南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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ATOK Pad入れてみた

iPhone4にATOK padを導入してみた。ネットのいたるところで評価がされているけど、ここは自分なりの感想をば。

まず、ATOKでありながらIMとして使えないのは大きな不便。単なるメモ帳アプリに900円というのはさすがに高すぎる気がする。まあ、これはApple側での対応も必要であるし、将来的に搭載される可能性はあるので、しばらく我慢しよう。

さて、僕が本当にATOKを使いたいのは、Bluetoothキーボードでのこと。タッチパネルでの利用はそもそも短い文しか書かないし(もちろん、長文も入力できるくらいの能力はある)、標準のIMでもそんなに不自由は感じたことがない。そもそも僕は文章の変換の時にはあまり長文を入力せず、短い文節で変換するクセがついている。なので、タッチパネルの時にはATOKのありがたみをあまり感じることがない。

ところが、キーボードでの入力は長文での変換をすることにより、変換効率が飛躍的にあがり、PCでは長い間ATOKを使っている。ATOKの真価が発揮できるのはこういう使い方をした時のことだろう。残念なことに、ATOK Padは現時点でBluetoothキーボードの対応をしていない。これは非常に残念だ。

でも、僕はApple純正のBluetoothキーボードを持っているので実際に接続してみた。

結論としては、いくつかの制限はあるが、まあ使える。実際にこの文章もBluetoothキーボードで書いているのだから。利点としてはいくつかあるけども、まずはその正確な変換だろう。バチバチ入力していてもストレスがない。誤変換も非常に少ないし、改めてATOKの優秀さを感じることができる。
それと、推測変換を切ることができるのも大きい。うまく使えばキーボードでも推測変換は有用なのだろうけど、余計な変換候補がチラチラと画面に現れるのはハッキリ言ってウザい。これだけでもATOK Padを使って良かったと思える。

悪い点は英数字の直接入力。コマンド + スペースでEnglishに切り替えが可能なのに、画面では入力することができない。一般的な単語や著名な名詞は変換されるので問題ないが、やっぱり残念な点だ。まあ、正式対応じゃないので仕方がないのは分かっているのだけど・・。

タッチパネルでの入力はなかなか芸が細かい。標準のフリックに似た入力だけれども、カーソル移動ができたりundoができたりする。「リボルバー」とか新しい入力方式もあるけれど、今のところ慣れていないのでかなり使いにくい。どうも両手での入力を意識しているように思える。これは使わないだろうな。

その他に不便だなと思うのは、やっぱり「メモ帳」であること。mixiにアップするのにだって、ATOK Padで書いて、コピペしなければならないし、Twitterやメールの連携でも色々と制限があってスムーズだとは言い難い。これは次のバージョンアップに期待だ。

それと、キータッチ音が色々と選べるのだけれども、ハッキリ言ってこれは余分。開発側としては音によってテンポ良く入力できるってことらしいけど、音によっては速度低下を招くし、そもそも五月蠅い。さらに、このアプリの容量の多くをこの音源にあてているみたいで、ハッキリ言ってバカかと思った。

色々と書いたけど、入力に関しては本当に快適だ。今までだって悪いと思ったことはないけれど、これだけ違いがあるとやっぱりATOKは良いなと感じる。正式なBluetoothキーボードへの対応と、IM対応がくれば個人的に神。5,000円くらいでも買うよ。早くバージョンアップしないかな。