南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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新しい「本」との出会いがなくて

関東も梅雨明けし、夏らしい空が広がっている。暑いことは暑いが、身体の具合のこともあって、僕はそもそも暑さが好きでもある。気持ちの良い季節だなと感じるのだ。ンでもって、本日から10日間の夏休み。特に具体的な行事らしいものは無いが、実家の母親に会いに行くのが定例となっている。母親も楽しみに待っていることと思う。

 

さて、Kindleを初期から使っているが、どうしても不満というか足りないものを感じている。それは新しい「本」との出会いの機会が極端に減ったこと。

 

僕は基本的に電子書籍しか読まない。それは、単に電子書籍の各種メリットである嵩張らない、バックライドでベッドでも読みやすいなどがあるけれど、それ以前に僕は古くなった紙を触ることができないから。これは以前にも書いたけれど、アレルギーのせいか、古い書籍を手に取ると皮脂が取られて皮がボロボロと剝けてくる。置いておいても虫が発生したり、そのホコリがアレルギーの原因になる。なので、嵩張ることも含めて古い本は割とすぐに廃棄していた。

だが、好きな本というのは何度も読み返したいものだ。特に宮部みゆきさんや真保裕一さんの作品は好きで、これまでも数回買っている。だが上に挙げた作家さんのように、電子書籍には反対の方々もいる。そろそろ自炊を考えた方が良いのかも知れない・・と思い始めた。

 

ちょっと脱線したが、Kindleにしてから本との出会いが減った。どうにも新しい本に出会えないので、古い作品ばかり読み返している毎日でもある。何故か?色々と考えてみる。ちなみに僕は基本的にミステリー、サスペンス、SF、ホラー辺りしか読まない。ラブロマンスは面白いと感じたことが無いし、ビジネス書は時間の無駄。歴史書は時に面白いが、それだったらWebや専門書で「史実」を読んだ方がズッと面白い。

まずは、電子書籍が無い頃はどうやって本を買っていたか?を考えてみる。

基本的には「帯」を読んで買っていたのがほとんど。その他にもある程度話題になったもの、書店での推薦、気に入った作家さんができたらその人の新刊は基本的に買うようにしていたと思う。ではKindleではどうか?

 

まず、「帯」に相当するものはなにか?それは一冊毎に書かれた本の概略だろう。だが、Kindleのジャンルにおいて、その一覧から数だけを提示されても一冊一冊を見て回れる量じゃない。例えば、「日本の文芸/小説・文学」で見ても5万冊近くある。個人的にミステリーが好きだが、それでも3千冊。しかも僕は訳書がちょっと苦手だが、それを分けることができない。例えばKindleでの僕が感じる問題をあげてみると以下だろうか。

  • 本の概略がすぐに分からない
  • ジャンル分けした作品を串刺しで見られない
  • そもそも量が少ない(これは他も同じだが)
  • 売れ筋と好きな傾向の乖離
  • 「おすすめ」が僕にとっての「おすすめ」じゃない

「じゃー、本屋行けよ」と言われるかも知れないが、僕は今は足が悪いこともあってあまり書店に行かない。以前はオフィスビルに書店があったが、閉店になってしまった。それに購入したらしたで、荷物になると余計に大変になるので良い物があっても持ち帰るのが大変だったりもする。近くに書店が無いので、どうしてもまとめて買うことになるからだ。まあ、そもそももう紙の書籍は買う気が無いし、買うとしても通販だろう。しかしそれも短期間で廃棄されてしまうわけで、勿体ないわけだ。ではどうしたら良いだろう?ちょっと考えてみた。

書評サイトの利用

最初に思いついたのは「書評サイトの利用」だ。パッと検索してみただけでもいくつかある。とりあえず簡単に見てみた。

■書評空間

booklog.kinokuniya.co.jp

「プロの読み手」というところに注目した。ちょっと見た感じだと、概要の一覧性は無いが、とりあえず上から少しずつなら読む気になる。Kindleの「おすすめ」に比べれば、ずっとまともな本が並んでいるのが分かる。もちろん、「プロの」というのが自分の嗜好と合っているかどうかだが、例えば今まで自分が買った本の評価などとの乖離が少ない評価者を見付ければ、その人の書評だけを読むという手がある。

 

■くちコミ読書カフェ

http://www.hon-cafe.net

こちらが良いと感じたのは、所謂「帯」に相当する概略の一覧性があるからだ。短くてもそれがどんな本なのか?を簡単に説明してくれる。もちろんキーワード検索もある。ここが良いなと感じたのは、書店で探す方法に一番近いと感じたから。サイト自体がシンプルなのも好き。

 

 ■ブクログ

booklog.jp

ここは「本棚」という形式で、それぞれのユーザーがお気に入りを本棚に入れている。ここが面白いと思うのは、自分と好きな本を本棚に入れているユーザーが見付かれば、その人が面白いと言うものは自分も面白いと思う可能性が高いと思うからだ。

 

■my rack

myrack.kakaku.com

ここはURLを見れば分かるとおり、価格.comの中にある。ブクログと同様に本棚形式だが、本の感想や評点が同サイトど同様の形式で書かれているのが見やすいと感じた。

 

ただ、これらでも問題がある。例えば上記のようなサイトで面白そうな本を見付けても、多くが電子化されていない。と言うか、今はKindleしか使っていないので、そこに無ければ読むことはない。例えば昔から好きな作家さんの作品で電子化されていないものは、どうしても読みたくなったら仕方なく購入する。今は自炊の設備が無いので、一定期間(一年くらい?)が過ぎたら廃棄することになる。やっぱり本の冊数を考えれば自炊環境は僕には必須なのかも?と思う。

電子書籍書評サイトの利用

では、最初から電子書籍に関する書評サイトはないものか?と探すと、あることはある。

■電子書籍ランキング.com

http://電子書籍ランキング.com

ここが面白いのは、それぞれの電子書籍ストアを横断的にランキングを紹介しているところだ。 昔はこういったサイトはもっとあったように思うのだが、自然淘汰されたのか、今はあまり見付けることができない。

 

■hon.jp

hon.jp

ここは割と有名なので。ただ、検索欄が空欄で検索、つまり順位だけで検索できなかったり、ジャンルで検索できない不思議仕様・・だと思うのは僕の使い方が悪いから?確かに検索窓にジャンルを書けばそれで検索できるようなのだけれど、順位を見ているとどうも確信が持てない。

雑誌を利用

■ダ・ヴィンチ

ddnavi.com

上記のようにサイトもあるけれど、ちゃんと読むなら電子書籍版の「ダ・ヴィンチ」を読む方が良むか、雑誌版を買うのが良いと思う。僕はdocomoがサービスを展開している「dマガジン」を購読しているので、そこに「ダ・ヴィンチ」がある。ただ、dマガジンは雑誌版に掲載されているページが欠けていたりもするのが問題だ。それが価格のせいか、電子化するにあたっての制限なのかは詳しく分からないが。

magazine.dmkt-sp.jp

ちなみに、他にも書籍紹介本はいくつかあるのだけれど、多くは出版社に偏っている。なのであまり意味が無いというか、「本との出会い」を考えると良い手段ではないと思う。

 

ということで、今日も昔の本を再ダウンロードして読んでいたりするが、皆さんはどうしているのだろうな・・と頻繁に考える。何か良い手段があったらご教示いただければ幸いです。