家人のiPhoneが容量不足とのこと。どうもビデオをたくさん撮っているからだろう。で、どんな方法が良いのか考えてみた。
追記
実際は、この前に自分のスマホの容量を減らすことを考えた方が良い。例えばiPhoneだとiTunesで確認すると、「その他」の容量が大量にあるケースが多い。これは、iPhoneとiTunesを同期すればかなり減るし、個々のアプリのキャッシュを削除することも大切だと思う。
- 普通にMacと同期して保存(またはイメージキャプチャアプリで保存)
- NASに接続してそちらに保存
最初はこのどちらかで良いかなと思った。だが、これだと在宅の場合ならアプリから直接動画などを観ることができるが、外出先だと少し面倒だ。僕が使う分にはルーターに穴を開けてNASなりにアクセスすれば良いのだが。
だが、そういったリテラシーを持たない家人だったらどうか?うーん、ちょっとこれは面倒かなぁ・・ということで、違う方法を考えた。つまり、家人だけで完結できるというのが大切なのである。で、買ったのがこれだ。
そう、Lightningポートに接続し、専用アプリを使ってファイルを保存するUSBメモリーだ。これなら持ち歩けるし、本体側を削除しても問題ない。ちょっと使い勝手的に面白いなと思ったのは端子の蓋。こんな感じでゴム製になっている。
当初はカードリーダーやWi-Fiで接続するHDDも考えたが、これも色々と面倒。普通にスッと刺して使える方が良いだろうということでこれにした。ちなみにご存じだとは思うが、iOSはLightningにメモリーを刺してもマスストレージとしては認識できない。必ずアプリを経由する必要がある。
容量は32GB。iPhoneが64GBなのでこれで充分だろう。そしてこれにファイルを移したあと、そのままUSBを使って本体ファイルはNASにコピーでもしておけば良いだろう。NASは2台のディスクをミラーリングして運用しているので、ディスクがクラッシュした時にもそれなりに安心感がある。それなら自宅内ならどの端末からもアクセスが可能だ。蛇足だが、もちろんNASはUPSに接続されていて、停電の場合にも自動的にシャットダウンする。まあ、最近はほとんど停電などないのだけれど、自宅の電気容量があまり高くなくてたまにブレーカーが落ちるので。(^_^;)
この製品を買う時に考慮した点は、通常のUSB端子も持っていること、そして専用アプリがメディアプレーヤーを持っていることくらい。他の用途にはほとんど使わないだろうから。
それでは試してみよう。早速アプリをダウンロード。
とりあえず起動するとこんな感じ。当然、外付けはN/A、つまり何も無いことを示している。
これでiPhoneにUSBメモリーを差し込めば良い。ここでちょっとトラブル。Lightning端子がちょっと短くて、僕の使っているケースに干渉して奥まで刺さらない。まあ、使うのは家人だから良いか・・ということで、テストはiPhoneケースを外してやってみた。で、接続すると認識される。MFi認証を通っているので特に問題はなく認識された。
ではこれに動画をコピーしてみよう。上記の画面から動画を選択すると、当然、最初は何も入っていない。
ここから下にある「動画を追加します。」を選択すると、どのソースからコピーするのかを選択できる。今回は当然「フォトアルバム」からだ。
するとフォトアルバムの中の動画一覧が表示される。ここから目的の動画を選択してコピーすれば良い。USB3.0対応で、そこそこ速い。
テストなのでひとつだけファイルを選択。コピーすると画面に当該ファイルが表示される。
それではこれを再生してみよう。メディアプレーヤーが付属していることが条件だったので、念のためテスト。iPad miniを手に持って撮影したのでちょっと揺れているがご勘弁を。
はいこれでOK。アッサリと終わった。(大変、失礼ながら)これなら家人でも使えるだろう。
ちなみに、アプリも日本語に対応しているし、マニュアルも日本語のものが付属している。ちょっと日本語が怪しいが(^_^;)、意味が分からないほどじゃない。まあ、これならマニュアルを読まなくても直感的に操作が可能だ。とりあえずテストだけだが、アプリの使い勝手は良いと感じた。ちなみに、ソーシャルメディアやクラウドサービスにも対応しているらしい(マニュアルの記述から)し、パスワード付きの暗号化にも対応している。落とした時のことを考えれば必須だろうし、僕も含めて自分のプライバシーを守るためにも必要だろう。
それから、Android用にmicroUSBのコネクタも付属している。もちろんそのためにはスマフォ側がUSBホスト(OTG)に対応している必要があるが、両方使えるというのは便利だと思う。
さて、後は実際に家人に使わせてみるだけ。どうかな〜。サッサと帰ってこねーかな〜。