しばらくはヘッドホンは買わないと思っていたけど、ヘッドホンを持たずに出掛けた先でどうしても音楽が聴きたくなり、止む無く近くのビックカメラに飛び込んでこれを購入。ってか、貯めてあったポイントと交換。もちろん、買う前に試聴はしてみたけど、4,980円の割りには悪くないと思ったこともある。
で、使ってみた感想・・の前に、実は購入してからネットでこいつの口コミを色々と探したけど、ほとんど見付けることができなかった。この機種、ほとんど競合製品がないからレビューが多いのかと思ったのに、かなり意外。
さて、聴いてみた感じだけど、最初に書いた通り意外に悪くない。逆に値段を考えるとと優秀とさえ思う。以前、同じaudio-technicaの安いモデルを買ったけれども、その時にはあまりの音の酷さに投げつけたくなった。楽器がその通りに鳴らないのだ。サックスはオモチャみたいな音がするし、ギターも弦の響きなんか全然感じない。で、その悪夢を想像したのだが良い意味で裏切られた。
楽器の再現性は悪くない。音場も十分に広いし、ボーカルも変に近くなく、そこそこ元気で自分の好みの音だ。脱線するけれど、僕は耳の近くでパリパリ鳴る感じが嫌い。だから、この少し奥行きを感じる傾向は歓迎する。解像度が低い感じは否めないけれども、それも意地悪に音を探るような聴き方をしなければ問題ない。低音は強く、高音も出ている。極低音や極高音は出ていない印象だけれども、そもそも50代間近の自分にそんな繊細な音が聴き分けられるハズが無い。多少まとまりの無い音だなとは思うけれども、音楽の楽しみを損なうことは無い。
装着感は悪くない。ヘッドバンドが若干短い感じがあって、頭が大きな人とには向かないかも知れないけれど、一旦装着してしまえば、フィット感は良い部類だろう。ズレ落ちることも無い。側圧もこの手の形状を考えると適切だし、パッドの大きさが丁度良く、耳がすっぽりと覆われる。パッドは柔らかく、表面がザラついた加工がしてあり、夏場でも清涼感がある。ただ、そのせいか遮音性はイマイチ。外のノイズが思ったよりも侵入してくるのが惜しい。
デザインは好みが別れるだろうな。僕はイエローを選択した。年齢的に若干恥ずかしいが、元々凝ったデザインをしているのだから、あえて地味な黒を選択する必要は無いと考えた。でも、意外に気に入っている。ただ、若干安っぽいが値段が値段なので仕方がないところかも。
ネットでは4千円ちょっとで買えるみたいだし。コストパフォーマンスは高いと思う。もちろん、購入時には試聴して欲しいけれどもね・・。
追記
電車で使ってたら・・何曲かボーカルが遠く感じることが・・。う〜ん、やっぱり値段なりなのかなぁ・・。
