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南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

日常生活で思うこと、電子ガジェット、オーディオ、映画、小説を紹介するサイトです。

スマホで外出先からも使える学習リモコン(iRemocon Wi-Fi)

ガジェット

その家庭にとって、これに月額330円支払うことに意味があるのかどうかってのがミソ。

 
今年の3月にiRemocon Wi-Fiが「ゼロスタートプラン」というサービスを開始した。これは、本体を購入せず、月額330円を支払うことで本体と通常であればオプションである遠隔地からの操作ができるものを加えた契約となる。ただし、2年間の契約縛りがある。情報が少なかったが、既にiPhoneにはAV機器や一部の家電を家庭内LANでコントロールできるようにしてあり、これがあればその範囲が大きく広がる。
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で、契約できるようになってすぐに契約してみた。ということで既に4ヶ月ほど使っているのでこちらも感想を書こう。
 
最初は便利だと思った点から。
  • クラウド型なので特に設定も必要なく、簡単に外出先からの操作ができる
  • 家の中の温度、湿度、照度が確認できる
  • マクロの設定がとても容易
  • 赤外線が放射状に発出されるし強力らしく、割と遠いところにあるものもコントロールできる
とりあえずはこれくらいかなぁ・・。意外に少ない。
というのも、自宅にはSonyの学習リモコンが既にある。これが超便利。
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機能的には一般的な学習リモコン。あまりにボタンが多くて設定のことを考えるとウンザリする人もいるだろう。でも、最初からある程度の機器設定が用意されているし、マクロも使えるし値段も今は安い。一番良いなと思うのは、赤外線が強力なところにある。
カタログでは「ズバとびっ!」と表現されているが、本当に少しくらい離れていても、別の方向を向いていても、マクロステップをたくさん登録しても安定して動く。なので、リモコン操作の度にiPhoneのパスコードを解除し、アプリを起動して・・と言うiRemoconの使い勝手を考えるとその点では遠く及ばないのである。
 
そういう意味ではiRemoconが持っている独自機能の部分を使う余地があるかどうかを見極めるのがまずは大切だろう。なにせ有料なのだから。
 
それではいまひとつな点を。
  • 設定が面倒
  • 若干不安定でボタンが正常に動作しないことがある
  • スキン設定がPCからしかできず、Flashを使っているのでレスポンスが悪く使い勝手も悪い
  • 音声認識iPhoneiPadのマイクを使う(本体でできないとは書いてなく、自分の勘違い)
  • iPadiPhoneと同様に使うためには、同じボタンコードを設定しないとならない
  • そもそもiPadiPhoneは別のスキンを作らなければならない
  • 用意されている基本デザインやボタンが少ないしイマイチ
 
iRemoconの設定は、まずはネットワーク設定から始める必要があるが、これはどうも用語の選択が悪くて初心者には少し難しいだろう。僕はそもそもネットワークが本業なので問題は無かったが、説明書だけで分かる人は意外に少ないんじゃないかなと思える。
 
また、元から用意されているスキンやボタン設定はあるが、機能的に足りなかったりする。特にウチのエアコンが安いタイプのもののせいか、動作がどうなっているのか今一つ分からない。ただ、ON/OFFはまともに動いているので、とりあえずそれで足りるし、場合によってはちょっと考えてボタンを学習させれば良い。ちなみに、こういう工夫は嫌いじゃない。
 
スキンはPCからiRemoconのサイトで実施する。スマホからも一部機能(音声の登録とか)の登録が可能だが、PCでやった方が良いだろう。やり方はスキンを選択し、それにボタンを配置し、機能設定をする。これがやたらとレスポンスが悪い。ウチのPCはMac miniだがフルオプションのものだ。決して遅いマシンじゃない。速くもないが。
ただ、どうもUIが古くさいというか・・ボタンのサイズを変更する際やボタンの名前を付けたりとか。メーカーサイドの事情もあるとは思うが、ここは改善して欲しい。
iPhoneiPadの双方で使いたければ、同じコードを割り振ればいいらしいのは分かるのだが、あまりに面倒で結局iPhone用のものを作り、iPadのものは途中で止めてしまった。なお、設定はクラウドに保存され、それをスマホからダウンロードする仕組み。

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クラウド上にサーバーが配置されているおかげで外出先からのリモート接続も容易だし、このおかげでiRemoconを通じて部屋の状況が分かる。温度、湿度、照度だけだが、家には猫がいるわけでこの機能はとても便利だ。もちろん、帰宅前にエアコンの温度を下げておく、照明を点けておくなどもできる。ただ、機能を考えた場合にあまり多くのことを不在の家で行うことは少ないだろう。ここは家の電化製品が増えて、色々とアイディアを使うところだろうと思う。今後、色々と考えてみたい。
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一番の不満は音声認識だ。てっきり本体にマイクがあって認識するのだとばかり思っていた。音声認識を使うためにはiPhoneなりでiRemoconのアプリを起動しておかないとならない。そんなことをするくらいなら、そのままボタンを押す方がはるかに手っ取り早い。僕の勘違いだったので申し訳ないのだが、まさかiPhoneのマイクを使うのだとは思わなかった。これは今後の機能向上に期待したい。
 
ただ、マクロを作るのはとても簡単だ。それぞれのボタンに機能を割り振ったボタンを貼り付けていくだけ。必要に応じて次のボタン動作までのスリープタイムも設定できる。
 
総じて、多くの人が使い勝手が良いものとは現時点で思えない。機能的な部分もそうだが、スキンの作成方法とレスポンス、音声認識の方法、不安定さ等、改善すべき点がとても多い。ただ、こういうまだまだこれからと思えるものがどんどん市場に出てくることはとても良いことと思う。
よく「消費者でデバッグ?」などと揶揄される製品も多いが、そうやって積極的に利用者に使ってみてもらって分かることもたくさんある。後はこの製品メーカーの努力の姿勢次第だろう。是非頑張って欲しいと思う。こういったスマートホームを担う製品はこれからたくさん出てくるだろうから。
 
ちなみに、こういった学習リモコン以外にも機器毎に専用のコントロールアプリが出てきている。これらと差別化というか、うまく取り込めるような製品を期待したい。
 
しかしだ。色々と便利な世の中になったモンだ・・と、素直にそう思う。