南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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GWにイチゴ狩りへ(秩父)

僕の生まれ育った静岡には久能山という場所があって、イチゴ狩りが盛んだ。小さい頃から遠足やら旅行やらで何度も行っている。山の斜面に作られたハウス栽培のイチゴは甘くて何度行っても飽きない・・が、イチゴそのものはそれほどたくさん食べられるわけではないので30分もすれば飽きてしまう・・という記憶が多々ある。

で、GWだし僕の誕生日も近いということで、家人が秩父にあるイチゴ狩り園に連れて行ってくれた。思い返すと・・30年くらいぶり?やれやれ年齢は過ぎてみるとその時間の歩みの速さに驚くばかりだ。

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場所は秩父のここ。季節的に考えると、僕の認識だとイチゴ狩りにはもう終わりの時期で、あまり美味しさという意味では今ひとつと想像していた。しかし、休日にドライブを兼ねて遠出をし、大好きなイチゴをたらふく食べられるというのはやっぱり楽しいものだ。

まず目にしたのはこの光景。

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まあ、子供でも大人でも屈んで取らなくて良い配慮なのだろうが、久能山の斜面でのイチゴ狩りは斜めの地面にたわわに実ったイチゴ・・を想像していたので、微妙なカルチャーショック。いや、確かにこの方がイチゴも熟しているかどうかが分かり易いし取りやすい。その分、情緒みたいなものはないというか、動物園で飼育されたライオンを見るような気分・・と言ったら言い過ぎかな。でも、利便性というか工夫があるのは時の流れなのかなとも思う。

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季節外れ感があるものの、営業している以上はちゃんとしたイチゴがある。当たり前か。(^_^;)

用意されている品種が三種類あったというのも初めての体験だったと思う。

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どれも少し酸味が強くて、まあ、スーパーに置いてある高額なイチゴに比べると「若い」という印象があるのと、小粒なのは否めない。しかし、イチゴはイチゴ。それぞれが微妙な味わいの差があって、飽きずに楽しめた。個人的には有名でもある「紅ほっぺ」が一番好きな味だったかな。

制限時間は30分。少ない〜・・と感じる方もいるかも知れないが、実際にイチゴは味わいが濃厚で、酸味のせいか意外にたくさん食べられない。それにもぎ方があって、茎から外すようにもぎる。これが、お肌の微妙な?僕には結構きつくて、30分を待たずしてお腹いっぱい、且つ、指先が疲れて痛くなってしまった。

それでも、こうやってイチゴを思いっきり食べる!という機会はそれほどないこともあって、充分楽しく、美味しい贅沢な時間を過ごすことができた。家人に感謝。僕の実家地方はイチゴやミカン、マスクメロンの産地ではあるのだが、意外にそれらを満喫する機会が少なかったことに思い当たる。ある意味贅沢品であり、そういう意味では贅沢な時間でもあるだろう。ちなみに、地元に出回るマスクメロンは、表面の模様が美しくないという理由だけで、東京の有名店で買う値段の半分以下で買うことができたりする。まあ、メロンなんかは贈答品として高価格であることにこそ意味があるのかも知れないが、イチゴはそれに比べるともっと身近なのに意外に価格が高くて食べる機会が少なかったりするのに思い当たる。

イチゴ狩りの後はそのまま同店で石焼きバーベキュー。

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富士山の溶岩プレートを使ったバーベキュー。休日らしい食べ物だなぁ・・と思いつつ、イチゴの酸味と甘味でいっぱいになった後の食事としては良い感じ。

かくしてGW最終日は久し振りに自然とドライブ、そしてたくさんの美味しい食べ物三昧の一日だった。ちなみに、関東だと5月の中旬まで、高所などの気温の低めのところだと5月末くらいまでは楽しめるらしい。まだもう少し楽しめるので、ご興味のある人は良いかも。シーズンを微妙に外しかけているので、混雑もしていないところが良い。

家人との良き休日を満喫した一日であった。