南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

バイクレースほど美しくてエキサイトなスポーツは無い(個人の感想です)

僕はバイクが大好き。でも、市販車というかレースが好き。

叔父は僕がまだ小学生に上がる前から海辺にモトクロッサーやトライアル車を運んでいき、僕に乗らせていた。まだ足も全然着かないのに、嬉々として乗っていたのを今でも覚えている。 叔父自身はアマチュアレーサー。当時のFISCOで走っていたが、その後にオートレーサー(まあ、ギャンブルレーサーだね)に転身。60歳をとうに過ぎているが、未だに現役で頑張っている。

その叔父の影響か、僕は小さい頃からバイクが好きで16歳で原付を、17歳で自動二輪中型、18歳で限定解除、21歳でロードレースを始めた。

最初は市販レーサーの「HONDA RS125」を買い、主にFISCOと鈴鹿サーキットを走っていた。当時は(って言うか今もそうかな?)MFJとMCFAJという団体があって、MFJはどちらかと言うと本格的にレースをやる人、MCFAJは草レースの延長みたいな家族的な雰囲気だった。僕はMCFAJではすぐにノービスからジュニアに上がったのだが、MFJはなかなか予選を通ることも難しかった。しかし結局、24歳の時に仕事の関係でレースを止めた。最後のレースは鈴鹿4時間耐久の予選を走っただけだったが、最後のレースで予選を通過できなかったのが今でも残念でならない。

と、まあ、これはどうでも良いことなんだけど、「バイク好きです、オレ」みたいな感じで。

自分が走っていたこともあって、見るのも当然好きだった。バイクレースが好きな人は知っているだろうけれど、1983年のケニー・ロバーツとフレディー・スペンサーのWGPでの戦いは今でも強く心に残っている。何しろレースを始めた年でもある。 そして今でもそれは好きなまま残っていて、サーキットを走ることは無いし、そもそも市販車で公道を走ることすらない。まあ、限定解除していても足が着くバイクがない・・っていらんお世話じゃ。( ̄△ ̄) ちなみに僕は背が低くてちょっと太っている。いらない情報だけれど。でもまあ、片足の先端だけ着けばなんとかなるものである。乗っている人なら分かると思うが。

で、MotoGPなのである。

Youtubeに動画がたくさんあるので、興味がある方は検索してみて欲しい。 f:id:rei1963:20150712181416j:plain 出展 www.motorcycle-usa.com

とりあえずマルク・マルケスを紹介しよう。今もっとも注目されている若手だ。昨年のチャンピオンだが、今シーズンは今一つ戦績が奮わないけれど、今後は期待できるだろう。

最近のマシンの進化は凄まじくて・・と言うか、30年近く経っていれば当然なのだが・・ほとんど転んでじゃねーの?みたいな感じだ。僕が乗っている頃は、マルケスのように意図的にリアをブレイクさせマシンをクリップに向けさせるなんて芸当はあり得ないことだけれど、よくあれでマシンがコントロールできてると思う。スペンサーが当時、フロントを意図的にスライドさせて似たようなことをしていたと記憶しているが(正直、あの時代にあり得ない)、本当に素晴らしい感性と筋力、技術だと思う。

現在はMotoGPでは日本人が走っていないのがとても残念だが、Moto2には中上貴晶選手が、Moto3では尾野弘樹選手と鈴木竜生選手が走っている。まだまだトップ争いができるところまでたどり着いていないが、今後の活躍に是非期待したい。

僕がバイクレースが好きな理由は、元々乗っていたということもあるが、とにかく人車一体の姿がとても美しく、激しくエキサイティングだからだ。それはまだマイク・ヘイルウッドやジャコモ・アゴスチーニが走っていた頃の(もちろんリアルで見たことはない)、タイヤの性能もマシンの性能もまだまだ発展途上でコーナリングもとても速いとは言えない時期からそう思っている。バイクレースは本当に美しい。あくまで個人的な意見だけれども、他のどのスポーツよりもそう感じている。

ちなみに、僕が好きなライダーはやはりバレンティーノ・ロッシ。速いだけではなく、戦術と技術に長けていることもあるがとにかくレースを面白くしてくれるから。歴代で考えれば・・やっぱり「キング・ケニー」ことケニー・ロバーツかな。あのマシンとの一体感はずば抜けていたから。

ところで、小学校の同級生がなぜかYAMAHAのピットでたまに見掛けるのだが(エライさんらしい)、「懐かしい」というより「なんでオメーがいンのよ?オレも連れてってくれよ。(-_-;)」である。怒られるといかんので、これを見ても内緒にしておいて欲しい。