい。鼻甲介は下記のサイトにあるように、3つある。
鼻の中の構造と機能 | 鼻づまり対策室CONTENTS | 患者さん・ご家族の皆様へ|日本新薬株式会社
番組中で説明していたのは、鼻甲介は膨らんだり縮んだりしながらこんなことをしている。
- 鼻から入ってくる空気の温度調節機能(なんと0.1秒で10℃も下げるらしい)
- だから、サウナや冷凍庫で口で息をするとすぐに耐えられなくなる
- しかも鼻水を出して乾燥を防ぐ(こっちも0.1秒とかだった気が・・)
- 時間によって交代で膨らんで休憩している
それが点鼻薬の使いすぎで鼻甲介が慢性的に腫れてしまうわけだ。
で、話しを戻すと
だから点鼻薬は使いすぎないように
である。特に血管収縮性のもの。今回の外出先での鼻うがいはそんなことを緩和しようって意味もあるのであった。
ちなみに、僕も同様に点鼻薬性鼻炎になっていたのだが、鼻うがいをするようにして治った。でも、一ヶ月くらいは掛かったかなぁ・・随分前のことだったから。友人にも勧めたけれど、その友人も治ったので効果はあるのだろう。何ごとも根気よく続けることが大切だね。