南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

三連休を使って偕楽園まで

今回の三連休、家人が内緒で一泊の温泉旅行を予約してあった。まあ、僕は足の関係もあってどこかに出掛ける予定も無いので問題は無かったのだが。ちなみに偕楽園は実に20年ぶり。季節的には完全に観光時期から外れているし、紅葉にはまだ少し早い。三連休だから混んでるかな・・?と思ったが、道路もホテルも割と空いていた。

 

ちなみに今回のクルマは4回目のハチロク。やっぱりこのクルマ、実に楽しい。ロードスターに比べるとずっとハード。排気音のスポーティさ、ステアリングの応答性能、パワートレーンはもの凄くパワフルってわけじゃないが、ちょっと走っただけで「楽しい!」と思える。良いクルマだと毎回思う。

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初日はまずは偕楽園内にある「好文亭」が目的地。やはり人は少なかった。天気は曇りで雨が落ちそうであったが、何とか一日曇りのままだった。ちなみに偕楽園は、都市公園としてはセントラルパークに次いで、第二位の大きさなのだそうだ。

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好文亭」、実は初めてである。建物の作りがなぜか母親の実家(地域の名家だったらしい)に似ていて、畳の室内の雰囲気、建物をぐるりと回る廊下を歩いているとなぜか子供の頃に母親の実家に行ったことを思い出す。もちろんその絢爛さは比較にならないのだが。

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階段が急なのは昔の建物に共通するのだろうか。こういうところも実家に同じような階段があったのを覚えている。落ちたら死にそう。(^_^;)

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現在は周囲に様々な建物やら工事現場、民家があって、見晴らしは良いけれど「絶景」というほどでも無かった。

ただ、こういう緑に囲まれたところを散策するだけで清涼な空気のためか、身体の中まで洗浄されたような気分になるのが不思議なところ。

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有名な梅園は当たり前だが誰もおらず、ただ歩いてみただけだったが、以前来た時のことをあれこれ思い出す。当時は年配の友人に連れて来てもらったけ。あの人はまだご健在だろうか?と思ったり。

 

翌日には「袋田の滝」に行く予定だったので近くのホテルを予約。ノンビリと温泉を満喫し、翌日に「袋田の滝」へ。天気は生憎の雨模様だったが、小雨だったせいか賑わいもあまりなく、時間を掛けて展望台に上ってみたり、ボンヤリと滝を眺めた。人生にはこういう時間も必要であると実感する。

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家人が言うには「日本三名瀑」の一つなそうで。全長が120m、全幅が73mの滝が四段に渡って水を落としている。そのせいか水音はそれほどでもないが、複雑な地形に広がある水のカーテンはなかなか見応えがある。静かな気持ちで過ごせる場所・・と言いたいところだが、最近、観光名所なために色々と設備が充実したせいか、どうも人工的な通路や展望台が少し風情を欠いているかな・・と思わないでも無かった。まあ、そのおかげで快適に観られるわけだが。

 

さて、そろそろ帰ろうと言うところだが、まだ時間があったので牛久にある大仏を観に寄ることにした。像高が100mを超す、世界で一番大きな大仏である。立位であることもちょっと珍しいのかな?とも思うが。

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ただここは、あまり観光地化されすぎていて、入場料も高いし公園は作られるし、景観が近代的過ぎてなんだか宗教臭がするというか微妙に興醒め。結局ちょっと遠目に眺めるだけにして、早々に帰路についた。確か、20年前に来た時には周囲に何も無かったような気もするのだが、商魂たくましいと言うかなんと言うか・・。

 

結局、三連休の前半二日間の旅行であった。足の悪い僕を外出させるようにとの家人の配慮に感謝し、久し振りに泊まりがけでの温泉旅行。良い休日であった。