南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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クルマのスピーカーをグレードアップ!(DIY)

世間もいつの間にかゴールデンウィークに突入し、長閑な休みを過ごしている方も多いだろう。旅行も良いね。ただ、どこも混んでるだろうなぁ・・と思うと尻込みしてしまう。旅行などはズラした方が良いだろうね。

僕はいつも通り、実家に帰省。母親がいるウチはマメに帰ろうと思う。親孝行はできる時にしておくのが良い。絶対に後で後悔する。父親が他界した時にそう思ったからだ。

でだ。今回買ったPorteに付いていたスピーカーは、純正かどうかちょっと分からないのだが、パネルを外して確認してみたところかなり古かったので純正っぽかったのと、やはり低域の不足と濁った音だったのでスピーカーを交換してみることにした。なにせウチは家人を含めて「音楽大好き!」なのである。

買ったスピーカーと部材

今回はフロントのみ。最初はツイーターをセパレートのものにしようかと思ったのだが、ワンボックスなどで返ってバランスが崩れることがあるので、コアキシャルタイプのものにした。色々と試聴してみたのだが、微妙にドンシャリ傾向の「カロッツェリア TS-J1710A」を選択した。古い機種なせいか意外に安い。クルマだし。右にあるのは2wayのネットワークユニット。リアの交換も考えたが、Porteの様な箱形の1.5Boxの形状の上に、スピーカーは一番後ろに設置してあることを考えると、指向性の強い中高域にあまり期待はできない。なので後から考えることにした。サブウーファーはとりあえず無しで。色々と突き詰めれば、AVユニットも別にした方が良いのは分かるが、とにかく雑音にまみれるクルマなので、とりあえずはフロントだけの交換。まあ、予算の関係もある。(^_^;)

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pioneer.jp

 

で、当然インナーバッフルも変える。樹脂製のものは価格なりなので、メタルダイキャストのもの。同じカロッツェリアの「UD-K611」。「変わらない」という人も多いが、個人的にここは妥協するところじゃない。もちろん、スピーカーとの価格バランスも考慮する必要はあると思う。

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デッドニングはやり始めるとキリがないので、とりあえずこれだけ。エーモンの「音楽計画 簡単キット」だ。激安。ネットでもそこそこ評判が良かったので試してみることに。今回も有りと無しで比較してみてもホンの少しだが違いが分かる。音の明瞭度が上がる。価格を考えると充分だろう。デッドニングは後からでも良かったのだが、これなら面倒無く取り付けられるので最初から取り付けることにしてみた。エーモンには様々な静音キットもあるので、色々と探してみるのも良いかも。

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www.amon.co.jp

 取り付け開始!

まずは助手席側から。Porteはちょっと変わっていて、ドアに埋め込んでない。これはスライドドアのためだと思われるが、ドアの前の部分に付いている。

最初に正面の下に付いているパネルを外す。ピンやフックは折るといけないので慎重に剥がすこと。

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これが助手席側のフロントスピーカー。ちょっとカバーをたわませながら引けば簡単に抜ける。ここまでで5分もかからないくらい簡単だ。

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これが元々付いていたスピーカー。こちらはビス留めになっているので簡単に外れる。ただ、今までレンタカーで乗ったPorteよりも音が良いんだよあなぁ・・。純正なのかどうか分からない。でも明らかに違うので純正で無い可能性もあるかなと思ってるが、そもそもナビが違うのでむしろアンプやらDACやらの性能の違いの可能性も捨てきれない。見た目は純正そのものだが。

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で、外したスピーカーと、新しいスピーカー。コアキシャルタイプなので、中心部分にツイーターがある。カロッツェリアは中域もここから出すようなコンセプトらしい。詳しくは製品ホームページに紹介されている。詳しくはホームページで。

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デッドニングキットの吸音材を貼ろうとしたら、サイドインパクトビームがある。取扱説明書にもその場合は切って付けるようにとあったので、ハサミで切って挟むように吸音材を貼る。

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インナーバッフルを取り付けたところ。スピーカーが16cm径から17cm径のものになったので、ちょっと大きめ。これが無いとサイドインパクトビームにスピーカーが接触することになるとのこと。この辺はスピーカーを買う前に適合表で必ず確認しよう。Porteの場合、インナーバッフルを使わない場合は別のキットが必要になるが、今回はこれでOK。

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はい、取り付け完了。これで一度音を出してみる。その上でツイーターの反射板を回転させ、座った位置で一番良い感じに聞こえる角度に調整する。当たり前だけれど、乗車している人の顔の向きに合わせるのが一番良いみたい。高域は指向性が強いからだろうが、そこは自分の耳を信じよう。

そうそう、ネジは一つを一気に締めないで、対角線上のネジを増し締めしながら取り付ける。これはスピーカーに寄らず、基本中の基本だ。バイクのレーサーをメンテナンスしている時に痛感したことでもある。

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助手席側はこれに遮音用のクッションを取り付け、制振材をシッカリと貼り付けてパネルを取り付けて完了。クッションがかなり厚手でシットリと固めなので、少しパネルが浮き加減なのが気になるが、こちらは時間経過と共に安定するんじゃないかな。ダメだったらもう一度バラして調整してみるつもり。写真はちょっと曲がっているのと、制振材を貼った画像が無いが、撮ったつもりが撮れていなかったのでご容赦。この辺はネットに写真がたくさんあるので、それを参考にして欲しい。ただ、Porteの助手席はあまり貼るスペースが無い。防音テープも制振材を貼る前に撮ったもので、長すぎて少し歪んでいるが、もちろんこの後にちゃんと長さを調整して整形してある。

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こちらが制振材。貼り付ける前に材料を確認した際の写真だ。これは10枚付属しているので、できる限り片側5枚ずつ全部貼る。通常は鉛を使ったりするが、本品はアルミニウムでできているが、結構重い。制振を考えればこのくらいの重さは最低限、必要だろう。ご覧のように簡単に曲がるので、ボディの形状に合うように貼るんだけど、圧着用のヘラが付属しているので、それを使ってシッカリ貼る。ただ、パネルとの干渉を考えながら貼らないと後で貼り直すことになる・・というか、貼り直した。(^_^;) ここでちょっと時間を浪費。

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運転席側は以下の順番で取り外し。こちらも5分ほどあれば充分簡単に外せる。今の車はあまりネジを使わないので、リムーバーさえあればそんなに難しくない。逆に言えば、DIYで取り付ける人は必ずリムーバーを用意しよう。ピンを折ったりする可能性が激減する。ただ、古い車だとピンも経年劣化しているので注意が必要だ。 

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これが元々付いていたスピーカー。こちらはリベット留め。中心を2mmくらいのドリルで穴を開けるれば簡単だが、素材がアルミの下に樹脂が被せてあるだけなので、ニッパで も簡単に切れる。この際、ドアにリベットの破片が落ちるので、必ず除去すること。雑音の元になるから。

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 こちらもネットワークを付け、スピーカーのコーンに接触しないようにクッションを貼り付ける。外側はネットワークを付ける場所が無いので、ドアの内側に付けることになるが、その際はネットワークユニットがウインドウの上げ下げに干渉しないように注意が必要だ。こちらもこの後に制振材を貼る。こちらも写真は無いのはご勘弁を。ただ、ドアは余裕があるので、比較的貼る場所は多い。一部ビニールを剥がしてその内側にも貼った。ビニールは防水の意味もあるのでキチンと貼り直しておくこと。必要に応じてコーキング材などを使っても良いだろう。

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これでドアパネルを取り付けて完了。ここまでで器用な人なら1時間もあれば取り付けできる。ただ、何度も書くが、パネルの取り外しはクリップで留まっているだけなので慎重にやること。以前の車でクリップを折ったことがある。ここで整備マニュアルがあると助かるんだけど、一般には販売されていない。ディーラーとかに寄っては訊けば教えてくれるかも知れないが、大体触った感じで分かる。

ただ、最近の車はどれも似通っているんじゃないかな?どのメーカーも取り付けたことがあるわけじゃないが、どの車も効率化のためか、簡単に組み立てができるように簡素化されている。もちろん高級車などはこうはいかないと思うが。

 

さて、肝心の音だが・・。

とりあえず初聴きで激変。やっぱり値段が違うだけのことはあるなぁ・・と。そのままドライブしつつ30分ほど鳴らしていればそれだけで個々のユニットの滑らかさが増す。ただ、もちろんダイナミック型のスピーカーであるし、17cm径であることを考えればエージングのために100時間程度の時間は最低でも必要だろう。事実、現状でも中高域は明瞭だが微妙にエッジが硬く、低域の量感が少ないのと微妙に音が硬い。経験則としてもこの辺は鳴らし込むしかない。まあ、それも楽しみの一貫だろう。

このスピーカーの現状としての特徴としては、やはり中高域の明瞭さと美しさだと思う。試聴した際には基本的にドンシャリ傾向であったが、低域の量はエージング前でまだ少ない。ただ、高域はかなり伸びるし、とにかく中域はボーカルが明瞭で聴きやすい。最初はセパレートにしようかと思案したが、これで正解だったと思う。ポン付けの状態でバランスがとても良い。メーカーがチューニングしたものならともかく、後付けでセパレートのバランスを調整するのは結構難しいと思う。位置も離れているのだし。大体、自宅のスピーカーでも随分時間をかけて調整したのだから。後はエージングで高域のエッジというか「バリ」のようなものは取れるだろうし、低域も柔らかく量感が増すと思う。試聴機が良い感じだったから。ただ、ポータブルオーディオにも書いているけれど「音は好み」である。この辺は必ず試聴してから買おう。

 

ちなみに、昨日は仕事だった家人に、出来上がって2時間ほどドライブしてから聴かせたところ「おぉ!全然違うじゃん!」とのこと。僕はエージングしながら聴いていたので、そこまでの感動が無かったのは残念だが、それでも耳に残っている以前の音に比べると格段に良い。

ただ、Porteは、シートとドアの隙間が狭い。室内を広く取る為であることだが、その上にドライバー側は足元にあるので音響的にはかなり不利だと思う。事実、今までのレンタカーでこれよりも良い音のクルマもいくつかある。個人的にはMAZDAのが良かったかな。CX-5と新型のDemio(これ、デモ用の試乗でグレードの高いものだった)、ロードスター辺り。ただ、ツイーターの指向性をフィンで反射させる方式が意外に効いているのだろう。運転席と助手席のバランスはそれほど悪く無い。取り付け位置も左右は同軸線上に無い(助手席が前に付いてるから)のだが、それも気にならない。まあ、車のオーディオはノイズの中で鳴らすのというのも関係しているのだろう。ただ、思ったよりもデッドニングの効果はある。振動による余計な濁りが激減した。何度も書くが、本格的にやり始めるとキリがないが、この程度の安価なものでも充分な効果を感じる。時間があったらもっとやってみたいな・・と思わないでもないところだ。

 

とりあえず普通に作業して2時間もかからない。一番時間がかかるのは制振材の貼り付けだろう。それだけで30分以上を要していると思う。パネル類の取り付け、取り外し、その他部品の取り付けは難しくはない。

あ、忘れてたけど、作業で発生したゴミの片付けに結構手間が掛かったのは言うまでもないか。(^_^;)

 

こうやって少しずつ自分の手でドレスアップしていくのは楽しい・・って、家人のクルマだが。ウチは二人ともイヤホンはカスタムIEMとオーバーヘッドの併用だし、好きな傾向の音が似ているのでDAPはFiio X5 2ndだ。今は使っていないが、ポータブルアンプも持ってる。日頃、その音を聴いているわけで、クルマの濁った音を聴くのが堪えられない・・というのが今回のスピーカー交換の理由でもある。皆さんも色々とチャレンジしてみると良いと思う。工賃も節約できるし。ただ、事前に情報はたくさん集めておくこと。今はインターネットという大変便利なものがある。是非活用して欲しい。作業ミスで部品を壊したりしてしまうことや、品質の問題もあるしね。もちろん自分で作業をするのが心配な方は専門の業者に取り付けてもらうと良いだろう。慣れない人には面倒な作業であるのは事実だから。実際、以前のクルマにセキュリティを付けた時には、ほぼ一日仕事だったし。まあ、それも楽しいんだけどさ。