南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

今年もエアコンの掃除の季節がやってまいりました!

・・以前にもこのタイトルでエントリーを起こした気が・・というか、毎年、夏前にやることに決めている。なにせ、エアコンの効き具合と電気代が全然違う。いや、マジで。特に電気代は、夏場は2万円ほどかかっていたのが、昨年、冷蔵庫を新調したことと、エアコンの掃除をしたことの相乗効果のためか、今ではほとんど1万円に届かない。かなりの節約になる。是非、試してもらいたいものだ。作業も忙しい主婦でも時間を掛けずに簡単にできる。

まずは今年もこのセット。以前は3千円近くしたと思うのだけれど、今は2千円ほどで購入できる。財政難のウチには(まあ、趣味にお金を掛けすぎているとも言うが)非常にありがたい。

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先に掃除機でフィルターやら外観、フィンの掃除

最初にやるべきはこれ。後からでも良いのだけれど、気分的に先にやっておいた方が良い。写真は掃除後にフィルターを装着したものだけれど、そもそもウチは猫がいるわけで、割とこまめに掃除はしている。なので、それほど汚れていないが、どうせ掃除をするのならついでにやるのが良いだろう。放熱フィンにもそれなりにホコリが付いているので、これは掃除機で吸い取る。

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そうそう、コンセントはちゃんと抜いておくように。事故になることはあまり考えにくいが、万が一というのは起こりえるものだ。

まずは下準備

さて、掃除が終わったら、邪魔なものは取り去る。これは機種によって違うだろうが、ウチの機種はルーバーを外すだけで大丈夫だ。写真はルーバーを付けた状態だけれど、わずか一年でこれだけのホコリが積滞する。

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ムースは液状だし、後で使うリンスも液状なので、先に洗浄液が落ちないように養生を行う必要がある。もちろんこの養生用のテープが貼ってあるビニール袋も添付されている。至れり尽くせり。

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いざ、ムースを噴射!

ここまで終わったら、まずはムースを噴射する。使うスプレーには順番が振ってあるのが親切。

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スプレーには細くて長いノズルが付属しているので、奥に差し込むようにして噴射する。これは、スプレーの圧力で吹き飛ばすのではなく、界面活性剤とph調整剤で溶かすからだ。奥に噴射しつつ中のファンをクルクルと回し、満遍なくムースを噴射する。こんな感じ。

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アワアワ。ウチのエアコンは8畳用のものだったと思うが、これで大体1セット使う。おそらく12畳用でも足りそうだが、説明書には8畳までと書いてある。実際、このくらいが適量に感じるから、複数台や大きめのエアコンの掃除には追加で用意しておく必要があるだろう。で、ここまでやって30分ほど放置。洗濯機を回しつつ、ちょっとコーヒータイム。

浮いた汚れをリンスで流す

さて、ここまでで既に汚れがビニール袋に流れ始めるが、この後に洗浄用のリンスで汚れを洗い流す。もちろんスプレー缶には2番目の番号が振ってある。これだ。

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これ、ちょっと注意が必要で、思ったほど量がない。なので、最初は満遍なく洗い流し、余裕があったら汚れや泡が残っているところを集中的にスプレーするのが良いと思う。途中で足りなくなったら、以前にも書いたけれど水を入れたスプレーボトルで洗い流しても良いだろうが、やっぱり専用品が良い。ちなみに成分はエタノールなので、部屋の風通しは良くしておいた方が良いだろう。それから、エタノールスプレーは普通に市販されているので、それを使っても良いかも。まあ、それを言ったら洗浄用にも同種のスプレー缶がホームセンターにも売っているだろう・・が、養生用のビニール袋も揃っていることを考えるとこのセットは便利だ。多くの台数を清掃するような場合にはホームセンターで大容量のものを買ってくるのもアリだと思う。

とりあえず洗浄完了!

しばらく待つとすぐにビニール袋は真っ黒になる。

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手で持ち上げてみると、一年でかなり汚れていたことがよく分かる。

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たった一年でこれだよ?ウチには空気清浄機も2台あるのに。エアコンの使用頻度の高いアナタ!または、あまり掃除をしてないアナタ!掃除は絶対にすべき。よくホームセンターで売っている放熱フィンだけの掃除スプレーはあるが、あれはやってみてもあまり効果がないと感じた。その辺は掃除機でホコリを吸い取るだけで充分だと思う。

 

むしろやるべきは、このファンの汚れ落としだ。ファンが重くなって余計に電力を食う上に、臭いや衛生面の問題も出てくる。もちろんエアコンの効きも悪くなる。「メンドクサイ!」と思うでしょ?いやいや、一度やってみれば分かるが、チョー簡単だから。

ファンはこんな感じにホコリが落ちている。内部に少しカスが残っているが、これは後でブラシなどで拭き取れば良いし、この後にも書くけれど、掃除後に送風運転をすると吹き飛ぶ。

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仕上げ

ここまでやると、養生ビニールで守っているが、本体下部にはそれなりに汚れた水分が垂れている。まずは、これを拭き取る。そして、5分ほど待つとファンの中もだいぶ乾いてくるので、ここで送風でファンの水気を飛ばす。もちろん、ビニール袋は手で持ち上げて。かなり飛び散るのでそのまま回すと部屋が大惨事になる。

ということで、トータル1時間も掛からずに完了。冒頭に書いたけれど、部屋の空気の清潔を保ち、電気代も節約、場合によっては作動音も小さくなるので是非やってみるべきと思う。業者に頼むのもアリだけれど、結構な料金を取られる。もちろん、業者の方がもっと徹底的にやってくれるだろうから、その辺の差別化はあるのだろうが。

以上、夏を向かえる(いや、もうかなり暑いが)準備をする一日であった。