南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

猫の爪とぎに対抗するのだ!

猫は爪をとぐ。それはもうガリガリと色々なところで。場所はその猫の性格やら好みにもよるようだが、先住のルナは僕が使っていたチェアだった。チェアはもうすでに捨ててしまったが、捨てる前には腰の辺りがボロボロで、表面の合皮がすっかりと剥がれてしまったものだ。

 
椅子を捨てる時に、代わりに爪とぎになるものは無いかなぁ・・と購入したのがこの段ボールの円筒のもの。製品にはマタタビが付属していたので、最初だけマタタビを使ったが、それ以降は積極的にその円筒ばかり使っている。きっと使い心地が良いのだろう。
段ボールの製品は結構種類が多くて、ネットで調べると板状のものから凝った造形のものまで様々なものがある。これだけ種類があるのだから、猫にとっては段ボールはちょうど良いとぎ具材なのかなとも思う。ちょっとゴミが散らばるのが難点ではあるが。
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そうそう、猫の爪とぎの理由も少し紹介しておこう。僕自身は母から教わったのだが、古くなった爪の表皮を剥がすこととストレス解消だとのことだ。しかし、ネットで調べるともっと他にも理由があるらしいし、読んでみるとなるほどと頷ける。特にルナはこちらの興味を引くために僕や家人の顔を見ながらガリガリやることが多い。あれは興味を引くとかなにか文句がある時なんだなと納得。
 
さて話を戻そう。
爪とぎはほとんど段ボールに移ったのだが、どうみても腹を立てているような時にはマッサージチェアをガリガリやる。それはもう確信犯で、トイレが片付けて無いとかご飯やオヤツが気に入らなかったこととか、僕と家人が食事を摂っているのに自分のご飯が空になっていたりするとこちらを睨みながらガリガリ。叱られることは分かってやってるのだから確信犯なのだ。
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思えばルナはなんというか・・意思の通じる子である。僕は子供の頃から常に猫と生活していたが、これほどこちらの言葉を理解したり、逆に自分の意思を示す子は初めてだ。
トイレに入りたいたいのに後から来た子たちの糞があったりすると、トイレの前でたちどまり、臭いを嗅いでからこちらを振り向き「ニャァ」と鳴く。片付けろと。しかも、鳴き方のバリエーションがすごくたくさんあるから、それが要望なのか文句なのか、甘えてるのか分かりやすい。表情も目を見ていると怒っているのか喜んでいるのかすぐに分かる。面白い子だなといつも思う。
 
あ。また脱線した。(^_^;)
で、このマッサージチェアへのガリガリなんだけど、止めて欲しいので色々と試してみた。叱り方を気を付けて叱ったり、忌避剤を色々と買って使ったみたり、先ほど書いた段ボールの円筒をチェアの前に置いたりしたがダメ。最近では子猫たちもマネをするようになってほとほと困っていた。まあ、このくらいボロボロになったのだからもう気にする必要も無いと言えばそうなのだが。
 
しかし、この先、他のものに目標が変わっても困る。せっかく段ボールも使ってくれるのだから、これだけに集中してくれれば良いのに。さて、猫が苦手な臭いとかないかなぁ・・と考えて思いついたのがこれ。
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いつも僕が歯磨きしているのを興味深げに見ているんだが、「ん?これ、気になる?」ってな具合で歯ブラシを近付けると臭いを嗅いで渋面を作り、一目散に逃げて行く。それを思い出した。ちなみに僕は歯磨き粉を3種類使っている、朝用、夜用、人と会う必要がある時に使うもの。もちろんこれは最後のやつだ。まあ、これくらいじゃタバコの臭いは無くなるわけじゃないが、気休めも気遣いのひとつだろう。こいつが特にミントの香りが強い。
 
早速、少量をチェアに塗り付けてみた。
結果、効果てきめん。近付いて手を掛けようとした瞬間に嫌な顔をして離れる。しかも思いのほか臭いは長時間続いているようで、一週間くらいは近付かない。またやりそうになったら再度塗れば良い。それにとにかく安い!普通に歯ブラシに付ける程度の量で充分だ。
 
ウチの場合はたまたまチェアも白だし既にボロボロなので躊躇は無かったのだが、もし試される方はその材質を考慮した方が良いだろう。柱なんかに直に塗ったらシミになりそうだし、その場合は虫ピンで歯磨き粉をつけた布切れをぶら下げておくとか工夫は必要だろう。
場合によっては爪とぎの瞬間に歯磨き粉を手に付けて鼻に近付けるだけでも良いかも知れない。これを何度か続ければしなくなるかも知れない。条件反射を利用するわけである。まあ、ウチではそれは可哀想なので実行したことはないが。
 
今回はこれで解決したっぽい。だが、問題はまだたくさんある。ルナは大人しいし分別をわきまえている?のでダメだと言えばそれで納得してくれるが(ゴミとか一度も漁ったことがない)、子猫たちはそうもいかない。何しろ好奇心が旺盛な時期でもある。
 
猫たちとの戦いはこれからも続くのであった。
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