南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

New ロードスターでドライブへ

連休まっただなか。旅行している人やショッピングに行く方々、家でノンビリされている方、それぞれ穏やかに過ごされていると想像している。今回はクルマの話しです。

 

僕は基本的にバイクは好きだけれど、もちろんクルマも大好き。バイクはレースをやっていたりしていたから細かい仕組みやセッティングは分かるけれど、クルマはそれほど分かるわけじゃない。それでもやっぱり色々なクルマを乗るのは楽しい。

僕は足が今一つなので、移動にレンタカーを使うことが多い。もちろん経済的な余裕もそれほどあるわけじゃないし、ある程度車種を妥協したりたまたま安く借りられたりするタイミングを選んで借りている。ウチの家人もクルマ好きなこともあって、ここ最近だと、メルセデス SLK(初期型)、BMW Z4、一つ前のロードスター、MAZDA CX-5、MAZDA DEMIO(新型)、ハチロクなどを借りていた。ハチロクは特に気に入っていて3回借りている。もちろんFitやVitzを借りることもあるし、僕は楽に運転したい時にはTOYOTA PorteやTOYOTA bBなども借りる。そもそも以前に持っていたクルマはエスティマだったりする。

 

で、今回はMAZDAの新型ロードスターを借りて横浜の三渓園までドライブしてみた。

www.sankeien.or.jp

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さて、クルマについて書いてみよう。ロードスターは発表があった頃から乗ってみたかったクルマ。実にスタイリッシュだね。ほれぼれするとはこのことだと感じる。

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本当なら場所を決めてちゃんと撮れば良かったんだけれど(汗)。

 

前述したように似たようなテイストやらコンセプトのクルマにはいくつか乗っているし、一つ前のモデルにも乗っている。パッと見てすぐに感じるのはその美しい曲線に包まれた、一回り小型になったボディ。低く、ワイドだけれどグラマラス。個人的に今まででもっとも美しいと思っているクルマは、スーパーカーブームの頃のフェラーリ Dino 246GT。それをシャープに、現代風にした感じを第一印象として感じた。色のせいもあるけれどね。

 

脱線するけれど、この日、大黒PAに寄ったらなぜか旧車のファンクラブ?みたいな人達が集まっていて、Dinoだけでなく、ロータス・ヨーロッパ、ポルシェ930ターボ、ランチア・ストラトス、フェラーリ512BB、デ・トマソ・パンテーラ、それに混ざってヴェイロンやらZ432、新型のランボルギーニ、その他にも色々なスーパーカーに出会えた。ちょっと感動。

 

さてさて、このクルマの感想を少しだけ。

ドライバーズシートに乗ると、とにかく狭い・・が、Z4もSLKもハチロクも似たようなものなのでそれほど違和感は無い。車高の低さから乗り降りがちょっと大変だなとは思うものの、固めのシートにスッポリとはまり込む感じが気持ち良い。ウチの家人は太っているのでだいぶ窮屈だったようだけれど。(^_^;)

DEMIOの時にも感じたけれど、最近のMAZDAって内装が良いね。同じトーンで纏められていて安っぽさがない。シートも固めでランバーサポートがシッカリと身体を支えてくれる。

 

選択したのはオートマチック。本当ならMTを選択したかったんだけど、少し遠出をするのでATにした。走り出してみると、ちょっとパワーが足りないかなぁ・・と感じる。MTの方がダイレクト感があって良かったかも。でもこれは、ここ最近乗ったクルマの影響もある。特にウチはハチロクがお気に入りだと言うこともあるかな。しかし、絶対的に不足しているってほどではなくて、十分に遊べるくらいのパワーは十分にある。

試しにマニュアルモードにすればもう少し遊べるけれど、この辺の変速のレスポンスなどはやっぱりTOYOTAに少し敵わない気がする。それはATでの変速でも同じことが言えるが。

ちなみに、以前にCX-5を乗った時にはちょっと驚くほどパワフルだった。SKYACTIV-Dを選択したんだけど、これがディーゼル?って思うほど静かで滑らか。結構な登坂車線でもアクセルを軽く踏むだけで「ドン!」って感じでパワーが出る。あれも少しビックリしたクルマだった。

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とってもグラマラスでセクシーなテールエンド。

街中をそんなに攻め込むわけにはいかないのでアレなんだけど、ステアリングの応答性も、足回りも適度にスポーツ感があって乗りやすい。身構えることもなく、普通に乗れるクルマだなと思った。とにかく軽さが際立つ。以前のロードスターも軽いなと思ったけれど、それよりも軽く振り回しやすい。足回りは思ったよりもハードではなくて、路面のフィードバックはシッカリと返ってくるけれどゴツゴツと感じることはない。

逆に考えるとその分少しシャープさに欠ける・・のはハチロクと比べるとだけれど。ハチロクは旋回初期の応答性がとても良くてシャープで剛性も高い。乗って最初の曲がり角を一つ曲がっただけでそれが分かるくらい。それに比べると少し「柔らかい」印象を受ける。これは足回りの味付けで、特にダンパーの伸び側が少し緩いのかな?という感触を受けた。まあ、僕はクルマは詳しくないのでバイクのレーシングマシンだったら・・の延長線上で考えちゃうクセがあるからで、当たっている保証はまったく無いのであしからず。とにかく、そう感じた。その割に継ぎ目で微妙にホッピングするからタイヤのせい?とも思える。

通常はトラクションコントロールが利いていて、追い込んでも4つのタイヤはシッカリと路面を掴んでいるけれど、トラクションコントロールを切ると割と滑り出しが早い。ただ、早い代わりに穏やかなのでコントロールしやすいように思う。遊べるクルマってわけだ。

 

サウンドもなかなか良い。ハチロクなんかとは違う種類の音質だけれど、「あぁ、ドライブしてる!」って気持ちになる。サウンドの心地よさだけだったらZ4の乾いた音の方が良いとも思うけれど、あっちはボリュームがちょっと気になってしまうくらい大きい。ただ、ハードトップなハチロクと違ってロードスターはルーフがソフトトップなせいか、音が結構進入してくる。サウンドは気持ち良く味わえるが、ロードノイズや他車の音は比較的大きめに聞こえてくるのはいたしかたないところ。ついついカーステレオのボリュームを大きめにしてしまう。

 

総じて、「シットリとしていて、気楽に振り回させるスポーツカー」って感じ。個人的にはハチロクの回頭性能とアクセルレスポンスのシャープさは捨てがたいが、オープンにして横浜の街並みを味わうには最高のクルマじゃないかなと思う。まだ市場に出ている台数が少ないこともあって、注目を浴びるのが少し恥ずかしかったが。

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まあ、景色もクルマも含めて、良い休日を楽しんだのであった。