南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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カースピーカーを追加して、より理想的な音を目指す

とりあえずメインのスピーカーとナビのユニットを変えたことでそれなりに満足している。面白いのがナビに搭載されている音場効果で「VSC」と呼ばれる機能。所謂「DSP」だと思うのだけれど、これがなかなか面白い音を出す。スピーカーが下側に設置してあるのに、音は正面から鳴る。基本的にDSPなわけで、デジタル化した信号のディレイ、エコー、リバーブなどを変化させるわけだけれど、これがなかなか巧く処理されている。最近は音の定位を変えて立体感を出したり、バイノーラル感を出すのはAVアンプなどでは常識的に搭載されている。それのもう少しシンプルなやつだと思えば良いんじゃないだろうか。

ただ、正直「デジタルっぽい不自然さ」みたいな感覚はあって、最近は技術の進歩でかなり良い感じなんだが、それはそれで悪くなくても色々と試してみたくなるのが僕の性格なんだろうな。ということで、「チューンナップトゥイーター」と「サブウーファー」を付けて実験してみたくなった。できればDSPに頼りたくないという思いである。

 

実はチューンナップトゥイーターは最初から付けようか随分悩んだ。ただ、ポルテやワンボックスのようにメインスピーカーとの距離がある場合に、セッティングによっては不自然になる可能性が高いと思って見送っていたのである。特にポルテは助手席がスライドドアなので、スピーカーはコンソール下の奥に設置されている。なので、今回もその「不自然さ」が強調されるようなら取っ払おうと思ってる。つまり「テスト」である。

もちろん不安はある。そもそもフロントに付いているのはコアキシャルタイプであるし、そこにネットワーク無しで並列に割り込むカタチになるからだ。これ、インピーダンスが変わるよね。最初からネットワーク付きの製品であればアッテネーターも付いているが、今回はそんなものは無い。うーん、やっぱり最初から買ってれば良かったかも・・と一瞬頭をよぎる。ただ、商品紹介によれば、既存のスピーカーへの増設として用意されている商品でもあるようだし、フロントのコアキシャルをフルレンジとして捉えてみても良いかなと思ったのである。とりあえず付けてからダメだったらどうするかを考えてみることにした。イザとなったらコアキシャルのトゥイーター部分を殺して、コアキシャルのネットワークを介してそこから持ってきても良い。ただ、正直なところバランス的にはどのパターンが最良かは分からない。むしろ相性が悪い確率の方が大きい気がする。

で、僕は考えてモヤモヤするのは大嫌いなので試すことにしたのである。

 

チューンナップトゥイーターはこれを用意した。「TS-T420」。基本的にスピーカーは同じメーカーで揃えるのはホームシアターも含めて基本だと思う。

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f特のグラフを見ると、間にハイパスフィルターを付け、実用的には1.4KHzから20KHzくらいである。ただ、グラフから受ける印象は少し高域が盛り過ぎかなぁ・・という気もする。この上位機種もあるのだが、そちらは今一つ評判がよろしくないし、今回のコアキシャルに追加という意味でもこれが妥当だと判断した。

 

サブウーファーはこれにした。「TS-WX120A」。こちらはメーカーサイトにもf特グラフが無い。仕様を見ると30Hzから160Hz。個人的にはもう少し下まで出て欲しいところではある。新型は20Hzからになっているが、今一つネットの評判がよろしくない。ということでこれにした。

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作業的に大変だなと思うのは配線だけれど、実際の信号線を繋ぐために間にピンコードが必要になる。ケチらないで5mくらいのケーブルを新しく買っても良いのだけれど、できる限り自宅にあるものを使おうとしたが、10mのものしかない。流石に長いかなぁ・・と思ったのだけれど、まあ、将来的にトランクルームに移すことも視野にいれればこれでも良いかなと。幸い、ポルテはナビ奥のパネル内に結構なスペースがある。充分収まるだろう。

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これ、電源線とシステムコントロール線もあるので、あらかじめある程度まとめておいた。こうしておけば作業が楽になる。下のモジャモジャしたのが(^_^;)長い信号線である。それと、ナビ側の接続がピンポート1つなので2つを1つに纏める必要があるのだが、これが別売りでしかも2本入ってる。余計なものを買わされた気分が納得いかないが、仕方がないだろう。自分で作っても良いかと思ったが、部品代と制作時間を考えると買った方が安いと判断した。

 

さて、取付けはもう慣れたもので、まずはカーナビを外す。ここ開けるの、何回目だろうか。4回目?(^_^;)

まずはサブウーファーから。こちらは運転席の下側に設置。助手席側はシートのスライド量が多いのであまりよろしくない。トランクルームに置くことも考えたが、そうすると配線が微妙に足りないのと、音響的にどうか?というのが微妙な気がしたので却下。いくら指向性があまり無い周波数帯でも、このサブウーファーはドカドカと低域の量感をスッゴク出すタイプじゃないようだし、あくまで低域の不足分を補正するだけだ。

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配線はカーペットの下を這わせる。ただ、アース線が短いので、これはシート近くのボルトから取ることにした。リモコンも付いているのだけれど、これ、同様の操作はナビからもできる。なのでいらないかなぁ・・ということで付けないことにした。シンプル・イズ・ベスト。 

ケーブルはすぐに施設できて、ナビのポートに差し入れるだけ。設置はとても簡単だ。後は音のセッティングだが、チューンナップトゥイーターを付けてからにしようかどうか少し迷う。結局、チューンナップトゥイーターはテストなので、まずはこの状態で試すことにした。

結果は良好。カスタムIEMでは聞こえていて、クルマでは聞こえなかった低音がちゃんと響く。ここは予想通り。クロスオーバーは80Hzが一番繋がりが良い感じだったので、それで設定。低域が車内に漂っているように広がるのがとても良い。ただ、この辺はエージングで変わってくるかも知れない・・と言うことで、とりあえず良い感じになったが少なくとも100時間くらいは様子をみたい。その上で再調整だろう。

 

さて、問題のチューンナップトゥイーターだ。

場所決めも含めて、とりあえずフロントパネルの色々なところに置けるよう、ちゃんとした配線は後回し。まずは仮にナビに繋いで色々と場所を動かして試してみた。作業に熱中していて写真を撮ってないのはご勘弁を。

で、実際に聴いてみた。悪く無い・・というか、思ったよりもずっと良い。場所もどこに置いてもちゃんと正面を向けてやれば差はない。フロントのコアキシャルとの繋がりがどうか?という点がもっとも心配だったのだが、それも杞憂だったようだ。とりあえずこれで行こうと決め、置いてみた。

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パネルに穴を開けるのがイヤだったので(というか、家人のクルマだし)ネジ留めはしないで両面テープだけで設置。ひょっとしたら後で外してしまう可能性もある。配線的にはギボシ端子を付けるのが通常だが、「テスト」と称していることもあるので配線コネクターで圧着することにした。

 

ここまでで約2時間。ケーブル類が多くてナビの収納に少し手間取ったが、綺麗に収まった。試しに短い距離をドライブしてみたが、サブウーファーは前述したようにドカドカ鳴るわけでもなく、それでいてシッカリと低音を補完してくれている。今までカスタムIEMで聞こえていた音が戻ってきたのがメチャメチャ嬉しい。

トゥイーターはやはりVSCとは違う、リアルな鳴り方で音場が気持ち良い。問題になるかと思われたコアキシャルとの組み合わせでも大きな違和感はない。ネットではコアキシャルとの組み合わせはバランスが悪くなるとの意見が圧倒的に多かったが、確かにボーカル近辺は少し引っ込んだ感じになり、高域の量感が増えた。ただ、それもイコライザーでほんの少しだけ特定の周波数を上下するだけで違和感はなくなった。現状として、フロントのドア(ポルテは助手席はコンソール下)のみよりも遙かに豊かな音場で鳴る。あぁ、やっとこれで完成かな・・と思った瞬間である。

 

取り付ける前はサブウーファーはともかく、チューンナップトゥイーターは不安の方が大きかったが、作業が終わって試してみれば「これで良かった」という結論だ。もちろん、全ての車種やスピーカーでも同じとは言い切れないが、少なくともウチのクルマでは大幅な音質向上となったわけだ。

あとの問題は、基本的に作業は僕がやっても、僕が乗る機会がとても少ないことかな。基本的に家人の通勤用のクルマだから。(^_^;)