南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

ちょっと驚愕の節電効果

季節も徐々に秋らしくなってきて、日向に出ればまだまだ暖かいが日陰に入れば冬が近いことすら感じさせる。ここ数年は春と秋が短くなっているような印象を受けるが、今日辺りは秋の日差しと風の匂いを感じることができる。良い季節だね。仕事なんて放っぽり出して公園辺りでノンビリとしたいところだ。

 
さて、話は夏に戻るけれども、今年の初夏のこと。電気代が2万円を超えた。確かに家人は極端に暑がりで4月の終わりからエアコンを点けていたが、それだけではないと思う。一時期一人暮らし(というかルナはいたんだけれど)をしていた頃は7千円から1万円程度だった。その間にAV機器が変わったのと洗濯機が変わったくらいだが、そちらはむしろ最新機器なので電力的に考えればむしろ減っているだろう。
あとは家人が増えたことで洗濯の回数が増えたり料理の時間が増えたりしたくらい。ちなみにウチはIH調理器具を使っている。
 
それほど高給取りってわけでもないので、電気代が2万円っていうのはちょっと大きい負担だ。ということで節電に乗り出したのが6月のことだ。
 
まずは現状でどんな機器が電力的を使っているかを把握する必要がある。ということで、機器の一覧、消費電力を調べてみた。それが下記である。ちなみに、iPhoneやiPadなどの充電器を使うもの、待機電力は調べてみても小さいので無視することにした。
 
■品名:最大電力:使用時間/月
【日用家電品】
IHコンロ1:最大1400W:60h
IHコンロ2:最大1000W:30h
エアコン:最大2500W:720h(夏場)
冷蔵庫:590W:720h
洗濯機:最大1140W:360h
iRemocon:最大15W:720h
ドライヤー:最大1200W:3h
換気扇:最大200W:70h
扇風機:100W:300h
マッサージチェア:150W:15h
炊飯器:211W:20h
電子レンジ:1400W:2h
コーヒーメーカー:1200W:1h
空気清浄機1:54W;720h
空気清浄機2:43W;720h
掃除機:850W;20h
布団乾燥機:600W;12h
ブロワー:800W;0.5h
時計(コンセントタイプ)×3:30W;720h
 
【電灯類】
デスクトップ蛍光灯×2:80W:50h
室内蛍光灯×3:210W:150h
室内電球:8.4W:300h
玄関電灯:8.4W:1h
風呂場電球:8.1W:10h
洗面所蛍光灯:20W:20h
キッチン蛍光灯:4.5W:120h
 
 
【AV機器】
テレビ(47インチ):95W:60h
テレビ(32インチ):83W:8h
AVアンプ:1000W(7.1ch使用時最大):100h
サブウーファー:50W:60h
BDレコーダー1:18W;60h
BDレコーダー2:30W:8h
 
【PC類】
Mac mini:最大85W:60h
MacBook Air:最大35W:10h
23インチディスプレイ:57W:60h
プリンタ:最大14W:1h
無線LANルーター:最大16W:720h
VDSLモデム:9W:720h
NAS:最大23W:720h
UPS:最大330W:720h
 
最大電力で書くとあまり参考にならないかも知れないが、そこは日常的な使用方法をそれぞれ認識している。その点は分かりにくくて申し訳ない。
この中から節約できるものや、その節約方法を考えてみた。
参考までに以下のサイトを紹介しておく。
こういうのを見ても大きく電力を食うのはエアコン、冷蔵庫、テレビ、電灯だ。ウチの場合はこれにIH調理器具が入る。ただ、電灯はLEDに変えられるものは既に交換済み。
で、実施したのは以下。
 
  • IH調理器具を最大火力で使わない(必要ない)
  • 待機電力が大きい、古い機種(冷蔵庫など)の買い替え
  • 利用頻度が高く、古い機種の買い替え
  • 無駄に使っている機器の積極的な電源オフや使用時間の低減
 
思いついたのはホントにこんなもん。
IH調理器具は調べてみてやっと分かったのだが、最大火力を使わなくても十分であること、フライパンや土鍋など中火以上では使ってはいけないものなどがあった。
 
冷蔵庫は7年前の機種で、実は少々故障しているのでは?と思っていることが度々あった。扉のシール部分も古くなっているし、中の温度もあまり下がっていない。製氷も随分時間がかかるようになっていたので、思い切って買い換えることにした。新しいものは220W。実に5分の1だ。驚き。
 
AV機器についてはそもそも色々と工夫し、サブウーファーを学習リモコンで映画を観る時にだけアンプと連動させたり、テレビはもともとほとんど観ないので積極的に消したり。
 
Macは待機電力が小さいし毎日使うものなのでスリープにしっぱなし。おそらく起動時の電力消費の方が遙かに大きいだろう。
 
電灯類は円形のリビング用以外のもの全てLEDにした。各部屋につけてある蛍光灯は新しいこともあるのだが、リビング、キッチン、寝室の壁を取っ払ってしまってあるので、通常は一つだけ点けてあればそれほど問題がない。家人の個室は積極的に使わない時には消すことを心掛けた。ちなみに費用対効果を考えると、使えるリビングの蛍光灯をわざわざLEDに交換するのは返って高く付くと言う試算の結果だ。
 
洗濯機はちょうど買い替えたばかりだが、乾燥機の使い方を少し工夫した。いつも使うわけではなく、洗濯槽の乾燥以外はベランダに干すことをメインにし、どうしても緊急で乾かしたいものだけを少量で乾かしたり、30分だけ乾燥機にかけ、その後は室内干しにしたり。
 
それから、家人は暑がりなのでエアコンを使うことが多い。ただ、設定温度を少し上げ、扇風機を使うので十分しのげるとのことだったのでそれも実施。エアコンの掃除については先日もエントリーに書いたが、放熱フィンだけではなくファンも掃除したところ非常に快適
動作するようになったこともある。それに、エアコンは点けっぱなしの方が節電だと言う記事も何度か見かけたことがあったので、猫がいる関係もあり夏場は少し高めの設定で9月いっぱいくらいまで節電モードでほぼ点けっぱなしにしておいた。
 
もう一つ、炊飯器もだいぶ古くて、実を言うと味がちょっと変だな?と思うことがあったのでこちらも買い替えた。炊飯時の電力は変わらないが、保温時の電力量が半分以下。
 
で、結果。10月の支払いが5,782円。驚愕の結果と言って良いだろう。
実は一気に下がったわけではなくて、節電グセが付くまでの時間もあってか、最初は1万円ちょっと、次が8千円くらい、そして10月の請求額がこれだ。実に月額で15,000円近くの節約になったのである。もちろん夏場を過ぎたということも要因の一つではある。これには自分自身も少々・・じゃないな、とても驚いた。
 
結論としては、やはり新しい機器の消費電力の低減(特に冷蔵庫)と、IH調理器具の使い方を改めたのが大きかったと思う。それ以外にも、先月は家人も僕も忙しくて、調理機会が減ってこともある。今までの半分程度しか使っていないだろう。それもかなり大きく寄与していると思われる。
 
ここまで効果が出ると節電も楽しいね。みなさんも、一度色々と見直してみると良いかも知れない。