追記 2016/06/22
やっと解決しました・・。
----------cut_here----------
以前にナビの記事を書いたが、その時にSDカードでの音楽再生に問題があることを書いた。今回はこれを色々と実験してみたのでそれを紹介しよう。
問題は端的に以下である。
- 存在しない「.(ドット)」で始まるファイルが自動的に作成される
- フォルダ固定再生ができない
まず最初の存在しないファイルができる問題である。ちなみに画面はこんな感じだ。
で、これは「ID3タグ」が関係するんじゃないか?と言うのは前回にも書いた。タグを全部取っ払うと正常に表示できるからだ。
ということで、いくつかのタグのみを残し、他を消去して試してみた。作ってみたのは下記。
- アーティスト名とタイトル名だけを残したファイル
- アーティスト名だけを残したファイル
- アーティスト名、タイトル、アルバム名を残し、アートワークを消したファイル
- アーティスト名、アルバム名だけを残したファイル
これでやってみたが全滅。症状は変わらなかった。実はこの後に、それぞれタグを1種類だけ残したファイルでも全部やってみている。結局、フォルダ分け再生さえできれば曲名からアーティストとアルバムは大体類推できると結論付け、タグは使えないと結論付け、すべて消すことにした。消せばフォルダもファイルも正常に表示される。
また、再生時の画面を見ると、フォルダ階層で「アーティスト」と「アルバム」を判断していることが分かる。つまり、最初からID3タグには対応していないのだろうとも思える。ただ、マニュアルに「ひとつのMP3ファイルの中に異なるID3タグのバージョンは混在できない」旨の表記がある。Macでファイルを管理しているのが問題であるのかも知れないが、現状で動作するWindowsマシン持っていないので評価できないところ。
こっちがファイルの表示だ。
ちなみに、タグの編集は「Mp3tag」を、タグの一括消去には「Tag Stripper」を使った。
画面はこんな感じ。必要なタグを個別に編集できるのが魅力。
Tag Stripperはもっとシンプルだ。ここにフォルダごとドロップして「Strip」ボタンを押せば良い。
さて、問題はフォルダ内でのランダム再生ができないことだが、これは色々と操作しているウチに解決した。これは
「フォルダ内でリピート再生」をしないとフォルダを飛び越す
という仕様によるものだった。理由が分かれば非常に単純な仕様だった。よく考えればなるほどとも思える。フォルダ内のシーケンシャル再生が終わったら次ぎのフォルダに行く。これはこれで理にかなっている・・が、個人的にはここで再生が停止するのが基本動作だと思っていた。そういう先入観でもある。画面のアイコンが出ていればOKだ。今まではフォルダアイコンが出ていなかった。
しかし、これでもまだ物足りないところは残る。タグは諦めたが、曲をリワインドする際に、前の曲に戻れない。これは前の曲のファイルなりファイル名をバッファとして持っていないためだろう。こちらは動画の方が分かり易いと思ったので、こちらをご覧いただきたい。前の曲に戻れないのが分かるだろう。
これはこれでちょっと微妙ではあるが、大きな問題でもないだろう。「そういうもの」として理解していれば個人的にはOKだ。
と言うことで、完全ではないがSDカードでのファイル再生の目処が付いた形になった。もちろん以前のエントリーでも書いたように、iPhoneやAUX、またはCDを使っても良い。だが、個人的には大容量のファイルを扱えるSDカードを入れっぱなしの運用が一番楽だ。
ただ、これでm3uプレイリストに対応してくれていたらなぁ・・とは思うのであった。そうすればもっと便利に使えるのに。それより、マニュアルが分かり難いなとは感じたりする。パナの家電のマニュアルとかは凄く分かり易いんだが、あのレベルで書いて欲しいと思う。