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南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

日常生活で思うこと、電子ガジェット、オーディオ、映画、小説を紹介するサイトです。

無線LANルーター更改(NEC WG2200HP)

いやね、もう随分前から買い替えようかなぁ・・とは思っていた。メーカーホームページ(NEC)には脆弱性の報告は無かったけれど、ファームウェアがもう3年も更新されていない。流石にそれで問題があるようなら報告が上がるハズだけれど、心配なのは心配である。例えば他のネットワーク機器はどんな機器なのかにもよるが、ある意味、外界に繋がっている部分でもある。そういう意味では、ファームウェアの更新は絶対、機種もある程度は新しいものにしておきたいと思っていたからだ。

 

で、これが前に使っていたもの。

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AtermWR8750N(HPモデル) | 製品情報 | AtermStation

既に販売完了製品であり、既知の脆弱性としての報告は、ブラウザで機器の設定画面を開いたまま悪意あるサイトにアクセスすると、機器の設定変更や再起動をさせられるとのこと。これに対するファームウェアは出ていないので、対処方法としては「設定が終わったら速やかにブラウザを終了すること」である。運用対処だね。

それからもう一つ。最近の無線ルーターは11acに対応している。これは下記の特性がある。

  • チャネルボンディング:4倍の帯域幅
  • MIMO:アンテナの多重化が4から8に増えた
  • 変調方式の多値化:一度に送る転送データ量の増加
  • ・・・

と、ここまで書いて、折角今回買った無線LANルータのメーカーに説明文があったのでリンクを貼っておこう。

121ware.com

これを読むと、11acに対応しているだけではなく、ビームフォーミングについても触れられている。この技術はもちろん他社の無線LANルーターにも搭載されている。これは簡単に言えば、接続している機器に対して電波を集中させる方式だと思って良いだろう。その理論的な部分はネットで検索するとメーカーの論文がヒットする・・がちょっと難しいと思う。なので、「電波がより受けやすくなった」と考えれば良いだろう。ということで同じNECの「WG2200HP」にした。価格と性能のバランスが良いと思ったからである。微妙に残念なのは、USBが2.0であること。今のところ使うあてはないのだが、将来的には必要になるかも・・と思ったりもする。上位モデルはもちろん高速な3.0だ。

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さて、ここまで書いて、少し問題がある。11acもビームフォーミングも送受信の双方で対応している必要がある。家人のiPhone6sが対応しているのは分かっているのだが、僕のiPhoneSEが対応しているという記事を見付けることができなかった。だがまあ、ウチのネットワークの問題は更に上流にある。ウチはVDSL環境だからだ。

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契約自体は「光」の契約なのだが、集合住宅であることから建物内はVDSLモデムを使ってメタル回線で送られている。もちろんその部分は建物内で共有だ。つまり、利用者が多い、または利用者の利用データのトラヒックが高ければ、当然、個々の速度は落ちる。実際に、今までも「光」なのに、夜間になると20Mbps程度しか出ないことが多々ある。ここがボトルネックなのだ。なので、いくら外部との通信を速くさせたくても無理がある。建物のスピリッタ部分までの設備を増強するか、End to Endまで光ケーブルを敷設するしかない。

もちろん、家の中では当然高速でのやりとが可能だが、主なやりとりはNASとの間であって、これもNAS側のスループットが思ったほど高くない。つまり、速度に関して言えばウチの環境ではあまり恩恵がない。それでも、体感的に「速くなったかな?」という感じはあるのだが、そもそも、スマホに20Mbpsも必要だろうか?とも思う。今は外で使うには一ヶ月に転送できるパケット量にも制限があるし、実質、端末側の高速を売りにするのはカタログスペックでしかないと思う。家の中でなら分からないでもないが、それならPCかテレビを使うだろう。タブレットもアリだとは思うが、やっぱり音響も考えるとそれほど高速である必要はないと思う。今で充分だ。つまり、ウチにおいて高速化はNASとPCとの関係であって、やはりNASの高速化の方が重要である。ちなみにNASは有線で繋いである。

当然、技術の進歩を否定するつもりはないし、今後のことを考えればこういった技術進歩は良いことしかないと分かってはいるが、過度に「○○Gbps出ます!」とか言われてもあまり説得力を感じない。

 

脱線しちゃったので話を戻そう。

むしろ、今回の更改は、最初に書いた通り、セキュリティの担保が第一なのだが、それと同時にアンテナ数の増加とパワー向上による通信の安定性にある。理由は分からないが、iOS10にしてから無線の電波を掴むのが遅くなった。これも更改に踏み切った理由でもある。外から帰ってきても、2〜3分、Wi-Fiを掴まない。あまり困る場面は無いのだが、あきらかにおかしいと感じた。それが見事に解消された。また、速度面では家人のiPhone6sではそれが顕著で、明らかに動作が軽く感じる。更に、今までは風呂場では電波が届かなかったのが、今度はちゃんと届く。これは個人的にかなりのアドバンテージ。

それともう一つ、無線ではなく有線で繋ぎたい機器がいくつかあるという事情もあって、ギガポートが4個あるこの機種にしたというのもある。

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もちろん、間にHUBをかませれば良いのだが、大きくは配線事情、小さくは電力事情もあってできればルーターから直に接続できた方が良い。実質的には上位機種との違いは2.4GHz帯のアンテナ数、それからおそらくはCPUの高速化などによるスループットの上昇だろう。だが、ここまでに書いた通り、ウチではそこまでの要求はない。後はゲームなどをする人ならpingのラウンドトリップタイムは重要な問題だと思うが、これも測定してみると上流の環境があまり良くないにも関わらず15ms程度出ている。これなら充分だ。

後は細かいことだけれど、この機種、縦置きか横置きを選択できる。正直、縦置きは機械の主張が強いのであまり好きじゃない。この機種の横置きの姿はちょっと可愛らしくで好きだってのもある。(^_^;)

 

さて、設置についてだが・・最近のは簡単だね。プロバイダの認証IDを入力したらあっという間に終わった。もちろんSSIDとデフォルトのパスワードの変更、WPS等での簡単接続を切ったり、ウチはMACアドレスフィルタリングをしているので、その部分だけが余計に手数が必要だったが、後は何の問題も無かった。最近ではiOSアプリからも機器の接続情報が分かったりと非常に便利だ。この辺は長くなりそうなので、別の機会にでも。

ということで、我が家のLAN環境が一部新しくなった・・があまり使い勝手は変わらないという今回の機器の更改である。ちょっと寂しいかも。次ぎはNASかぁ・・高いよなぁ・・。