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南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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【結果あり】MotoGP 第4戦 スペインGP

MotoGPも第4戦、早くもヨーロッパラウンドに突入した。

毎年このあたりから各マシンの熟成度合いが進み、それぞれの今シーズンのマシンの能力の全体像が分かってくる。特に今シーズンはタイヤのミシュランへの移行、各チーム共通コンピュータへの熟成が進んでくる頃だろう。

 

コースはスペインのヘレス。下にコース図があるが、結果も書いてあるのでご注意を。

http://www.motogp.com/ja/event/Spain

見た通り、クネクネと曲がりくねり、長い直線の無いサーキットである。例えばスペインではカタルーニャ、アラゴンと3戦が行われるが、2つのサーキットのストレートが1,000m前後なのに比べ、ヘレスは600mほどしかない。直線で圧倒的な速さを持つDucati勢は小さく回り込むようなコースは苦手としている。どちらかと言えばYAMAHAが強いサーキットであり、スペイン人のロレンソが圧倒的に強いサーキットでもある。

また、コース幅も若干狭く、この辺も旋回性能が良いと言われているYAMAHAが有利と見るだろう。切り返しの多いサーキットでもあり、放送を見た限りでも切り返しはYAMAHAがやっぱりスムーズだが、意外に良かったと思うのはSUZUKIのシャープな切り返しだろう。コンパクトな車体だとSUZUKIの開発ライダー、青木宣篤氏も言っている通り、このコースはSUZUKIにとっても勝利が近いサーキットであるとも言える。

 

さて、レース結果について触れてみよう。

ポールポジションはバレンティーノ・ロッシ。スタートでホールショットを決めると、序盤で一度だけコーナーリング途中にロレンソに前に出られたものの、ラインをクロスして立ち上がり先頭は渡さない。その後、更にペースを上げていくロッシ。マシンの挙動も安定しており、第3戦のアメリカGPで見せていたリーン時に手こずっていたような様子はまったく無い。結局そのまま2位以下を引き離してポール・トゥ・ウィン。久々に「圧倒的な強さ」を見せてくれた。

その後には順当にロレンソ、マルケス、ペドロサと少し間隔を開けてゴールインした。SUZUKI勢はエスパルガロ、ビニャーレスが5,6位と続いた。

 

さて、ここのところ不運が続いているDucatiのドヴィツィオーゾ。今回こそは・・と思ったが、途中でマシントラブルで戦列を離れる。うーん、3戦連続不本意な成績に終わってしまった。福田充徳氏が言う通り「お祓い」してもらった方が良いんじゃ?という感じ。

ただ、このコースはDucati有意とは思えない。その中で前半は上位で、リタイアするまで7位に落ちたとは言え、ドヴィツィオーゾの実力は確かなものだろう。まあ、元々レプソルホンダにもいたことがあるライダーであるわけだし、ある意味、力のあるライダーであることは間違いない。

 

今回のヨーロッパラウンドの初戦を見て、早くも各チームはタイヤとコンピュータの変更に対応してきたなと言う印象が強かった。コース的に高速コーナーが無いということもあるが、マシンの挙動は非常に安定し、スローでのビデオ映像を見てもクリッピングから立ち上がる際のスライドが滑らかだ。

また、ブレーキングでもアメリカGPまでに見られたようなブレーキングミスでオーバーランしてしまうライダーも(少なくとも放映された映像では)見られなかった。

ただ、このレギュレーションの変更が大きな意味を持っていると思われるのは、ワークス以外のライダーが上位を走ることが少なくないことがある。それだけマシンの差は小さくなっているだろう。もちろん、マシンの差は順位において圧倒的なアドバンテージがいまだにある。だからこそ自身の技量を出し切り、ワークスに評価され、ワークスマシンのシートを勝ち取ることができるわけだ。このチャンスを是非生かしたいところだろう。益々レースは面白くなる。

 

終わってみれば貫禄のロッシがぶっちぎり。ロッシの完璧な走りに、ロッシファンは久し振りに良い一日を終えることができただろう。

次戦はフランスのル・マン。昨年はロレンソ、ロッシに続いてドヴィツィオーゾが3位に入賞し、表彰台を獲得している。今度こそ・・という思いは本人だけではないだろう。

また、徐々に頭角を現し始めたSUZUKI。確かにもう少しパワーを・・というところもあるだろうが、その差は確実に縮まっている。こちらも期待「大」だ。

 

あ、そうそう。忘れてた。

シーズン序盤としては異例なニュースだが、来シーズンからロレンソがDucatiに移籍という大きなニュースも同時に入ってきている。トップライダーの移籍は大きな衝撃だろう。来シーズンのDucatiにどんな変革がもたらされるか?そして、空いたシートは誰が獲得するのか?色々と荒れそうな予感がする移籍である。