南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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カスタムIEMを自分でリフィット(その2 削る)

台風も通り過ぎ、今は朝も蒸し蒸し。不快指数の高い毎日が続いている。体力の消耗も激しいし、夜も寝苦しくなって睡眠が取れないではかなわない。最近は、エアコンはそれほど温度を下げず、頭を冷やすことで寝ている毎日である。

 

さて、以前、CW-L15のリフィットについて書いたのは一年ほど前だろうか。その時は右が若干緩かったこと、左が微妙に浮いてくることで基本的に「盛る」方向でリフィットした。

blog.rei1963.net

その後、先月下旬まで体調悪化で仕事を休み、ほとんど使う機会が無かったせいか、それとも増えた体重のせいか(たぶん、これ)左側の圧迫感が微妙に増えた。なので、今回は「削る」方向で再リフィットしてみた。まあ、以前にも盛りすぎて一度だけ削った経験はあるのだが。

 

まずは事前準備として、ノズル部分をテープでマスキング。専用のマスキングテープを切らしていたので、普通のセロハンテープを使った。とりあえずこれで充分。

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手順としては下記だ。

  • 細かい紙やすりで薄く丁寧に削る
  • 粗めのコンパウンドで表面を馴らす
  • 鏡面仕上げのコンパウンドで仕上げ

基本的にはこれで良いのだけれど、本当ならこの後に某かのコーティングをした方が良いだろうと思う。最近は様々なコーティング方法があるが、クルマのボディに使ったガラスコーティング剤がまだ余ったのでそれを使おうと考えてる。ただ、削って数日使ってみて、フィット具合を確かめてからだ。

 

材料も書こう。紙やすりはこれを使った。一番細いやつね。

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コンパウンドはリューターを使って、できる限り均一に、滑らかになるようにする。特に鏡面仕上げでは素手でやるのは無理だろう。かなり大変だ。

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慣れたもので、とりあえず薄く削って作業完了まで30分ほど。とりあえずこれで一日試してみよう。

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リフィットはメーカーに出すのが基本だとは思うが、何度もメーカーとの間を往復することになる。メーカーにはノウハウがあるだろうが、自分で弄ってみて、一発で決まるのはなかなか難しいんじゃないかと思うようになった。右側を盛った時にも、薄く少しずつ修正したので、結局4回の作業をすることになったからだ。盛りすぎると耳に当たって痛いこともあるし、耳道の変形などの心配も出てくるだろう。作業は慎重を要する。ただ、自分で弄っていると「どこをどう盛る/削ればどうなる」というのが徐々に分かってくる。この辺が経験によるノウハウだろう。

 

ということで、試してみた結果でまた微調整を行う予定。面倒ではあるけれど、楽しい作業でもある。こういう作業は好きだし。

 

ちなみに、音質はもうこれで慣れてしまっていて、他のものを受け付けない。次ぎに何を買おうか・・とも考えるが、まだ先のことのようだ。X5が壊れるか、L15が壊れるか・・だね。

 

追記

削った後にUVレジンを薄塗りするのなら、ネイルアートなどに使う筆が良いと思います。