南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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カスタムIEMのノズルへの汗や耳垢の混入を防ごう(スウェットガードPro:カナルワークス)

やっと実家に帰省した土曜日。このエントリーも自宅で書いている。写真はその前に撮ってあるんだけどね。

この季節になるとヘッドホンはともかく、カスタムIEMも汗が入り込んで故障の原因にならないものかと心配になるものだ。そんな折、この季節にちょうど良い製品が発売された。カナルワークスの「スウェットガードPro」だ。 

www.canalworks.jp

これは商品詳細にある通り、ノズルに汗や耳垢の混入を防ぐために、スポンジ状の「蓋」をする製品である。

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こいつは音の透過率が高く、撥水性を持った製品だ。実際に水を垂らすわけにもいかないが、これで安心感もだいぶ違うだろう。1セットで20個入っているが、家人のは10proリモールドで2穴、僕のは1穴なので、合計で6個あれば良い。

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もちろんスポンジ状なので音の減衰はあるハズだ。それは商品の詳細にも記述がある。しかし実際に使ってみたが、「フィルターが入っている」という先入観があっても、違いは分からない。まあ、元々僕はフラットな特性のカスタムIEMを使っているせいもあるのかも知れないが、低域から高域まで特に問題は感じられなかった。家人は10proのリモールド。かなりのドンシャリだが、特に目立った変化は無いようなので大丈夫だろう。


製品には大きさで2mm径と3mm径があるが、まずは汗っかきの家人のためなので2つのノズルがあることから細めの2mm径のものを買ってみた。案の定、家人のものはピッタリ。

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挿入はピンセットを使う。ピンセットと掃除用のリムーバーがセットになったものも販売されているが、家には既に両方とも持っているので、購入したのは本体のみ。先の細いピンセットで普通に押し込むだけで簡単に入る。

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写真は僕のCW-L15だが、こちらは穴は1つ。ちょっと2mmじゃ小さいかなぁ・・と思ったが、一応入れてみた。あまり手前だとカスタムIEMをハズす際に抜けない?か心配になったので、少し奥に詰めたが、特に問題はなかった。もちろん音の変化もない。ただ、3mmの方が良かったかなぁ・・とちょっと思ったり。まあ、簡単に抜けるような雰囲気は無いのだが。

この写真ではかなり奥に入っているのが分かるだろうか。音響フィルターのすぐ上のところだ。これでも音の変化は特に感じない…が、もう50代であるので高域が聴こえていない可能性も否定できなかったりして。(^_^;)

一見、地味な製品だけれど、これ、意外に良いかも。ただ、汗の心配はノズルだけではなく、ケーブルを伝ってコネクタ部分に汗が落ちることもある。こちらも対策が必要な気はするが・・。ちなみに、家人は大汗かきなので、コネクタ部をホットボンドで覆ってしまってある。ホットボンドは意外に素材が柔らかいので、後で取り外すのも問題はないだろう。まあ、ハズす機会がそれほどあるとも思えないのだが。


個人的には、夏場は形状が独特なONKYOのカスタムIEM(まだ持ってない)か、割と気に入っているBose Soundtrue Ultraでも良いんだけどね。ということもあって、次のONKYO新モデルに期待してるのである。


夏も音楽を楽しもう。とりあえず良いゴールデン・ウィークを過ごしましょう。