南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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Anker Soundcore Life Note 3Sをリモートワークに

ええと、リモートワーク用にイヤホン/ヘッドホンを購入するのはこれで3個目かな。とはいえ、基本的に音質を求める気もなく。とりあえずちゃんと使えれば良いや・・って程度で追加購入。これ、以前に使っていたもののバッテリー持続時間が短かったのと、たまに音楽を流す(本当に「たまに」だが)時に、もう少しアップグレードしたからだった。しかし安い。セールで買うと5千円くらいだもの。

今回購入したのは、またもAnker製品で「Soundcore Life Note3S」というものだ。

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耳への収まり

写真を見れば分かるが、筐体が少し大きい。これは音質のために新たに13mmの大口径ドライバを使用したためだろう。そのためか、耳に収まる部分はドライバの内側に足された少し小さな筐体が、なんとなく瓢箪みたいな感じになる。パッと見て「これは人を選ぶだろうな」と思ったのだが、僕は問題ないものの、家人に使ってもらってみようとしたら「すぐに落っこちちゃう」だそうだ。購入の場合は事前に試着が必須だろう。

一旦耳に収まってしまえば、割とシッカリと固定された感じになる。大口径のドライバのせいか、耳穴を塞ぐ範囲が大きいのか、通常のセミオープンに比べると「オープン度?」が少なくて、外音は入ってくるものの、通常のセミオープンほどの開放感はない。まあ「その人による」ってとこかな。

バッテリー持続時間

今回、これを最も重要視したのだけれど、結論から言うと「短い」となる。以前のSoundpeats Air3とほぼ同様で、3時間ほどで「バッテリーLOW」のアナウンスが入る。今回のことで確信したが、やっぱりマイクも使う会議用だと、カタログ値まではもたないのだろう。どうせ片耳ずつ使うのであまり問題にはならないが、残念な部分だ。ただ、常にマイクがONになっている僕の仕事は若干特殊な環境のような気もするし、通常の音楽を聴くような場合はカタログ通り、5時間使えるのだろう・・と思う。この辺は試してないのでご勘弁を。そもそも僕の目的と違うので。

マイク感度

実際に会議などに使用してみた。スピーカー(というかイヤホン)はローカルでボリューム調整ができるので問題がないのだけれど、問題はマイク感度。ただ、こちらも先方の状況に影響されやすいのだけれど、「概ね可」というところだろうか。一部「ちょっと音が小さいかなぁ・・」という方もいたのだけれど、ごくごく少数だ。

ただ、ちょっと注意が必要なのは、イヤホンのマイク取り付けステー?っていうの?これが短いので、少し前に出してあげた方がより良い感じらしい。まあ、使用説明にも「前に回転させるように」と書いてあるので、その通りにすれば概ね問題とはならないだろう。

音楽を聴いてみる

音質はまあ、価格なりだと思うが、最初にちょっと驚いたのは低音の量感だろうか。セミオープンのイヤホンは今までにいくつか使ってきたが、これだけ低音の多いものも珍しいんじゃないかな。ただ、個人的には量感に伴ってもう少しタイトな感じがしたらもっと良かった。もちろん、この辺も個人的な好き嫌いによる・・という意味で、試聴は必要だろう。

逆に高音は少し篭り気味だが、これは個人の好き嫌いな気もする。というのは、どのイヤホンを使ってみても大体「もう少し欲しいかな・・」と感じるので。それと、ちょっと残念なのがセミオープンの割には音場が狭く感じるところだろうか。これはフィット感が良いので、思ったよりもイヤホンが耳に密着しているせいだと感じる。

このイヤホンの良い部分ということになるのだけれど、アプリによって本体のイコライジングができるところだろう。ただ、8バンドなのであまり細かい設定はできない。プリセットは20種類。これは結構多いなという印象で、どうもこちらは8バンドに縛られていない感じだ。custom設定で良いポイントをなかなか見つけられなかったのが、なぜかプリセットの「ロック」がほぼドンピシャ。このイヤホンであまり音楽を聴くことはないかもだけれど、イコライジングが合えばお値段以上な感じを受ける。

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まあ、僕の使い方だと気楽に聴くには聴き疲れのしないこのイヤホンはちょっと魅力的だ。ジックリと聴き込みたい時にはカスタムIEMの方を使う。やはり音質的にはかなりの差がある。BGMだったらむしろこちらの方が良いと感じた。

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映画(動画)も観てみる

こちらは上記にも書いてあるが、もう少し音場が広いともっと良かったが、総じて悪くない。「概ね可」だね。ただ、iPad Proで映画を見るのなら、やっぱり純正の方が立体音響が使える分、アドバンテージがあるだろう。

総じて

悪くない。ただ、仕事で使うのにはやっぱりもっとバッテリー持続時間が欲しい。ウチの会社は基本的に全てリモートワークだけれど、「オフィス感」とでも言うのかな・・常にオープンな場にいるようなコミュニケーションツールを使っている。Neworkというツールだけれど、通常は皆同じ部屋にいて、スピーカーはONになっているので会話をすれば全員が聞くことができる。個別に打ち合わせをしたい時には別の部屋を作成しておけば、チーム内での会話も可能だ。

で、こういった使い方をするとバッテリーは3時間ほどしかもたず、結局、片耳ずつ交互に使うことになる。せっかくセミオープンで周囲の音も聞き取れる便利さがあるのに、片側しか使えないのはちょっと残念だ。昼休みに充電するとしても、最低でも5時間、できれば8時間は持続して欲しい。

まあ、色々と書いたけど、このクオリティで6千円程度で購入できるってのは素晴らしいね。