南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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国内3メーカー6機種のDAP発表!

来週にはAppleの発表会もあるが、その直前になってちょっと気になるニュースが発表された。

Sony、Onkyo、Pioneerの国内3メーカーが、それぞれ新型のDAPをドイツで開催される「IFA2016」に発表してきたからだ。

 

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詳細についてはこれからだろうが、個人的に注目したいのはOnkyoとPioneerの小型のモデル。性能的には現在のハイエンドモデルにも十分対抗できそうだし、ポータブルの真髄は小型で可搬性が高いことにあると思う。そういう意味ではSonyの両機種も要注目だが、これは試聴してみないとなんとも言えないだろう。あくまで個人的な感想だが、僕はS-Masterの音質にあまり良い印象を持っていない。デジタルっぽく色付けされた「妙な音」と言う印象だからだ。新機種でその辺が払拭できる仕上がりになっていれば、バッテリーの持続時間、UI、曲管理などのアドバンテージは先駆者であるSonyの方がOnkyo、Pioneerよりも上だろう。また、JEITAの4.4mmバランスを採用したことも興味深い。個人的には現状の3.5mmの4極で世界的な標準が出ればと思っているが、その動向は注視していきたいと思う。2.5mmは物理的な細さによる不安、どうも市場に出ているものの不安定さを訴える声が気になっているので、できれば避けて欲しいと思っている。もちろん、「現状で」だが。

 

OnkyoはDP-X1からの進化に期待したい。2.5mmバランスのトラブル報告が多かったこと、実際に試聴した際にもあまり良い印象は持たなかったバランス接続が、どう料理されているかに興味がある。以前のバランス接続は、試聴ポイントがステージのど真ん中に上げられたような不自然さを感じた。むしろアンバランスの方が好印象だったと言って良い。どうもPioneerも今度は同じようなバリエーションだが、こちらも早く試聴してみたいものだ。

 

あとは価格だろうか。Sonyはユーロ価格が参考として出されているが、Onkyo、Pioneerも含めて国内販売時の価格は未定だ。Sonyは、正直ちょっと高いなとは思うが、他の競合機種と比較すれば十分対抗できるだろう。音質を重点とし、それ以外の要素が価格に見合えば十分現行の機種群に割って入ることができると思う。Onkyo、Pioneerの価格は発表待ち。

 

いずれにしろ、「音質がどうか?」だ。今のX5 2ndを超えられるか?そこがポイントだと思っている。X5は好き嫌いが分かれると思うが、ハマれば抜け出せない良さがある。事実、僕自身がそうだから。ソリッドで音の立ち上がりが速く、立体感のあり、その精細感溢れる音はクセになる。他の何を聴いても「緩い」。そういう意味もあって、この6機種には大きく期待したい。

 

追記

他にもいくつか発表があるが、なんというか、Sonyらしさが戻ってきたような気がする。個人的に、Sonyは大勢に迎合せず、我が道を行くで様々なトライをして欲しいなと思う。ちょっと期待しても良いかな?

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