南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

函館、2日目の夜

函館2日目

この日は生憎の雨。まあ、一度の旅行で晴れと雨を経験できて良いか・・なんてことは思うはずもなく。とりあえずホテルの朝食、温泉に浸かってから出掛けることに。

そうそう、書き忘れた。今回のホテルは「La Vista函館bay」というホテルだったんだけど、ここは同行の友人から朝食バイキングが評判だと聞きつけ、それで選択した次第。
さてさて、実際に食べてみることに。

まずは、「とにかく混む!」というのが第一印象かな。6時半から食べられるのだけれど、初日は8時に行ったら30分近く待たされた。後から気が付いたけれど、ここは朝食に海鮮を出す。イクラとかマグロの刺身とかイカ刺しとか。それはそれで北海道らしくもあるんだけど、それらをバイキング形式で取ろうとするとどうしてもそこがボトルネックになってしまう。かといって他の対策は?と言われても思いつかないけれども、それらはベルトコンベア方式になっているので横入りするような不遜の輩もおらず、それはそれで整然と順番に料理を取るんだけど、やっぱり待たされるのはちょっと困るね。

種類はそれほど多くはない。個々の料理自体は美味しいけれど、これが「日本一」と言われるとちょっと抵抗がある。昨年の12月にビューホテルに宿泊したけれど、正直に言わせてもらうとあっちの方が上の印象かな。まあ、宿泊費が段違いではあるが。

さてさて、無計画に函館に来た僕に友人が立てていたプランは2日目の五稜郭であった。歴史と地理には極端に疎い僕には(四国内の県の配置が分からないとか)五稜郭が歴史上にどういう類いの意味を持つかなんてまったく知らない。土方歳三は知っていても、それはコミックなどで美化された土方歳三しか知らないわけで、歴史上でどう言う生涯を送ったなど知ることも無かったが、今回初めて五稜郭タワーに登ってみて概略的なことは理解できた。

45mm 1/500 F4.0 0EV

五稜郭タワーはそれほど高さは無いものの、眼前に広がる五稜郭を見下ろすとその対比でか実際よりはよほど高く感じることができる。眼下に広がる五稜郭はその名の通り五角形をしている・・なんて単純なことでさえ初めて知った次第である。雨で無ければもっと良かったんだけどね。

14mm 1/125 F5.0 0EV

日頃の疲れのせいか?前日の強行軍のせいかなぜか疲れが酷くて、その日は一旦ホテルに戻り、温泉三昧。色々な病歴で痛くなった身体に温泉はやっぱり良い。このホテルの露天風呂は13階の最上階にあるのだけれど、周囲に高い建物が無いこともあって函館の街並みが一望できる。温泉も広いわけでは無いけれどノンビリと旅の雰囲気を味わうには満点。このお風呂だけでもこのホテルを選んだ甲斐があった気がする。

夜には雨も上がり、街を散策することにした。函館の夜の街並みもどこか異国情緒めいていて、歩いていてもやっぱり楽しい。ホテル前にある赤煉瓦の金森倉庫周辺を歩いただけだけれど、十分癒やしの空間であった。晩ご飯はどうしようと考えたのだけれど、友人は「ハセストの焼き鳥弁当」を食べたいとのことで、買ってホテルに帰って食べることにした。もちろんそれはそれで美味しかったのだけれど、財政状況の厳しい僕に気を遣ったんだろうな、きっと。悪かったね。次回はもっと色々と楽しみましょう。

14mm 1/2.5 F3.5 -0.3EV

18mm 1/2 F3.9 -0.3EV

こうやって2日目の夜も穏やかに過ぎ去るのであった。