南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

好きなレストラン(「舌が肥える」ということとか)

もう2月だね。昨年の2月と言えば色々と複雑な事情が始まった頃で、考えることが多く精神的なゆとりがなくなりつつある頃だった。

あれから一年。時間が経つのが早いなんてのはいつも言っていることだけれど、本当に早いね。「時間の感じ方は人生の総時間に対する相対時間の割合」と思っているが、今の若い世代でも同じだろうか?フとそんなことを思う。もっと時間を大切にしないとね。過去は事後のフォローはできても、「絶対に」取り戻せないのだから。僕の年齢でも日々後悔だったりもするわけだし。

 

そう言えば、僕はほとんど「お勧めのレストラン」とか「お気に入りの食べ物」なんてエントリーは書いてない。別に書きたくなくて書かないわけじゃないのだけれど、まずは基本的に「好き嫌いが多い」こと。それは食材に対するものだけではなく、外食でも「ここ」と決めたら他には行かないことが多いから。仰々しいとこは苦手だし、あまり高額なとこも同様。

 

カレー 池袋Sagun

例えば、カレーなら『池袋Sagun』。ネパールカレーというか、日本人的にはインドカレーだ。まあ、僕にもネパールカレーとインドカレーの違いは分からない。

ここのカレーはどれも美味しい。一言で言えば「濃厚」だろうか。最近はどうも水っぽいカレー屋さんが多いが、ここのはドッシリとした濃厚さがある。ランチはプレートになっていて一見、安っぽく見えるが、一口食べてみれば分かる。また、何が美味しいって、「ナン」が美味しい。正直に書くと、昔はもっとバターの風味が強かったり、ランチのライスもサフランライスだったが、現状でも充分美味い。

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それと、カレーだけではなく、グリル料理も美味しい。友人と行くのなら、「タンドリーミックスグリル」をお勧めする。

www.sagun.co.jp

 

ちょっと脱線するが、「舌が肥える」というのは何も味の善し悪しが分かるだけのことではないと思う。味と品質と価格のバランスが取れていることも同様の意味を持つと考えている。

これは映画、「ストレイト・ストーリー」で「歳を取って良かったことは?」「殻と実の区別ができる」とのセリフと同じことが言えるのかも知れない。少々強引だが。

 

だがもちろん味は重要だ。「Saun」のカレーはランチでもディナーでも利用している。ランチが圧倒的に安いが、それでいて美味い。そんなにたくさんの店に行ったことがあるわけではないが、少なくとも僕が今まで食べてきたカレー店の中では一番僕の好みの味である。

ちなみに、自分の作るカレーが世界で一番美味いと思っていたりもする。(^_^;)

 

イタリアン ピッツェリアSUN GUSTO

イタリアンだったらここ。浅草の「SUN GUSTO」。ここはまだ出来たばかりの頃に偶然前を通りかかって初めて行った。まだ客も少なくメニューも少なかったが、ここのピザは絶品。耳?がフカフカでクリスピーなタイプではないが、モッチリとしたドゥの味わいが素晴らしい。ベースが良いので何をトッピングしても美味しい。

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最近はメニューも増えて普通に「イタリアン・レストラン」と言える。個人的に残念なのが、客が増えて待ち時間ができたこと。僕は足が悪いので、立ったまま待つことができない。レストランとかでも誰も席を譲ってくれないが、ここはそもそも待ち席がないのが残念だ。

pizzeriasangusto.jp

 

ファミリーレストラン Sizzler

 既に関東にもいくつも店舗が出来ているが、僕が最初に言ったのは西新宿の1号店がオープンした1991年のこと。ちなみに、上京してから最初に付き合った人が連れて行ってくれた。当時は欧米人が多く、席間も広くて静かな居心地の良い店だった。最近は、客層が変わって騒がしくなったのと、料理が全般的に高額になったのが残念だ。まあ、25年前と比べちゃいけないんだが。

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ここは基本的に「サラダバー」がメイン。当時は珍しかったサラダバーだが、今も高い品質を持っているのは僕の知る限り、ここだけだ。最近は「サラダバー」を謳い文句にしながら新鮮とは言い難い野菜があったり、すぐに品切れになっても補充されなかったり、そもそも種類が少ないところが多い。まあ、人件費や野菜そのものの高騰も要因にはあるのだろうが。

 

www.sizzler.jp

 

個人的「King of お土産」 牧歌のプリン

レストランじゃないけど、お土産。静岡出身の僕としては「うなぎパイ」と言いたいところだが、これ。昔は北海道でしか買えなかった「牧歌のプリン」。最近はデパートの「北海道展」とか、地方産の食材を売っている店でも買えるけれど、初めて食べた時のその衝撃は今でも新鮮。ミルクの濃厚さが凄くて、プリンって言うよりもチーズケーキのミルク版を食べているような感じだった。今もあるかどうか分からないけれど、札幌の「大通ビッセ」内にあるBoccaに超大型のプリンがあった。食べてみたかったけど、流石にあの量は・・。ってくらいの大きさ。機会があれば試してみて下さい。

昔は一種類だけだったけれど、今はたくさんの種類が出ている。でも僕はミルクが好き。

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ちなみに次点はニセコにある高橋牧場の「ミルク工房」の品々。どれも絶品だと思う。

www.bocca.co.jp

 

ハンバーグ レストランさわやか

これは静岡限定の話しになってしまうが、長澤まさみさんが紹介して全国的になった感がある「レストラン さわやか」の「げんこつハンバーグ」。というか僕にとっても実家のすぐ近くで地元なんだけど。

ここのハンバーグはまん丸で中心にミディアムレアになった「げんこつ型」で出てくる。それを店員さんが説明をしつつハンバーグを二つに切って、熱い鉄板に押し付けて焼いてくれる。もちろんウェルダンで無いとダメな人はそう伝えればOK。だけど、僕は普段はウェルダンで無いとダメだけれどここのは食べられる。粗挽きの肉の食感と深い味わいがたまらない。帰省の折には必ず行っているレストランである。

ちなみに、ソースは是非「オニオンソース」を選びたい。抜群に相性が良いと思う。正直、「デミグラス」だとちょっと勿体ないとさえ思う。

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げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか

http://www.genkotsu-hb.com

 

お好み焼き 浅草 染太郎

昔から東京にいて、それでいてお好み焼きが好きな人で知らない人はいないだろう。浅草にあり、昭和13年開業の「浅草 染太郎」。ちなみに僕が好きなのは、浅草の本店。他は店舗が現代風でなんか違和感がある。そもそも写真でしか見たことないけど。

最初に行ったのは上京した25年前だった。店構えが暖簾がかかって昭和っぽい。中に入ると畳敷きでテーブルが並んでる。最初は「ここで大丈夫?古いっぽいんだけど。」と思ったのも懐かしい思い出。

まず、値段が安い!今は少々値上がりしているけれど、昔は本当に安かった。お好み焼きの種類も豊富だし、店独自のオリジナルメニューもたくさんあるし、なんていうか・・「普通に美味しい」。しゃちほこばってレストランで食べるような料理じゃないってのが分かる店の雰囲気が好き。当時は夏場にエアコンが無くて扇風機が回る中、汗をダラダラ流しながら食べたものだ。これがまたビールと合わせると美味い!

適当なホームページが見当たらなかったのでリンクは貼らないけれど、色々と検索してみて下さい。

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その他とか

他にも池袋の蕎麦屋とか、鰻だったら南千住の「尾花」とかあるけれど、蕎麦屋は小さい店であまり人が入れない感じだし、「尾花」は鰻の高騰で凄く値段が上がってしまったのと、基本的に予約は受け付けないので、かなり待つ必要があるので割愛させていただいた。

僕はあまり外食はしないで、自分で何でも作るのが好きなのでそもそも多くのレストランを知らない。なので、ここに紹介したところよりも美味しいところはまだまだあるのだとは思うけれど、今はこれで充分かな。

ちなみに好き嫌いが多いので自分て作るようになったというのが自炊の理由だったりするんだけどね。でもお菓子なんかも作ったり。家人には「甘くない」って不評だったけど。( `д´)

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