南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

日常生活で思うこと、電子ガジェット、オーディオ、映画、小説を紹介するサイトです。

シュワちゃん、老けたよなぁ・・ネタバレあり(ターミネーター 新起動/ジェネシス)

前作「ターミネーター」の知識は持っていても、別の映画として観た方が良いね、これ。で、最初に採点しておくと「可」くらいかな。

 

僕は映画日記みたいなものを付けていて、今年になって観た劇場映画はここまで9本、家で手持ちのDVD/BDやレンタルで観た映画が131本。まあ、仕事をして家事をしてって考えるとそれなりに観ていると思う。で、先日「アベンジャーズ」を観た翌週に「ターミネーター 新起動/ジェネシス」を観てきたわけだ。

 

個人的にターミネーターシリーズは「2」が好きである。「1」の倒しても倒しても追いかけてくる緊迫感は「激突!」や「ジョーズ」に似た緊迫感がある。ただ、惜しむらくは古い映画であること。今のVFXに慣れきっている感覚からだと、あのストップモーションなターミネーターはやはりリアリティに欠けるように思う。

 

それに比べると「2」はその辺の時代の溝を埋めてくれていると感じる。特に追いかけてくるT-1000を演じているロバート・パトリックが良い。ニコリともせず、ずっと映画の緊張感を維持できるだけの素晴らしい演技であった。

 

で、「ジェネシス」である。

 

「新起動」と謳われているとおり、これは新しい物語である。出演するキャラクターと設定、前4作の背景を背負わせつつ、新しい物語である。どうやら3部作のようだけれど、興行収入いかんによってはこの1作だけかも知れないが。そもそもシュワちゃんももう年齢的に色々と難しいじゃないのかなぁ?

 

以下、ネタバレになりますのでご注意を。

 

----------cut_here----------

 

何と言っても配役が受け付けない。それはそもそも「1」を知っているからであることが大きいのは認めるけれども、サラ・コナー、ジョン・コナー、共に持っているオーラみたいなものが違い過ぎる。サラ・コナーは既に顔を忘れてしまっているくらいの存在感だったし、ジョン・コナー役のジェイソン・クラークも「これじゃない感」がある。

 

映画によって様々な演技を魅せられる役者は凄いと思う。だけれど、やっぱりその人が持っている芯というかキャラクターみたいなものはあまり変わって欲しくないと思っている。例えば最近のリアム・ニーソンは「96時間」でも「サード・パーソン」でもやっぱりリアムらしかった。でも、ジェイソン・クラークはその点が悪い意味でいまひとつになってしまっていると感じた。人類の救世主には似つかわしくないし、途中で悪役に転じても(この設定もどうかと思う)ボスキャラというよりはせいぜい幹部くらい?に思えてしまう。更に僕にはこの映画の前に「猿の惑星 ジェネシス」のマルコムのイメージが残ってしまっている。真逆だ。

 

もう一つ。途中途中で小ネタが出るのはそれはそれで良いのだけれど、映画全体の緊迫感を削いでいると思える。あれはもう少し出し方を抑えた方が映画が締まったのではないだろうか。

 

良かった点としては、やっぱりシュワちゃんだろうか。年老いてもシュワちゃん。回を重ねる毎に殺人マシーンとしての雰囲気は無くなっていくけれど、それはそれでいてタフであり強敵を相手にしても淡々と闘う姿はやっぱり「ターミネーター」の名にふさわしいと思う。

また、T-1000を演じていたイ・ビョンホンロバート・パトリックに負けないくらい「冷たい機械」的で良かった。

 

総じて映像は綺麗だし、話しもうまくまとめてあるし、料金分は十分楽しめたと思う。そもそも映画好きだしね。ただこれ、続編があるかなぁ・・。って感じたのであった。