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南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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【ネタバレ】オレには分からん・・(映画:シンゴジラ)微妙に追記

映画

「久し振りにヒドイモノを観た・・」が、最初の見終わった印象だ。日本版ゴジラファンには大変申し訳ない。先に謝っておく。

 

なんかもうね・・。ダメだと思う点をあげつらうとキリがない。

一番キツかったのは、映画が全体的なまとまりに欠けていると感じたことかな。何もかも唐突な印象で。ゴジラがどこに向かっているのかも序盤に地図に線を書いて示していたようだけれど、ホンの一瞬のことで何がなんだか。放射性廃棄物を求めているのならもっと他に上陸する場所があったと思えるし。

とにかくアレコレと受け入れがたくて。 

 

緊張感を出したかったのか、それともスピード感なのか、役者のほとんどが早口。メチャメチャ早口だし、たまに噛んだりして何を言っているのか聞き取れない。特にガスマスクを付けたシーンなんかだと字幕を付けて欲しいと思ったくらい。それと同様に各自の動きが楽屋落ちっぽくてそれぞれが分かっていて動いているんだろうけれど、こっちには伝わってこない。僕の理解が悪い?それはまあそれであるとは思う。だからこそ色々と唐突と感じるわけだから。

後、米国のエージェント?の日系アメリカ人の女性。米国人だからって英語を入れるのはまだ良いけど、まるでルー大柴。しかもあの振る舞い様がやっぱり浮いてる。緊張感を保つハズが一人だけ・・いや、まあ、そこはいいや。

 

それにゴジラの体組織の分析図。折り鶴からヒントって・・しかも、折り方もメチャメチャでそれが何かを意図しているようには思えない。ジョディ・フォスターが出ていた「コンタクト」で、地図を三次元的に捉えて構成するというのがあったのを思い出したけれど、ああいう風に納得できる形でやって欲しかった。ただ不規則に折っただけのものでゴジラの体組織構成が分かるとかみんな納得できたの?

しかもそのゴジラ、ほとんど動かない。ユックリと歩いている・・感じに見えるくらい。攻撃する時だけ派手に身体のそこいら中からビームを放つけれど、むしろそれが浮いて見える。ビームの根拠というかどうしてそこから?みたいなのを感じてしまって。予告編からは凄く活動的なゴジラが想像できるのに、実際には人形が立ってるだけのような。攻撃を受けても効かないから静観してる・・でも良いけど、まったく動かないってのはどうよ?

人が入って着ぐるみを動かしてこそ日本のゴジラ・・でも良い。だいたい僕の好きなガメラだってそうだ。だけれど、ボケッと突っ立てるゴジラを見ても何の工夫も怖さも感じない。直前に観たのが平成ガメラ3だったせいもあるけれど、ガメラとイリスが京都駅内で闘うシーンが、実に計算しつくされた巧さを感じるのに、今回のゴジラにはそれがない。ただ顔の怖いゴジラを作って見せただけという印象だった。

 

後は音楽とかスケール感とか避難誘導とかゴジラの造形そのものとか・・色々とあるけれど、なんか書いてて情けなくなってくるのでこれ以上は書かないけれど、良いなと思ったところを探せば、脇役の俳優陣は実に良かった。特に年配の脇役たちの存在感は、主演たちを食っていたと思う。そこだけは「流石!」と思わせるものがある。経験は伊達じゃ無いね。

 

ところで、最後の方でゴジラの尻尾に、ミイラ化した人骨らしきものが見える。あれは何だったんだろうか?海洋上で失踪したゴジラの出現を予言した博士?それにしても数体見える。結局そこは分からずじまいだったのだけれど、ちょっと気になるかな。

後はネットでの評価が異様に高いのはゴジラファンのなせるワザ?それともやっぱり何度も書くけれど、僕が観て判断できるだけの器じゃないってことなのかな?例えばどこが良かったのか?本音で具体的なポイントを教えて欲しいくらい。その点が悔しいというか。まあ、それを差し引いても最初の言葉に嘘はない。久し振りにヒドイモノを観てしまった・・。

 

追記

この映画に対する、ある評価において「これは怪獣映画ではない。緊急事態が起こった場合に想定される国民の安全を主とした政府の対応、自衛隊の位置付けなどについて描かれた作品」だと書いてあったのをみて、妙に納得した。それでも足りないことはたくさんあるし、じゃぁ「ゴジラ」という「いかにも集客できそう」な命名はどうよ?と同時に思う。だって、子供たちもたくさん映画館にはいた。子供にこれが伝わるか?