南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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なんかこう・・モヤモヤする(ホセ・ムヒカ元大統領のスピーチを見て)

ホセ・ムヒカ元大統領と言えば、「世界一貧乏な大統領」として割と有名である。現在の経済主導の世界を席巻するエコシステムに対して警鐘を鳴らす一人である。

僕は以前にも「世界は経済と宗教と一部の善意(または悪意)で回っている」と書いたことがある。経済発展そのものに異論はない。人の生活が便利になるのに超したことはない。インターネットでこうやってホセ・ムヒカの言葉を聞くことができることも、その恩恵であろう。ただ、それが地球を食いつぶしいているという事実は誰もが持っているが実感はないだろう。だからこそ、それを言葉にしたムヒカの言葉よりも「世界一貧乏な」という言葉が先に立ってしまうのだろう。そのことの大きな異常さに気付くだろうか。

 

ちょうどネットで以下の動画が話題になっていたので貼っておく。

 

NAVERのまとめもあるのでこちらも

matome.naver.jp

 

他にもネットを検索すれば様々な逸話や、この人の人となりが分かると思う。是非探してみて欲しい。もちろん、彼の負の部分や、ウルグアイの情勢なども含めてだが。

 

僕がモヤモヤしているのは、冒頭にも書いたムヒカのとらわれ方に対して、多くの人が良い言葉だと言いながら自身の問題として考えてはいない点だ。しかし、じゃあ、明日から自分の生き方を変えられるか?と問われればそうもいかず、粛々と朝の通勤電車に乗り、社会のいち歯車と化しながら終わりなき経済活動の一部となる。そうせざるを得ないシステムが成り立っているからである。ロゴ作成に何億円もかけるような国に僕らはいるのである。

 

では解決策としてどうしたら良いのか?

この点に尽きると思うのだが、一人一人の考え方や生き方を変えるのは無理だろう。今でさえ利己的な人間が蔓延する社会において、「正直ものがバカを見る」現実をどう捉えるか。自分が損をしてでも社会を変えて行こうという人がどのくらいいるのか?そう考えると悲観的な気持ちしかわき出てこない。

 

僕はここに自分なりの終止符を打つために、今年度いっぱいで会社を辞め、好きなことをして過ごし、仕事もできることの範疇で生きがいを感じられるものを選択しようと決意をした。これが今年の初めのことである。まあ、病気の問題もあるし、足の問題もある。ある意味、「逃げ」だと言えなくないこともある。

それでもこの社会に一歩出ただけで多くのストレスに耐えがたい気持ちと、それに反応する自分の身体の状態を鑑みれば、そうするのが残りの短い生涯の中で幸せをつかみ取る手段だと考えたからだ。幸いにして、まだ身体が動くうちにそういった決断ができること、いくつかのそれなりのスキルを長い時間かけて習得し、今後の生活においても最低限の収入くらいはなんとかなりそうであると判断できたこと、これは不幸中の幸いであろう。誰もがそうではない・・というより、ほとんど人は僕のような選択はできないと思う。モヤモヤしているのはこの部分でもある。

 

無為に人生を削り続ける不幸な時間。そこを振り返り、そのために何ができるのか?を現時点での自分をしっかりと捉え、考えてみて欲しいと願う。

願わくば、「個々の人間としての幸せを最優先し、政治を変える」それだけのことができる人物が現れてくれることを切に願う。ホセ・ムヒカと同じように。