南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

外に出るのが怖いんだよ、実は。

外に出るのが怖い。他人が怖い?と言っても良いのかも。何かされるんじゃないか?ってことじゃなくて、ある瞬間に、自分にとって理不尽なことに巻き込まれることが怖い。

今は仕事もリモートワークになったこともあって、通勤がなくなったのでストレスは随分減った。混雑の中でぶつかって転倒。足が悪くて杖が必要な僕には、他人からの衝突による体圧に耐えられない。で、当たった人は謝罪の言葉もなく、チラとこっちを見てそのまま立ち去る。これが何年続いたことか。救急車で運ばれたこともある。おかげで僕は、外出は基本的に家族と一緒でないとできなくなってしまった。

思いやりのない社会?いや、個人の問題か。思いやりのある人もいる。知っている人には優しいけれど、知らない人にはトコトン冷たい人も知っている。もう数年前になるけれど、駅前の小さなケーキ屋さんでケーキを買おうとしていた。その時、後ろでドサリと人の倒れる音がした。いや、ドサリじゃないな。トスッって感じの軽い音。振り返れば、5mほど離れたバス停でバーちゃんが倒れてる。慌てて自分の杖から手を離し、人をかき分けるようにして(駅に向かう人で割と混雑してた)、バーちゃんのところに行った。「大丈夫ですか?!」と声をかけると「あぁ・・なんか転んじゃったみたい・・」と虚な表情で小さな声を出した。夏場だったので、暑さのせいかと思い、自分のバッグから水筒を出して、少し水を飲ませた。その間、バスの運転手は発車しないでジッとこちらを見ている。2〜3分経って、「もう大丈夫みたい。ありがとね。」と言ったバーちゃんをバスに乗せ、運転手に「バーちゃんの様子を気にしてあげてください」とだけ言付けてケーキ屋に戻った。

後から腹が立ってきた。これだけ往来があるのに、倒れたバーちゃんを横目で見ながら通り過ぎる人たち。すぐ横にいた人もいたのに、今考えればスマホ弄ってた気がする。こういうことも積み重なっていく気がする。まあ、あまり良い人アピールもよくないだろうから、今もイライラするけど、思い出さないようにしたい。

そう言えばこんなこともあった。駅前の横断歩道を渡ろうとしたら、バスが停車してくれた。会釈をして横断歩道を半分ほど通り過ぎた時、バスの横から加速してきた軽自動車が、僕とバスとの隙間ギリギリを通り過ぎていった。目の前には平然とハンドルを握る50歳前後と思われるメガネをかけた女性。そう、止まる気なんか微塵も無かったのが分かった。僕が住んでいる県は、横断歩道に人がいても停車しない、ワースト3位の県だと何かで読んだ気がする。確かに、滅多に止まってもらったことはない。実家だと信じられない光景でもある。

他にも色々とあり過ぎて、グチのオンパレードになるのでこの辺で。駅で歩いていて、杖をワザと当てたって言われて大喧嘩したこともあったが、それももう無いだろうし。わざわざ当てるなんて怖いマネしないよ。普段から杖使ってないと分からないかも知れないけど。リモートワークになってホントに良かった。まあ、定年間近だけどね。

他人に優しくありたいね。ひとりひとりがそう思ってくれれば良いのに。何が悪いのかね?自分が何者かどうか分からないから好き勝手できたりとか?いっそのこと、身分証を常に大きく表示して外出することが義務付けられたら少なくなるかなとか考えるが、それだと女性とか怖いよねとも思うし。そもそも身バレするのがイヤだから不本意だけど他人に優しくするなんてのもおかしいだろうな。

みんながみんな、ウチの相棒(まあ、家族)みたいだったら良いのにな。アイツはそういうヤツだから。