南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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ポタフェス2015(秋葉原)に行ってきた

毎年都内で春秋に行われるポタフェスが、全国行脚のせいか今年はこの時期に開催されたので早速行ってきた。試してみたいモデルは下記のみだが。

  • Chord Electronics mojo
  • 64ears ADELシリーズ
  • Triple.Fi 10
  • Astell&Kern AK320/380(バランス接続)
  • ONKYO DP-X1(バランス接続)
  • ONKYO IE-C2(再々挑戦)

Chord Electronics mojo

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それではまずはmojiから。Hugoのアンプが発表当時、なかなか良い評判で、それを小型化したmojoも良い評価を得ている。「ヘッドホン祭り」の時にも聴いてみようかと思ったのだが、順番待ちで時間が無いので諦めた経緯がある。

構成はFiio X5 2nd(同軸デジタルアウト) → mojo → CW-L15で試してみた。

X5直差しと比較して、一聴して音の違いは分かる。だが、その違いはわずかで、厚みが少し増した、なんとなく盛り上がっている周波数帯域が違うという程度にしか感じなかった。個人的にはそれはマイナス要素なのだが、そこまでの違いはない。なんとなく拍子抜け。これはきっとイヤホンとの相性の問題なのだろう。ヘッドホンを持参すれば良かったかな?と感じた。

これだけだと分かり難いので単体でmojoの感想を書くと、エッジの効いた立体感のある厚みのある音。音場はそれほど広くいのだが、各楽器が瑞々しい。X5に比べると若干柔らかみがあり、大勢的にはこちらの方が好みだと言う人の方が多いだろう。

ボタンのインタフェースはもの珍しいが、使い勝手は良くない。やはり数値で刻んでくれた方が分かり易くて良いと思う。筐体が小さいのは良いが、UIは問題だと思う。次期モデルに期待だろう。

64ears ADELシリーズ

日本の販売代理店の情報を見ると、A6/8/10/12しか無いが、本国のページを見るともっと種類がある。今回はその全種類が置いてあった。A2/3/4/5/6/8/10/12が揃っていた。残念ながら写真を撮ったつもりが撮れていなかったのが残念。(´Д`)

www.1964ears.com

 

個人的に気に入ったのはA5だ。もっともバランスが良く爽快、暑苦しさも軽薄さもない。A2は流石に低音がスカスカ、A6/8は上品だが僕には少し騒がしい。A10/12はやはり多ドラらしい厚い音であまり好きじゃない。選ぶならA5/6/8のどれかだろうが、ヌケの良さでA5を選びたい。日本では販売されないのなら、今のところは直接購入するしかなさそうだ。上記に挙げた3機種は、どれも低音が少し強めの割とフラットな感じ。敢えて言うのならA6が一番ドンシャリしているイメージだった。

問題は価格だろう。日本の販売代理店が発表した価格は相当高い。これなら他のメーカーのものでも・・と思ってしまうのは仕方がないところでもあるだろう。

Triple.Fi 10

久々に登場した往年の名器、通称「10pro」の後継機だ。

av.watch.impress.co.jp

今更ユニバーサルを買う気が無いというか、ユニバーサルとしては先日購入した「BOSE SoundTrue Ultra」が素晴らしいフィット感なのだが、10proは元々好きなイヤホンで愛着もあり、その後にリモールドで化けた機種なので割と期待が大きかった。

しかし実際には鳴らし込み不足なのだろう。上も下も出ない。籠もった音。正直、しっかりとエージングされた機種を展示して欲しいし、もしこれがエージング済みのものであるのなら期待外れと言わざるを得ない。ちょっと残念であった。

Astell&Kern AK320/380(バランス接続)

AK320は僕自身が聴いたが、ケーブルの関係で380のバランスについては家人の感想であることをご勘弁願いたい。

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AK320、良い機種だと思う。クセがなく素直でクリアな音だ。ただ、価格に見合っているかと言うとまったく見合ってない。これはどういう意図で出された製品なのだろう?という疑問しか沸いてこなかった。

さて、AK380をバランスで試すのは初めてだ(と言っても家人の感想だが)。アンバランスとバランスで一聴して違いが分かる。家人の話だと、「ライブで聴いているみたい」なのだが、詳しく訊いてみると個々の音はキレイになっているのだけれど、距離感があって、音楽全体で訊くと異質に感じるらしい。CD音源で聞き慣れているせいもあるのかも知れないが、どうも「音」は聴けるが「音楽」を聴くという感じではなく不自然さが目立つと言っていた。ただ、クラシック(もちろんハイレゾ)は良かったと言っている。

後で書くが、これならDP-X1の方がずっと良い(好き)とのことだった。

ONKYO DP-X1(バランス接続)

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僕自身は3極のアンバランスで訊いているが、良い機種だと思う。透明感があり音の細かやかさ、楽器やボーカルの生々しさ、どれも及第点以上。ただ、僕はこれも試して上でX5 2ndの明瞭さとアタック感を選んだので、その辺はやっぱり好みの差だと思う。

バランス接続は、家人に言わせると音の分離の仕方はAK380の時と同じような印象だが、こちらの方が音楽としてまとまっているとのことだった。音場に不自然さが少なく、例えば価格が同じであっても迷わずDP-X1を選ぶとのことだ。そう考えると格安だろう。ただ、不思議なことにアンバランスとバランスならアンバランスを選ぶと言い切った。こちらの方が自然な感じ・・というかいつも訊いている音に近いからだろう。音の分離が良いことが逆にアダになった感じらしい。家人は普段はX5 2ndと、GND分離のHA-2が気に入って使っているのだが、今回でバランス接続には懐疑的な印象を持ったようだ。ちなみに家人は三味線の奏者で、こういったガジェットにはあまり詳しくない。

DP-X1の音以外の問題は、まずはその筐体の大きさと、角張った形状だろう。ポケットに入れるには大きすぎる。X5 2ndと比べてもかなり大きい。家人もX5 2ndを使っているが、同時にiPod+HA-2も使っていると書いた。流石に後者に比べたらマシだが。まあ、基本的に音質を求める人はこのくらいは問題無いのだろうと思う。そういう人にとってはマイナスでもなんでもないことだ。

 

ONKYO IE-C2(再々挑戦)

 

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これ、どうして再々挑戦なのかと言うと、以前に聴いた時にはどうにも鳴らし込みが足りないと感じたからだ。実際に今日、担当者の話を聞いてみても八重洲のギブソンにある試聴機は最初はあまり鳴らしてるとは言えない状態だったらしい。僕が視聴に行ったのも随分前のことである。ということで再々挑戦。

今回聴いてみて、印象はだいぶ変わった。低域寄りなのは変わらないが、高域も十分出ている。全体的に音がシャープになり、濁りがかなり減った。たしか噂ではドライバがAcuPassではなかったか?そうなるとカナルワークスのCW-L12と被る感じではあるが、音の傾向はだいぶ違う。L12は中域が薄いドンシャリで迫力重視。一聴して楽しさはあるが、中域の薄さはいかんともし難いものがある。それに比べるとIE-C2の方が低域寄りではあるがバランスが良い。全体的に滑らかでL12程のインパクトは無いが、音楽を楽しめる機種に仕上がっている。やっぱりエージングは必要なんだなと改めて感じた次第。正直に言えば、最初に聴いた時には高域は籠もった音で低域も少しブヨついた音だった。とても8万円近くを出すようなものではなかったが、今日聴いた限りでは十分購入候補になる。

 

とりあえず今回は・・というか今回「も」だが、時間の関係で上記のものを聴くだけにした。個人的にはONKYO IE-C2が購入候補に挙がったことが大きい。あのスリムな筐体はとても魅力的だ。

 

ということで報告はここまで。今回は人出があまり多くなくて、杖をついて歩く僕にも楽だった。良い休日になったと思う。