南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

今更だけど、杖をついた僕が「AppleWatch」を試してみた時のこと

結果的に個人としては買わなかったんだけどね。

 
前にも散々書いているけれど、僕は足が悪くて杖をついている。
んで、仕事の関係でAppleWatchを1台買ったので、一週間だけ借りて使ってみた。そもそもの目的が、「こういうデバイスを使って何ができるか考察する」ということだったので。
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しかし、Appleの製品は本当に質感が良いね。高級感に溢れているし、細かい使い勝手がよく考えられている。もちろんそれがすべて自分にマッチして使えているとは思っていないのだけれど。単純に時計として見ても4万円くらいの価値は十分あると思う。
でも、それでも今の時計をリプレイスするに至らなかった。
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結論から言うと、僕には基本的に「見ること」しかできないからだ。だってもう一つの腕には杖がある。座っている時なら情報をたくさん表示し、操作の多様性のあるiPhoneを使う。歩いている時ならそもそもチラ見しかできないし、立っている時でも通知が来るのを見るだけ。利用シーンを考えれば人の多い屋外で使うことが多く、そんなところで「Hey!Siri!」なんて僕にはできないし、そもそも試してみたが周囲の雑音のせいか聞き取りミスが多かった。
 
歩行ナビなんて良いだろうなとも思ったけれど、そもそも足の悪い僕が初めての場所を一人で歩いていくケースは非常に少ない。ヘルス系のものもこれも足が悪い僕にはあまり意味がなく、それはiPhoneで後から見ることもできる。もちろんAppleWatchにしかできないこともあるけれど、僕の生活導線の中で価値を見い出すことができなかった。
 
ただ、物欲的には欲しいなと思わせるものだったことは事実だ。
 
まずは先ほど挙げた質感。時計本体だけでも十分物欲をそそられる。しかも、文字盤が変更できて、そこに色々な情報も載せられる。お天気情報とか。普段は消えてて、時計を見る時にだけ文字盤が点灯するとか小技も効いてる。それに、兎にも角にもiPhoneの通知が受け取れる。これはとても便利なんだけど、そのために4万円出すかなぁ・・と思うとウチの家計にそんな余裕は無いのであった。
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さて、これを使って何ができるか・・というのが借りた理由だけれど、そこは会社の報告書に書いたのでここには流石に書けないことはご勘弁を。でも、もっとアプリが出てきて、色々な使い方ができると可能性が広がることを十分予感させるガジェットだね。今回は買わなかったけれど、将来的にはどこかのバージョンで買うんじゃないかな。
 
ちなみに。今の時計は機械式でそろそろメンテナンスの時期に来ている。実はその値段でAppleWatchが買えたりする。そういう理由もアリって言えばアリかな。