南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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Aria AU-2Lを買ってみた

ウクレレをはじめてみて7ヶ月ほど。それなりに隙間時間で楽しんでいるのだけれど、外出先や、ちょっとケースから出して音を楽しむ・・みたいな使い方だと、コアロハはLow-Gにした関係でどの楽譜にも対応できるわけじゃなくあまり適さない感じ。「これから弾くぞ」ってな気合いが少し必要というか。最初に買ったソプラノはとても気に入っているけれど、コンサートに持ち替えた時にフレットの間隔が変わるのがまだ慣れないのと、12フレット辺りが弾きにくい。割と使う場所なのでこれがちょっとキツイ。ということで、Ariaのソプラノロングネック「AU-2L」を買ってみた。

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分かるとは思うけれど、一番右側がAU-2L。価格もネット通販で7千円程度で購入できる。ただ、最初の弦が気に入らず、すぐにorcasのミディアムゲージに交換してしまったため、この後の動画に出てくる音は購入時のものとは違ってしまっているのはご勘弁を。

ちなみに、ソプラノもorcasのミディアムゲージ、コンサートはorcasのライトゲージのLow-Gに1弦をハードと同じ太さ(ライト、ミディアムの4弦と同じ太さ)にしてある。技術の向上とは別に(^_^;)、僕はorcasの音色が好きなようだ。コアロハの1弦を太くしたのは、どうにも柔らかくて弾きづらかったから。同じことがAU-2Lでも言えるはずなんだけど、こちらはそうでもなかったのでそのまま使っている。要因はナゾだけど。

下手で恥ずかしいのを承知で動画を撮ってみた。(そういう意味では参考にならないかも)

音色はやっぱりソプラノ。だが、ボディの鳴りは最初に買ったソプラノよりも劣るのだけれど、それを弦長でカバーしている感じ。さすが、ロングネック。ただ、そのせいか、ヘッドが少し重くて弾いているうちに下がってくる。ストラップピンも最初から付いているので、ストラップはあった方が良いかも。ちなみに、ボディはアカシアと悩んだが、マホガニーのものを買った。

1弦、解放から1フレットにそこそこな音詰まりがあるが、なぜか許容できてしまう。安いから?いや、不快な音じゃないからかも。最初に買ったソプラノも同じ場所にあったけれど、弦を替えてかなり気にならなくなった。これもいずれ気にならなくなるかもと期待している。コアロハは以前にも書いたように、2弦1フレット、同様に3弦5フレットが詰まるだけではなく、大きなウルフトーンが発生していて、これはもっと鳴らさないとダメなのかも。大きな音を出していると、かなり気になる。色々と試して万策尽きた気もするが、あとは鳴らしこみ、それと、もちろん弾き方という技術によってカバーもできるのかな・・とは思うのだが。ちなみに、音色はコアロハが圧倒的に好き。ただ、自宅で弾くのには音量が大きいので注意が必要かなと感じる。

3台もあると、どれかに偏るかな・・と思ったが、そうでもない。割とどれも均等に弾いてる感じがする。隙間時間を狙って弾いているので、時間的にはあまり稼げてないのだけれど、「今日はこれで」みたいにアッサリとその日の気分で変えられる。コアロハがLow-Gで差別化できているせいもあるのだと思う。

で、このAU-2L。価格って偉大だなぁ・・と思ったのは、やっぱり気軽に持ち出せるし、自宅でもすぐに手が伸びる。この気軽さが良い。音も悪くない・・というか、今まで思ったのは、やっぱり弦の交換が一番影響が大きいと感じる。どれも同じ弦にすると似たような音になるし、ボディサイズとネックの長さで音量やサスティーンは変わるものの、最初のソプラノに似たような音がする。ただ、最初のソプラノはボディの鳴りがとにかく良くて、とても大きな音で鳴るし、サスティーンもかなり長い。この点が大きく違うだろうか。しかし、ソプラノはフレット間隔が短いのがあって、それ単体で弾いている時には僕の手が小さいこともあり、とてもシックリとくるのだけれど、ここから持ち変えると違和感・・というか、抑える場所に戸惑うこともある。まあ、これももっと長い時間付き合っていけば解消することは分かっている。

価格なり・・だと感じるのは、指板の処理がちょっと雑かなと思う点(色が剥げた感じや、エッジの処理が少し雑)や、ナットに角があって指が痛かった点などなど。その辺は価格相応かも。指板はあまり気にならないけれど、ナットは問題があるので角を削り、ついでに弦高も少し高めだったので削って下げてみた。ボディも軽く叩いてみたけれど、少し音が高いかな?と感じた。ただ、ネックの反りもないし、ペグは安っぽいものの、操作での問題はまったくない。とにかく弾くことには問題は無いってことだ。

上に書いた通りなんだけど、とにかく気軽に持ち出せる・・って気分になるのが良いね。いつでも癒される時間を持てるってのが。コアロハは音は良いのだけれど、割りそうで怖いってのもある。で、今はテナー持ちの家人と共用にして遊んでいる。あまり「ヘタクソ」を言い訳にしてもナンだけれど、こんなヘタクソな僕でも楽しめる、癒される。いやぁ、良い趣味を持った・・と今は実感している。