南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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Apple新製品発表会での個人的感想(歩きAppleWatchは止めろよな)

さて、世の中は「iPhone7の発表」が主眼として始まった感がある今回のAppleの発表である。あくまで僕の個人的な主観で今回の発表を振り返ってみたい。いや、その前に。なんとティム・クックがジェームズ・コーディンとCarpoolKaraokeで登場!いやぁ、これ、良い!

AppleWatch Series2

一番期待が大きかったのはこれかも。初期型のAppleWatchは、以前のエントリーにも書いたが片手に杖のある僕には使えないし、兎にも角にもバッテリーもちの問題があった。今回、それが緩和されるとの噂は朗報だろうが、発表会で触れられてない模様。うーん、やっぱりあまり使えない?更に、防水性能がアップ。ヘルスケアを前面に打ち出している以上、スイミングに使えないことはある意味不自然なことだと思う。それとGPS搭載。これも多いに歓迎するポイントだ。まあ、僕は足が悪いのであまり関係ないが・・。ポケGO対応・・というか、僕はゲームをしないので、ここもある意味「どうでもいい」。むしろだね、歩きスマホに加えて歩きAppleWatchをする輩が出てきそうでそちらの方が不安。杖をつく僕には直接ぶつからなくても、近付かれる時点で恐怖なのだよ。他の障がい者やお年寄りでも同じだろう。もっと理解して欲しい。刑事罰にして欲しいくらいだ。

それにバッテリーの大飯食らいを考えたらあまり使わなれないような気もする。その他、新OS、CPUの高速化(S2搭載)もあるが、こちらもバッテリー駆動時間が気になるところ。その辺はどうよ?追加情報を望むところだ。後はセラミックボディを搭載したこと。ここ、ちょっとどうなのか判断できない。重量には貢献できるのは理解できるが。そうそう、FeliCaにも対応だね。これは嬉しい。ちなみに、Apple Watch Series2、予約受付9月9日、発売9月13日、Apple Watch Nike+は10月後半とのこと。

iPhone7/7Plus

新型のiPhoneが発表される都度にワクワクしたもんだが、今は興味がまったくと言って良いほどない。それは、6sを使ってみて「僕にはデカすぎる」と結論付けたからだ。よっぽどハードウェア的に特別な魅力がない限り、僕には無用の長物であるのは、現在のiPhoneSEを使っていてそう思う。これが僕のベストサイズだ。そもそも片手で扱えないスマホなんて意味があるのだろうか?iPad買えよと思う。多少のハードウェアの機能差は、この大きさの溝を埋めることができない。6sとの違いはこんな感じだろう。

  • CPUがより高速なA10 Fusionになった(A9チップの50%アップ)
  • Felica対応(なんとSuicaにも10月後半に対応!
  • カラーリングの追加
  • 256GBの追加
  • カメラが大幅に性能アップ(f1.8かよ。スゲーな)
  • フォンアウトの廃止(無線の強化とも言える)
  • 防水機能の追加(IP67相当)

個人的にmicroSDスロットが無いiPhoneの256GBモデルの追加は歓迎するところだが、そもそも近年、iPhoneのDAPとしての機能はあまり向上していない。それから、3.5mmのフォンアウトの廃止は賛否両論だろう。個人的にはあまり歓迎したくない。薄さ優先のためだとは思えるが、これ以上薄かったら逆に持ちにくいと思えるし、アダプタを介するのは強度的な不安もある。フォンアウトの廃止でLightningから音声を取ることになったおかげで、ハイレゾに対応できることになるだろう点は評価しても良いが(今までのフォンアウトは16bit/44.1kHzだったハズ)、そもそもDAPとしても非常にシェアの高いiPhone/iPodには更なる高音質モデルが出て欲しいと思う。そこはワイヤレスにすることじゃない。僕は様々な事情でほとんどの楽曲はMP3形式で圧縮してあるのでそれが生かせない。FLACを使っている部分はALACにしても良いが、それもワイヤレスでは貢献できないだろう。むしろそれはAppleがストリーミング主体になりつつあること、その他の操作性や可搬性を上げるためだろうが、高音質モデルを期待する僕としてはあまり嬉しくはない。折角のカスタムIEMであるCW-L15も生かせない。次ぎに作ろうとしているモデルもあるが、それも無線には関係無い。更に、iTunesとの連携はやはり便利であって、その大きなメリットを享受できる高音質モデルが欲しいと以前から思っているからだ。そうすれば、現在のFiio X5 2ndから乗り換えられる可能性がある。やはり充電機器が増えるのは面倒なことは間違いないし、iPhoneからの通知を受け取る意味でも本来ならiPhoneひとつで全てがまかなえるのが理想だからだ。ライバルのウォークマンが高音質モデルを出していることを考えると、iPhone、せめてiPodで高音質モデルが発売されることを切に願う。AirPodなんてハッキリ言って音が悪そうなんだが。もちろん試聴してみないとなんとも言えないが、今の形状からみても音響部分は変わっていないように見えるから。

 

防水機能は今までどうしてなかったのか?と思える機能だ。最近のようにゲリラ豪雨があると、それだけで故障を誘発するケースがあった。しかし、現在のモデルでもある程度の防水性があることは多くのサイトで検証されており、やっと明文化されたかと思う。まあ、SIMスロットも防水処理されており、更に強化されたことは良いことだ。ちょっと迷ったのだが、参考までに防塵防水表記の目安を載せておく。詳しくは調べて欲しい。ちなみに、水没は良いが流水はダメなのでご注意を。

保護等級・IP | 防水・防塵性能の基準と選定方法

 

また、今回は思ったり通りで5インチサイズのiPhone7が最小サイズ。魅力があるとすればFelicaの採用だが、来年以降との噂だったが10月後半に開始になったようだ。だが、これも現時点でSEから買い換えるだけの魅力はない。プラスチックカードの利点は当然あるわけで、現在のようにカードを内蔵できるケースが存在する以上、買い換える気はまったくない。音質とFelicaと4インチサイズ。この3つを満足するモデルを切望する。

カメラの性能アップも現状で問題無い気はする。それよりもだね、あの出っ張りをどうにかすべきと思うんだが・・あの薄さだと仕方がないのだろうが。

ちなみに、予約開始は9月9日から。発売は9月16日からの模様。すでに本家サイトにも記載されている。

www.apple.com

iOS10

今回のiOS10がちょっと変わってるなと思うのは、βバージョンの出し方だった。バグが多かった?いつもなら2週間ごと、それもβ5まで(確か6まで出たことがあった気がするが)。それが今回はβ8まで出された。これは何を意味するのか?ということはあるんだけれど、開発側としてはテストコストが増えたことが良くない点だ。また、正直なところ自分に必須な機能は少ない。どうも発表があっさりと終わってるようなので違いが分かり難いが、その辺はβ版の時点で多くのサイトで紹介しているので割愛する。

見た通り、これは現在持っている基本機能の強化がメインとなる。中には3D Touchを持たないiPhoneSEには無関係なものもあるが、そもそも使っていないのであまり関係ないだろう。配信は9月13日。

iPad

特に発表なし。残念。僕はiPad mini4のサイズが欲しいのである。なので、今回の発表もあまり関係なかった。ただ、これで価格が下がってくれると良いのだが・・。Apple製品はリセールバリューが高いこともあるし、新製品との置き換えがなければ価格が下がらない。これは期待薄だろう。

追記

キター!!

japanese.engadget.com

OS X Sierra

こちらも特に発表なし。まあ、既に色々と言われているので別にいいか。今回の目玉はSiriに対応したことが大きいだろう。OS Xは更にiOSとの統合を強くしていく。いずれ両者の境はなくなるのだと思う。今回もそのひとつのステップだろう。逆に言えば、それ以外にはあまり見るものがないとも言えるが。

昔はAppleの発表会と言えばワクワクしたものだ。最近はそれがない。せいぜいAppleWatchくらいだろうか。コンシューマーから見た場合、OSの機能がアップすることよりは革新的なデバイスが出る方が刺激的だろう。もちろん今のAppleがダメだと言う気はないが、今ひとつ、コンシューマーとの距離が開いている・・と感じるのは僕だけだろうか?更なるワクワクに、是非期待したい。9月21日配信。

Mac

一言もなし。まあ、確かこの時期じゃないハズだし、今のところ購入予定は無いからいいか。というかだね、2010 midのMacBook Airが今でも自宅で大活躍。ホントにMacは(というかSSDかも)凄い。今のところ自宅では2014 lateのMac miniと共に活躍している。長く使える、そしてリセールバリューが高いのが良いね。

 

ちなみに、今回はリアルタイムで発表は追わなかった。どうも説明がうまく聞き取れなくて。個人的にいくつかのサイトを回った感じだと、いつもの通り、ギズモードが良いかなと思うのでリンクを貼っておきます。それと、なんか後から気が付いたら追記いたしますです、はい。以上、Appleの新製品発表会の個人的な感想でした。

www.gizmodo.jp